CHANCEグループからの派生ユニット、CHANCE的IDOL=CHANDOL(チャンドル)が、今年からCHANDOLL(チャンドール)に改名し、新年一発目のライブである。
赤坂の現場に到着すると、開場を待つ客の行列が、今まで見たことのないような長さになっていたのに驚いた。
おそらく30人くらいの人間が、表に並んでいたように思うが、こういう光景を目の当たりにすると、少しずつだが、ここでの彼女達の活動の成果が、目に見えるようなかたちで実を結んできたような気がして、嬉しくなってくる。
去年の今頃に、この場所で観客動員が4人という、演者よりも観客の数が少ないという、空前絶後のライブを体験している身からすると、たかだか30人程度とはいえ、この階段の外まで続く人の列なりには、感激してしまった。
場内に入ると、受付の位置が微妙に変わっていて、客席に置かれた椅子の数も、今まで見てきた中で、この日がいちばん多かったような気がする。最終的には、50人位の観客がいたのではないだろうか。
また、今回から、開演前の舞台に、白い幕が張られていたのも、ちょっとした変化だった。
ライブが始まり、CHANDOLからCHANDOLLに改名した理由が、何であったのかを理解するまで、さほど時間はかからなかった。
もはや、これはチャンドールによる東京パフォーマンスドールのトリビュートコンサートである。
オープニングの「OVERNIGHT SUCCESS」から、アンコールの「CAN'T STOP THE MUSIC」まで全13曲中、11曲がTPDナンバーという驚愕のセットリスト。
これが、はたして良いことなのか、悪いことなのかという問題は後述するが、当然、このライブの要(かなめ)であり、軸になってくるのは中川雅子、徳永愛の元TPDメンバーである。
前記した二曲以外にも、「JUST LIKE MAGIC」、「ブキウギ・ダンシング・シューズ」といった定番曲、さらには「NATURAL LOVERS」、「I'M SO EXCITED」といったレア曲が、大胆にも取り上げられていた。
そんな中、自分にとって、もっとも意味深かったのは、19年ぶりに「ラッキー・ラヴ」を生で聴けたことだった。
イントロがかかった瞬間、思わず声にならないような声を発してしまったが、イントロの数秒間だけで、ここまで高揚感を与える曲が、他に存在するだろうか。
昨年、この場所で、やはりチャンドルの「GO WEST」を聴いたときも異常に高まったが、「ラッキー・ラヴ」の破壊力はそれに匹敵するか、あるいはそれ以上である。
この二曲に共通して言えることは、もう二度とライブで観ることも、聴くことも出来ないだろうと、諦めていた曲だということ。
いや、ホントに…!! 「ラッキー・ラヴ」のリードボーカルがスズでなく、マチャコだったら、オレは人目をはばからず号泣していたかもしれない。
誤解のないように言っておくと、スズの「ラッキー・ラヴ」がダメなわけではなく、マチャコが21年前に、RUIDOで歌った、当時の雅子様御成婚にひっかけた同曲のインパクトが、オレの中であまりにも特別すぎたので、あれと比較すると…という意味である。
ライブの終盤には、これまた驚きの選曲で、ついに「BAD DESIRE」までもが解禁される。
そして、この曲のボーカルを務めたのが、この日がCHANDOLLデビュー戦の、新メンバー、新谷さや香である。
おそらく彼女は、この曲がTPDのライブにおいて、どういうものだったのかを何も知らないだろう。
つまり、ほとんどワケがわからすに歌っていたのだと思うが、意外なことに、彼女の歌う「BAD DESIRE」は、それはそれで悪くない。というよりも、歴代の「BAD DESIRE」にはないような妙味というか、不思議な味がある。
同時に、今後、彼女がこの曲を歌い込んでいくうちに、さらに良くなっていくような気がする。
今回のライブを見て、ルックスを含め、結構、彼女のことを気に入ってしまったかもしれないww
そして、ラストはとどめとばかりに「WEEKEND PARADISE」が披露されたわけだが、アンコールの「CAN'T STOP THE MUSIC」を含め、とにかく今回のライブは、長年のTPDファンとしては、お腹が一杯になるようなメニューであった。
もちろん、チャンドールには、かつてのTPDのような凄みはないし、今回の公演にしたって、当時のTPDのライブほど、様式として完成されているわけではない。
それでも自分は、限りなくTPDのライブの近似値を導き出した、この公演の内容を、全面的に支持したい。
ひとつ間違えると、単なる懐メロ大会になりかねない危険性を伴ったライブでもあったが、決してそういう展開にならなかったのは、TPDナンバーの持つ異様なパワーと、中川、徳永の現役感が、いまだ衰えることなく健在だったからだろう。
そして、チャンドールが、TPDの代用品として、この先も、ずっと同じように機能していけばいいのかといわれれば、乱暴な言い方をすると、自分はそれでもいいと思っている。
ポール・マッカートニーのコンサートのハイライトが、いまだにビートルズナンバーであり、観客がそれを求め、支持しているのは、ポールがビートルズのメンバーであったからに他ならない。
それと同列に扱うのも、ムチャな話かもしれないが、少なくとも、元TPDメンバーがこのグループにいる限り(つまり中川と徳永)、TPDナンバーを取り上げることに、オレは何の異論もない。
