世界遺産に落書きし た女子大生
今日は、一日中「静かなる一頁」のことばかり考えていた。なかなか頭から離れない。それくらいこの映画は新しい体験だったんだな。ライカヴァージンだ。
フィレンツェで世界遺産に落書きした女子大生が話題になっている。前にも某大学のサークルが鳥取砂丘にでかい文字を掘ったとして問題になってたっけ。個人的にはいいぞーもっとやれーって感じ許されないことだと思います。でもほんとにそう、個人的には、んなもんどーでもえーやんけ、って思う。「世界遺産」なんて考え方は俺はあんまり好きじゃない。誰かが素晴らしいものとか残すべきものを指定して、権威付けたもの。歴史的価値、芸術的価値、言ってることは理解できるが好きじゃない。無理矢理国とかが保護して、観光地化して、産業化して、観光客が集まってみんなで眺めてる、この眺め方は博物館的な眺め方。そんなところに文化を押し込めないでほしいし、そんなところに無理矢理おしこめられたものは俺にとっては魅力が半減してしまう。無理矢理生かされた文化なんて冷める。もっと生きてる、そこにいま本当に存在するカルチャーが好きだ。人々と切り離されてない、毎秒形を変えていくもの。そう、世界遺産の対極としてストリート・カルチャーなんかがあるんだと思う。彼らは壁に落書きする。それに比べりゃ女子大生の落書きなんてかわいいもんだ。本人らの話では、そこはもともと落書きだらけの場所で、もっとヒドイ落書きがいくらでもあったという。同情の余地もある。なのに、女子大生の落書きはでっかいでっかいニュースになる。世界遺産に書いたから。世界遺産。なんだそれ。そんなに大事かよ。少なくとも俺にはそうではない。素晴らしいものくらい自分で決める。
今日はちょっと中二病っぽいことを書いてしまった。そういう気分なんだろう。ラーメン食お
静かなる一頁
アレクサンドル・ソクーロフ監督。1993年。名古屋今池シネマテークにて。
まったく他で見たこともないような映画だった。こんなものが世の中にあろうとは。俺は今まで、自分は割と間のある映画が好きだ、と思っていた。それは「間」もリズムのひとつとして捉えていたからだ。そのリズムがない作品はいわゆる「間延び」してしまうから、みんなはそれを避けるし、俺も作る時は間延びを避けよう、と思っていた。しかしこの映画にそんな概念はない。ここにあるのはリズムに帰す「間」ではない、ただ純粋に絵と時間、それだけ。そして、それでも全然映画でありうる、というかずっと映画的だったりするということを、この映画を見て思い知った。今はこれ以上なんといったらいいのかわからないし、自分が好きなのか好きでないのかもよくわからないけど、とりあえず、見てよかった、それだけは言える。
しっかし今日はバスに乗り遅れたため、たまにはバイセコーで映画館でも行こうかしら、と思って出発したらいつの間にか道に迷ってしまい、気付けば大須にたどり着き、「エルミタージュ幻想」を見逃してしまった。明後日あたりに見ることにする。でも道に迷ったせいで、普段通らない道を通った。大きい通りから一本入った、団地とかタバコ屋とかクリーニング屋が立ち並ぶ、ちょっと汚い通り。ああいう場所がたまらなく好きだ。少しダーティで、リアルで、生活感があり、日陰にあるもの。そういうものがきっと自分は好きなんだと思う。
★★★★
(追記)そういえば俺が思春期に入って初めて浸かったサブカルチャーが日本語RAP/HIPHOPカルチャーで、それは上記のような特徴をまさに持っている(当時、日本語ラップはアンダーグラウンドからオーバーグラウンドに徐々に表出してくる、そんな過渡期であり、日陰もんだった)。この「カッコイイもの」の原初的体験が自分の好みに影響を与えているのか、逆にそういうものに惹かれるからこそ自分はヒップホップにハマったのか。まぁ、きっとその両方なんだろう。
ブライアン・デ・パルマが好きな女性
大学のサークルの新入生にブライアン・デ・パルマが好きな女性がいる。
デ・パルマが好きっていうのはすごい。いまだそんな女性には会ったことがなかった。一番好きな映画監督がデパルマ。デパルマっていうのがいい。デパルマの良さがわかるってのがなんだかとても嘘っぽくないというか、変にスノッブぽくなくていい。盲点な感じがする。正直実は俺もデパルマってわからない。面白いんだけど、本当にデパルマがしっくり来ているかといわれれば、来てないし、映画をいくらか見てる人でも大多数は実は来てないんじゃないだろうか。ましてや若造の俺になんてわかるはずもない。デパルマと口にする人の8割はただ響きがかっこいいからデパルマデパルマ連発してるだけなのだ。そのデパルマが一番好き!っていうくらいだから、しっくり来てるわけなんだよねデパルマが。デパルマのあの感性がわかる人間なわけだ。さすがにわからないのに一番好きとは言えないだろう。人間そういうとこは嘘つけない。と俺は信じている。だからあの人はデパルマがわかる人なんだね。すごいよ。俺も殺しのドレスをもう一回見よう。デパルマ。デパルマ。デパルマ。デパルマ。デパルマ。デパルマ。デパルマ。うん。おやすみ
Black,Heavy Beauty
6月22日 名古屋APOLLO THEATER
『Black,Heavy Beauty』
THE RODEO CARBURETTOR、The Jerry、GREAT ADVENTURE
行ってきた。
アポロシアター。入って気付いたけどここ初めてだった。ダイアモンドホールは何度も行っていたから、行ったことあるような錯覚をしてた。地下。ちょっと不思議な形のライブハウス。奥の方何があんの?
