現在世界最高レベルのライブバンドと名高いMUSEの最新作「the Resistance」をヘビロテ中です。


Know your Enemy!-muse_resistance

ヘビーローテーションという言葉は我々大阪で育ったROCKキッズなら誰しもが聞いていたFM802が言い始めた言葉で・・・ってそんな話はどーでもいいー!!!!!


デビュー当時こそ「レディオヘッドのフォロワーでしょ」と言われていた彼らですが、2nd、3rd、4thとアルバムを出すたびに「MUSEはMUSEでMUSEでしかない!」という確固たる唯一無二のアイデンティティーを強固にしてきたバンドです。

最新作は今までも持っていたクラシック音楽の要素をさらに強め(ショパンのノクターンピアノソロで完コピするわ、最後の3曲はシンフォニーな組曲になってるわ)た上に、クイーンっぽさありーの、ビートルズのサージェントペパーありーの、ブラックサバスばりの早引きメタルありーの、ブルージーなギターソロありーの、グラムっぽさもありーの、中東音楽もありーのの、色んな要素を散りばめたカオスなのに調和がとれてる素晴らしいアルバムです。
自分でも読んでてわけがわからない文章になってますが、実際聞いたら「うんうんそうだね」だと思うんですよ!w
楽曲については楽器もやんなくて音楽理論も何も知らん私よりも的確に書いてらっしゃる方々が星の数ほどいらっしゃるハズなので僕は「とにかく凄いんすよ!」で留めておきますw


この作品は最近流行りの(?)コンセプトアルバムで物語の下敷きはジョージオーウェルのSF小説「1984年」だそうです。


僕はSFはフィリップKディック至上主義なため、恥ずかしながら「1984年」は読んだことはないのですが、wikipediaや歌詞を見る限り「管理社会からの脱却」がテーマのようです。


権力によって個人が管理される恐怖、洗脳、そこからの逃亡or反乱みたいなお話はSFでもはや陳腐といえるぐらいよく見聞きするテーマですが、そのようなSF作品が流行った背景には「冷戦時代の全体主義への得体のしれん恐怖」があるようです。

冷戦がはじまったのは1945年。

1984が書かれたのは1949年。
スターウォーズのジョージルーカス監督の処女作「THX1138」も管理社会からの脱出がテーマで67年制作71年公開。
冷戦真っただ中です。


SFというジャンルは近未来を舞台にして突拍子もない世界を描いているようですが、実は現在進行形で人々が世の中に抱いている不安恐怖憤りetcを反映した寓話が多いです。

もちろんSFに限らず、ホラーでもなんでもいい作品というのは得てしてそういうものですよね

逆に言うとつまらないSFにはそういう要素がない。ただのSFX展覧会じゃ目は楽しめても心には刺さらない。



ここ数年で心に刺さるようなSFといえば「マトリックス」がぱっと思いつきます。
(といっても、もう10年も昔の映画なんですね・・・・)

「マトリックス」が多くの人々の支持を得たのは、もちろん


「うおー!サイバースペースで何かカンフーやったり弾丸避けたりしてる!www」

「かっけー!!!!!!wwww」



てのが第一にあるんでしょうけど

それだけじゃなくて、やはり見る人の心に問いかけるテーマがあったからだと思います。

1999年の世界を生きてると思ってたら、それは虚構の世界で俺たちは実は機械の奴隷だった!(とてもとてもフィリップKディックな世界観です。)

これは現代人に対する「君たちは自分の意志で自由に選択して学校に通ってたり会社で働いてると思ってるだろうけど、それってほんとうに君の意志なの?誰かの意思じゃないの?その生き方は本当に自由なの?そんな生き方でいいの?」というエゲツない問いかけです。

(まぁ、そういうエゲつないムチに対するアメとして「君がうだつの上がらないサラリーマンやってる世界は実は偽物で、現実世界では救世主だったんだよ!」っていう中2病的なカタルシスがあってリアルに中学生だった僕らだけでなくいい大人も皆熱狂したわけですがw)


よくよく考えると99年(全然関係ないけどMUSEの1stが出た年だぜ!)のマトリックスも「管理から目覚めて自由を求める」という「1984年」とかと同じ話なわけです。

もうとっくに冷戦なんて終わったのに、依然として人々は「管理されることへの恐怖」だとか「本当の自由ってなんだろう」とか、そういう話に惹かれてしまう。

もちろん住基ネット的なものへの恐怖とか現代特有のそーゆーのもあるんでしょうけど

「マトリックス」とか「1984年」みたいな話の背景にはもっと根柢の部分で人類が共通して持つ普遍的な感情とか思考とか思想とかの概念というかフォーマットみたいな物があるんだろーなー



↑のようなことをだらだらと考えながらMUSEを聞いてたら、歌詞のあるフレーズがきっかけになって「あ、それって実存主義じゃね」って考えが浮かびましたが長くなったので次の記事に書きます。



ザ・レジスタンス(スペシャル・エディション)

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↑日本盤の気合いのこもった邦題の数々も見逃せない!

