年の瀬も押し迫ってしまったが、今年は正月休みが、例年よりも長いので、どこまで書けるかわからないが、せっかくなので、年末に自分が参戦したライブの記録でも書いてみよう。

この日は、あっちこっちでアイドル現場がバッティングしており、本当に体がいくつあっても足りないような一日だった。

悩んだ末、最終的に昼はシブゲキで新生東京パフォーマンスドールを観て、夜は新木場のSTUDIO COASTでベイビーレイズのワンマンライブを観ることにした。

女子流の武道館とアプガの赤レンガ倉庫を干して、ベイビーレイズに参戦とか、夏頃の自分には考えられない展開だが、ヲタとしての自分の本能に忠実に従うと、今はベイビーレイズを選択するべきだという結論に至った。

ベイビーレイズに関していうと、自分は完全に遅れてきたファンであり、「暦の上ではディセンバー」のリリイベで、初めて現場に行き、メンバーと接触して、あっさりと釣られた新参者である。

もちろん、デビューの頃から、彼女達のことは知っているし、とくにアイドリングのオーデの最終選考に残った2人に関しては、何となくシンパシーを覚えていたのも事実。ようするに、これまで現場に行く動機というか、きっかけが「暦の上ではディセンバー」までなかっただけのこと。

そのとき、間近で見たメンバーのルックスも良かったが、それ以上に、レプロ所属のメジャーアイドルにしては、どこか垢抜けないような、親しみやすさにも惹かれた。

STUDIO COASTのロビーには、上り調子の旬なアイドルらしく、各方面から贈られてきたスタンド花が飾ってあった。

しかし、自分がいちばん期待していた人物からの花は、残念ながらそこにはなかった。

飛び入りで、ステージに出てこいとまでとは言わないけど…

能年、花くらい出してやれよwww

ベイビーレイズが、この数ヵ月の間に、あまちゃんの恩恵を授かったのかと、言われれば確かにそれはあったと思う。

しかし、率直な感想をいうと、自分が当初、思っていたほど、あまちゃんブームの恩恵に乗れなかったなという印象もある。

あまちゃんに便乗して、一気にここで盛り上がらなくては、この先も永久に浮上することがないような気もするが、ひょっとしたら、これが、このグループの宿命なのかもしれない。

紅白のあまちゃん枠での出場も決まったようだが、それにしたって、本番で、どこまでキチンとした扱いを受けるのか、かなりあやしいものだと思う。まあ、普通に考えたらベイビーレイズというテロップすら出ないだろう。

ただ、個人的な意見を言うと、「暦の上ではディセンバー」は、確かに優れた楽曲だとは思うが、一方で、これまでに彼女達が歌ってきた攻撃的な楽曲と比較すると、あまりベイビーレイズらしくない曲だと思う。

この曲は、あくまでもあまちゃんのサウンドトラックであり、ベイビーレイズのために書かれた曲ではないのだから、当然といえば当然だ。言い方を変えると、単に成り行き上、歌わされただけの話。

今回のライブで、この曲をどう扱うのかに、自分は注目していたが、決して、特別扱いするわけではなく、ライブの中盤のわりとどうでもいいようなところで、アッサリと歌われた。

それは、あまちゃんに関わったからといって、ウチらの活動は決してブレていませんよということを、端的に表しているようにも思えたが、結果的にこれが正しかったのかどうかは、新参のオレにはよくわからない。

ただ、この曲の扱いに関係なく、彼女達のライブそのものは本当に楽しくて、二時間があっという間に終わった。

今回のライブでは、来年、リリース予定の新曲も披露され、これがまた一聴した感じでは、微妙な印象の曲だが、きっと、その頃にはリリイベで、また彼女達に会いにいくことになるだろう。