駅前の喫茶店でした
「こんなことになって申し訳ない」
そう言われて、何故か震えが止まらなかった
でも、覚悟してここに来ました
ありのまま話してください、と言いました
しかし、義父から出た言葉はシミュレーションしたどんな言葉とも違いました
「許してもらえるならやり直したいと言っている」
「反省している」
まさか、そんな言葉がでてくるなんて
思ってもいなかった
でも心のどこかで、そんな夢を見ていた自分がいたことに
そのとき気づきました
ああ、やっぱりわたししかいないよね
わたしのとこに戻ってきてくれるよね
一年も持たず結婚生活が終わるなんて
やっぱり嘘だよね
そんなふうに、思ってしまった自分がいました
彼の父を駅まで送り
気づけばわたしは彼に連絡していました