長々書いたけど、どうやらこんなことは散々言い尽くされてるようです
まぁでも別々だと思ってたものがある共通点で自分の中で紐づいた時の快感ってあるよね!あるある!www
ってことで見逃して下さいw


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でーん!


というわけで、いきなり画像でかいんだよボケ!重いわ!という読者の方々の声が聞こえてくるようですが
マジでこんぐらいでかかったIMAX!!!!!!!!!

↑すいませんもうやめます。

じゃぁ今からこの鉛筆消すよー

1~2~


どーん!

すいませんもうほんとうにやめます。


いやしかし、ほんとに「体感する」「映画の中に入る」っていうコピーは誇大広告じゃありませんでした。

巨大スクリーン、デジタルでクリアな映像と音響。公開当時二度劇場に足を運び、dvdも買って二回見てる映画ですが、上映が始まった瞬間「今まで僕はこの映画を"眺めて"はいたけど"体感"してなかったんだ!」とジョーカーに鉛筆を頭にぶち込まれたような衝撃とゾクゾク感が全身を走りました!

川崎くんだりまで足を運ぶ価値は十二分にありました。



何故川崎くんだりまで行かなきゃならないのか。
それはIMAXというシステムを導入してる映画館がまだまだ少なく、郊外にしか立地していないからです。
全国で川崎と菖蒲(埼玉)と箕面(大阪)だけ。



今回足を運んだ映画館は川崎駅に直結したショッピングモールの中のシネコンでした。

ショッピングモールは基本的に地域住民が利用するもので、わざわざ都心に住む人が訪れることはありません。
が、この川崎のシネコンにはIMAX目当てのお客さんがわざわざ都心からきてくれるわけです。


僕も家から徒歩五分にショッピングモール内のシネコンがあり、また新宿や渋谷の方が近いにも関わらず、IMAXというハードに魅せられて、片道610円も払ってまんまと集客させられてしまったわけです。




映画というのは、その発明が起きた時代でこそハードに魅力があった産業ですが、映画体験が一般的になり特にテレビが発明され普及してからはソフトで勝負してる産業だと思います。

しかしながら近年はソフトの質に関わらず映画産業は苦境に立たされているようです。

こんな時代に映画産業を再び盛り上げる鍵が、このIMAXというハードなんじゃないか!と思いました。



最近(また)一般的になった3D映画もそうですね。U23Dを見に行きましたがあれもまた「映画を体感!」させるハードだと感じました。
(少なくともU23Dは)DVDでは3Dで見れないようですが、それもDVDを映画の競合と考え、「体感!」という決定的な差別化をすることで映画館に集客するためかもしれません。(単に技術の問題かもしれません。一昔前の赤緑映像と違って、今の3Dのは特殊なスクリーンを使っているらしいので)



何年か前に、映画の集客力の低下を嘆いたジェームズキャメロン監督(ターミネーター、タイタニック等)らがやはり新たな映画体験をさせるためのハードとして、「めがねを掛けない3D映画」のシステムを開発していました。凝り性な人なので新作映画撮るのもそっちのけで。
プレスでそのシステムを使って「スターウォーズ」の頭上を帝国の巨大な戦艦が飛んでいく場面(キャメロンは映画館でこのシーンを見たときに、トラック運転手を辞め映画監督になることを決めた)と、森の中でバイクチェイスするシーンの試写が行われたそうですが、「体感」した関係者達からは「おおおお!」という歓声が上がったそうです。

スターウォーズを2006年から一年に一本ずつこの3Dで公開するなんて話もありましたが、
メガネありの3Dが普及してきていて、キャメロンも新作映画作ったようなので、このシステムの実用化はどうやら見送られたようです。(技術が特殊すぎて映画館が導入するのに負担が大きく普及は難しいという理由かも)

うーん残念。



とはいえIMAXと3Dというハードで集客すれば映画産業盛り上がるんじゃない!?

その為にはその二つの認知を上げること、金銭的ハードルを下げること(どっちも2000円。学割、レディースデー、1stデー、レイトショー料金適用外)、システムを全国的に普及させること
が課題かな

3Dはそこそこ普及してますが、IMAXはまだまだ

そもそもIMAXは認知度すら低い
友達に話しても何それ?という人、3Dと混同してる人も結構いる。


IMAXが郊外にある理由はでっかいスクリーンを入れるためのスペースだと思う。
別にそんなにバカでかいわけじゃないけど
既存の映画館にIMAXを導入しようと思えば、1.新たにIMAX用のスクリーンを作る。2.既存のスクリーンの1つをIMAX用に工事する。のどちらかの方法になるわけだけど。

1は難しそう
2は2で、工事期間中はそのスクリーンは閉鎖しなければならない。都心で集客力のある映画館にとって数日~数週間1つのスクリーンを閉鎖することは大きく収益に響きそう。逆にいえば閑古鳥が鳴いてるような映画館ならIMAX導入が逆転のチャンスなわけですが、そんな映画館にIMAXを導入するお金があるかどうか・・・・

思い切ってIMAXを導入しよう!という全国の映画館に決断してもらうには、IMAXには集客力がある!という事例を作らなければならない。一館が導入によって中期的な成果を上げれば、どんどんIMAX導入に踏み切る映画館が増えるだろう。

そのパイオニアには是非「亀有MOVIX」がなって欲しい!冷え込む日本の映画業界を亀有からHOTにするのだ!(何故亀有かって?もちろん家から徒歩5分だからさ!)

