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結婚する事を決めた私たちは、
その事を私の両親に報告する為に、
EXと一緒に日本に1,2週間ほど帰る事にしました。
前回の訪日と違って重要な任務を背負っているEXは、
「ご両親にどういうふうに日本語で結婚の挨拶をすればいいの?
日本に行くまでに頑張って覚えるから教えて」
と英語をまったく話せない私の両親の為に、
日本語での挨拶を覚えると言い出しました。
「えええー? 何て言うんやろ? 言われた事ないしよくわかんないなぁ。
多分、"ukainouさんをください" かな。
いや、この言い方は古いのかな。 じゃ、やっぱり、
"ukainouさんと結婚させて下さい。 必ず幸せにします。
どうぞよろしくお願いします"
って感じでいいんじゃないかな?
そんでもって挨拶する時は必ず背筋をピンと伸ばして正座して言うんだよ」
と言うと、
「紙に書いてーー! 難しそうだなぁ。 覚えられるかなぁ…」
と言いながらも、それから毎日練習していました。
そして日本に到着して、皆で夕食を囲んだ時、
EXが私を見て目で合図をしました。
「あー、食事の前に何か彼から二人に挨拶があるらしいよ」
と恥ずかしさのあまり、まるで他人事のように私が言うと、
その雰囲気を察した私の父と母が緊張した面持ちで座り直しました。
EXも私の言いつけをきちんと守って、
背筋をまっすぐに伸ばしてやり慣れない正座をしました。
「あーーー、おとーさん、おかーさん、
ぼくはukainouさんと、けっ、けっ、けっこんしたいです。
どか、ukainouさんとけっこんしてください!
しあわせします!
どぞ、よろ、よろ、よろしくおねげーします!!」
と、EXが顔を真っ赤にしながらたどたどしい日本語で一生懸命言いました。
一体私は誰と結婚するんや!と心の中で一人突っ込みながら、
こういうシチュエーションに弱い私はツボにはまってしまって、
噴出しそうになるのを必死な思いで堪えていました。
するとEXの緊張が移ったのか、私の父も緊張した面持ちで、
「○○○君はうちの娘より綺麗好きだし、料理も上手だし、何かとマメだし、
こういう人がうちの娘のお婿さんになってくれたら頼もしいですわ。
うちの娘は料理もできひんし、グータラでっしゃろ?(笑)」
と言い出しました。
すると母が慌てて、
「日本独特のへりくだりは外国の人には通じひんらしいで。
そんな言い方じゃなくて、うちの娘は最高やって言わなあかんねん!」
と父に向かって注意勧告を出しました。
母に注意をされてからは何とか話もスムーズに進み、
無事結婚の挨拶は終了しました。
挨拶の次に私たちがしないといけない事は、
どこの国で結婚式を挙げるか決める事でした。
アメリカ、日本、ヨーロッパの3カ国を跨いだ挙式の準備は、
なかなか大変だったのでした。
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