The Jerry
ロデオキャブレターのお友達らしい。名前も知らなかった。なんというか、J-ROCKぽくて、いくつかかっこいい曲もあった気がする。ボーカルの人の声が独特。
GREAT ADVENTURE
本命。1stの頃から好きなバンドなんだけど、もういよいよ貫禄出てきた感じがする。今回はNOMOTOさん(ドラム)をずっと見てた。なんて熱いプレイなんだ・・・魂にひびくぜ。ベースの人はネイティブアメリカンみたいな格好してた。最近はボーカルは日本語も喋るようになった。でもベースの人はネイティブでも聞き取れそうにないファンキー適当英語でなんか色々言ってた。みんなそこそこに反応してた。おもろ。
今回のアルバムはタテノリのロックっぽい曲が増えた。ゴリゴリ。いい。でもこの人たちはライブバンドだと思う。ライブの方がCDの何十倍もいい(マジで)。ライブ見たら誰もが惚れるはずだ。今回は新アルバム曲中心。オーディエンスとかもやってた。しっかしunfunky parrot→i'm reborn nowの流れとかかっこよすぎだよ!!!オラ久しぶりにサブイボ立っただよ。更に進化してるだーよ。そんな感じだよ。しっかし女の子のファン多いな。
THE RODEO CARBURETTOR
名前と曲ちょっとだけ知ってた。正直曲だけ家で聞いてたときはイマイチ・・・とか思っちゃってたけど、ライブ見たらすげー!!!かっちょえー。ロックの醍醐味を120パーセント詰め込んだようなライブで、客もモッシュモッシュしまくり。ブランキージェットシティみたいな出で立ちと音で、まったく隙がない。かっこいいってのはこういうことなんだぜ・・・って感じ。ボーカルギターとベースも縦横無尽に動きまくりで最高だったけど、なんといってもドラムの人!上半身裸。すんげードラム。体にズコズコ響く。曲ほとんどわかんなかったけどとにかく圧倒された。ちょっとファンになりそう。でもメロディがあんんまり好きになれないのが残念。アンコールでやった「タクシードライバー」みたいな曲ばかりならいいなぁ。
ロックっていいなぁ、と思い直した夜。たまには行くもんだライブハウス。
帰りはココイチでカレー食って、カレーを右にするかライスを右にするかどっちが正解なのか迷いながら地下鉄に乗って帰宅したのでした。相変らず俺の家はしょっぱいニオイがする。
ボンボン
アルゼンチン。おっさんと犬の出会いと旅。しかし珍道中というほど珍でもなく、心と心のふれあいっていうほどウェットでもない、それがいい。犬とおっさんを中心にいろんな人がスクリーンに顔を出すのだけれど、みんなすごくみずみずしくて人間くさい表情。顔アップのカットが多く、また手持ち多目で撮っているため、ドキュメンタリータッチとまではいかないまでも、人間のリアルな表情を切り取ることに成功している。ビンボーな人、働いてる人、お金がある人、そして犬、誰もがひたむきに、どっこい生きてる。はて、幸せってなんだろう。と考え直させる。再開の場面は最高でした。ほのぼのと人間賛歌。
★★★☆