とはいえ、3Dが思いのほか収益を上げていないらしいので、強い集客力を持つハードになってもらうには今以上の何らかの広告的手段を考える必要があると思う。「体感!」をどういう風にアッピールするかだなー


しばらくはIMAXは「川崎くんだりに行くためのインセンティブ」でしょうね。



しかし、いくらハードが凄かろうと、ソフトが箸にも棒にも掛からないようじゃお話にならない。
僕も「ダークナイト」だから見に行ったのであって、来月からの「トランスフォーマーリベンジ」は別に見に行こうとは思わない。

良質なソフトを作り続ける、あたりまえだけどそこを疎かにしちゃいけないと思います。


映画業界の人たち頑張ってください!応援してます!

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~前回のあらすじ~
OZってやっぱ「オズの魔法使い」なのかなー

$Know your Enemy!


オズの魔法使いのあらすじをおさらいしてきました。

オズの国に飛ばされて、色んなキャラを仲間にして旅をするドロシー
が、なつき(昨日なつみって書いたけど確認したらなつきでした)



でその仲間が

1.脳の無いカカシ     →エメラルドシティーの魔女倒して脳ゲット!
2.心の無いブリキの木こり →      ~        心ゲット!
3.臆病なライオン     →      ~        勇気ゲット!




これをサマーウォーズに当てはめると


1.(実力はあるけど)自信の無い主人公          →AIとの戦いを経て自信をゲット!
2.「旧家」にわだかまりを持ってるわびすけおじさん    →   ~    わだかまりが解消して家族ゲット!
3.いじめられっこだったことにコンプレックスがあるカズマ →   ~    ほんとうの強さゲット!



こんな感じかねー
2と3はしっくり来る。バッチリや!
でも肝心の主人公(はい、名前忘れてますw)は消去法ですw

脳て・・・w



もうちょい詳しく書くと

1.主人公
数学の天才なのに、メンタルの弱さや自信のもてない性格やらなんやらのせいで、何も成し遂げられない。
数学オリンピックの日本代表になりそこねたり、暗号解読しても最後の1文字間違えたり。それでますます自信が無くなる。
が、応援してくれるなつきちゃん一族の為鼻血が出るほど頑張って(おそらく初めて)目的をやり遂げる。
自分に自信を持つ男に成長する。


2.わびすけおじさん
大おじいさんの妾の子という出生の為に、人一倍「家族」にこだわりがあるけど陣内家に溶け込めない。その結果家を飛び出す。素直になれず「ばぁさんまだ生きてたのか。誕生日だって知ってたらこなかったよ」とか言っちゃう。責任を取るため、禊ぎの為、おばぁさんの弔いの為戦うことが、陣内家を守る為という「素直な」目的に昇華して、最後には「誕生日」に迎えてもらえる。家族を手に入れる。


3.カズマくん
苛められてたコンプレックスから少林寺を体得し(だからその習得の描写をしろ!)アバターも超強い。勝負には負けたくない。でも自分の為に戦うのはただの暴力であって強さではない。なのでより力の強いAIにはフルボッコにされる。遂に心も打ち負かされ挫折し(泣くのはいじめられてたコンプレックスから)諦めそうになるが、家族を守る為、もっと言えば生まれてくる妹を守る為、兄になったカズマはもう一度AIに立ち向かい、見事AIを倒し(?)ほんとうの強さを持った「大人の少年」に成長する。



映画は、映画の最初と最後で主人公が成長するなり何か変化していないと心に響くものになりません。

そういう観点から見ると、サマーウォーズは主要登場人物3人が事件を通してきちんと成長しているので、よく考えて作られてるなーと改めて思いました。

やっぱ「OZ」は「オズの魔法使いをベースにしたストーリーですよ」ってメッセージで間違いないでしょうね。


そう考えると、SFはやりつくされた感のあるこのご時勢に
AIをただの「わるもの」と見立てるだけの脚本は、ちょっと子供向けすぎないかなーと思ってたけど
成長の為の障害であればいいっていう、「オズの魔法使い」の女王と同じでそういう立場なんだよね
なるほどなー





ちなみに「オズの魔法使い」で僕が好きな台詞はドロシーの

「ライオンさん、勇気が手に入ってよかったわね。でも、臆病だった頃のあなたを思い出して、私きっと時々寂しくなると思うわ」


うろ覚えだけどこんな台詞があった気がする。



この場面はサマーウォーズでは






・・・うーん特に当てはまる所はなかったかなw

でも深くていい台詞だと思うんですよw。
大人になって立派になったけど、思春期の頃が懐かしいみたいなね。
大好きです。



ただの映画ブログになっちゃったなw