こうなってくると、木曜日のセットリストが、どうなるのかも非常に気になるところだが、今週の木曜は、とても赤坂に行けそうにないので困った…。
赤坂の現場に到着すると、開場を待つ客の行列が、今まで見たことのないような長さになっていたのに驚いた。
おそらく30人くらいの人間が、表に並んでいたように思うが、こういう光景を目の当たりにすると、少しずつだが、ここでの彼女達の活動の成果が、目に見えるようなかたちで実を結んできたような気がして、嬉しくなってくる。
去年の今頃に、この場所で観客動員が4人という、演者よりも観客の数が少ないという、空前絶後のライブを体験している身からすると、たかだか30人程度とはいえ、この階段の外まで続く人の列なりには、感激してしまった。
場内に入ると、受付の位置が微妙に変わっていて、客席に置かれた椅子の数も、今まで見てきた中で、この日がいちばん多かったような気がする。最終的には、50人位の観客がいたのではないだろうか。
また、今回から、開演前の舞台に、白い幕が張られていたのも、ちょっとした変化だった。
ライブが始まり、CHANDOLからCHANDOLLに改名した理由が、何であったのかを理解するまで、さほど時間はかからなかった。
もはや、これはチャンドールによる東京パフォーマンスドールのトリビュートコンサートである。
オープニングの「OVERNIGHT SUCCESS」から、アンコールの「CAN'T STOP THE MUSIC」まで全13曲中、11曲がTPDナンバーという驚愕のセットリスト。
これが、はたして良いことなのか、悪いことなのかという問題は後述するが、当然、このライブの要(かなめ)であり、軸になってくるのは中川雅子、徳永愛の元TPDメンバーである。
前記した二曲以外にも、「JUST LIKE MAGIC」、「ブキウギ・ダンシング・シューズ」といった定番曲、さらには「NATURAL LOVERS」、「I'M SO EXCITED」といったレア曲が、大胆にも取り上げられていた。
そんな中、自分にとって、もっとも意味深かったのは、19年ぶりに「ラッキー・ラヴ」を生で聴けたことだった。
イントロがかかった瞬間、思わず声にならないような声を発してしまったが、イントロの数秒間だけで、ここまで高揚感を与える曲が、他に存在するだろうか。
昨年、この場所で、やはりチャンドルの「GO WEST」を聴いたときも異常に高まったが、「ラッキー・ラヴ」の破壊力はそれに匹敵するか、あるいはそれ以上である。
この二曲に共通して言えることは、もう二度とライブで観ることも、聴くことも出来ないだろうと、諦めていた曲だということ。
いや、ホントに…!! 「ラッキー・ラヴ」のリードボーカルがスズでなく、マチャコだったら、オレは人目をはばからず号泣していたかもしれない。
誤解のないように言っておくと、スズの「ラッキー・ラヴ」がダメなわけではなく、マチャコが21年前に、RUIDOで歌った、当時の雅子様御成婚にひっかけた同曲のインパクトが、オレの中であまりにも特別すぎたので、あれと比較すると…という意味である。
ライブの終盤には、これまた驚きの選曲で、ついに「BAD DESIRE」までもが解禁される。
そして、この曲のボーカルを務めたのが、この日がCHANDOLLデビュー戦の、新メンバー、新谷さや香である。
おそらく彼女は、この曲がTPDのライブにおいて、どういうものだったのかを何も知らないだろう。
つまり、ほとんどワケがわからすに歌っていたのだと思うが、意外なことに、彼女の歌う「BAD DESIRE」は、それはそれで悪くない。というよりも、歴代の「BAD DESIRE」にはないような妙味というか、不思議な味がある。
同時に、今後、彼女がこの曲を歌い込んでいくうちに、さらに良くなっていくような気がする。
今回のライブを見て、ルックスを含め、結構、彼女のことを気に入ってしまったかもしれないww
そして、ラストはとどめとばかりに「WEEKEND PARADISE」が披露されたわけだが、アンコールの「CAN'T STOP THE MUSIC」を含め、とにかく今回のライブは、長年のTPDファンとしては、お腹が一杯になるようなメニューであった。
もちろん、チャンドールには、かつてのTPDのような凄みはないし、今回の公演にしたって、当時のTPDのライブほど、様式として完成されているわけではない。
それでも自分は、限りなくTPDのライブの近似値を導き出した、この公演の内容を、全面的に支持したい。
ひとつ間違えると、単なる懐メロ大会になりかねない危険性を伴ったライブでもあったが、決してそういう展開にならなかったのは、TPDナンバーの持つ異様なパワーと、中川、徳永の現役感が、いまだ衰えることなく健在だったからだろう。
そして、チャンドールが、TPDの代用品として、この先も、ずっと同じように機能していけばいいのかといわれれば、乱暴な言い方をすると、自分はそれでもいいと思っている。
ポール・マッカートニーのコンサートのハイライトが、いまだにビートルズナンバーであり、観客がそれを求め、支持しているのは、ポールがビートルズのメンバーであったからに他ならない。
それと同列に扱うのも、ムチャな話かもしれないが、少なくとも、元TPDメンバーがこのグループにいる限り(つまり中川と徳永)、TPDナンバーを取り上げることに、オレは何の異論もない。
こうなってくると、木曜日のセットリストが、どうなるのかも非常に気になるところだが、今週の木曜は、とても赤坂に行けそうにないので困った…。