naked diary -22ページ目

naked diary

映画・アニメ・ゲームなどのエンタメ作品を紹介、レビューしていきたいと思います。本もたくさん紹介していきたいなぁ。自分の考えていることも書いていきたいです。

先月、卒業旅行でニューヨークに行ってきたのですが、飛行機内のモニターで、『アーティスト』という映画(今年のアカデミー賞作品賞受賞)を英語版で、観ました。

この映画は、サイレント映画なのでほとんど役者の方たちが言葉を発することは、ありません。

それゆえ、英語版でも時折出てくる英語の字幕(そんなに難しくない)さえ理解すれば、映画の内容はほぼ把握することが出来ます。

この映画から素晴らしいことを2つ挙げてみたいと思います。

まず、1つ目は、このVFXや3Dなどの最新技術を全面に推す映画が氾濫しているなか、あえて白黒サイレントを選び、それが功を奏したこと。

最近、最新技術ごり押しで、ストーリーが大して面白くなかったという映画がちらほらあったりしたのですが、この映画は、最新技術に頼れない分、ストーリーがすごく作り込まれていると感じました。また、口頭からは、人物の感情を感じることが出来ないので、かえって映像から人物の感情を読みとることに集中することが出来ました。

そして、2つ目は、サイレント映画なので、言語に依存していません。故に、どの国の人でも容易に理解することができます。実は、この映画は、アメリカ映画ではなく、フランス映画なのです。

アカデミー賞作品賞をとるためには、英語の映画を作る必要があるのですが、それは、日本人をはじめ、非英語圏の人たちにとっては、なかなかハードルの高いことです。(英語以外の言語でつくられた映画は、アカデミー賞外国語映画賞のカテゴリーに入ります)

狙ったのかどうか分かりませんが、言語に依存しないサイレント映画なら、言葉のハードルを超えてアカデミー賞を狙うことも可能だという訳です。完全にアイディア勝ちだなぁと感心しました。

サイレント映画こそ、本当の意味での「グローバル」映画なんじゃないかなぁと感じました。あらためて、チャップリンの偉大さを思い知らされました。

『アーティスト』、すげぇなぁ。

2012.04.12 追記しました。予告編の動画を貼り付けました。