女子流終了後、さすがに疲労を感じて、ライブの暑さから一時的に避難するために物販ブースが密集するGRAND MARKETへ行くことにする。
すると、いちばん目につく場所にハイパーヨーヨのブースがあり、しかもメンバーが3人ともいるではないか。
これは少し、挨拶をしておく必要があると思った。
「元東京メッツだって聞いたんだけど…?」
見知らぬ男のおそらく彼女達にとっては想定外の言葉に対し、一瞬、不意をつかれたような反応を見せたメンバー達だったが、話をしてみるといわゆるアイドルが物販で見せるようなノリとはちょっと違っている。3人とも無駄にテンションが高く、キテレツなステージパフォーマンス同様、何かキャラ設定をしているのだろうと思った。
そして笑えるのが、そこで売られているオフィシャルグッズの数々である。
最新シングル「BEACH POWER」のスリーブ写真はビーチボーイズの「サーファー・ガール」のジャケ写の完全なパロディ。ちなみに裏ジャケの写真も同じくビーチボーイズの「オール・サマー・ロング」のジャケ写のパロディである。
さらに彼女達が今、着ているTシャツのロゴはTHE WHOのパロディで、ツナギの後ろに書いてあるハイパーヨーヨの字体はブルーハーツのベストアルバムと同じ字体。他にはラモーンズなどもあった。
もっとスゴイのがUWF(かつて前田日明らが所属していたプロレス団体)のマークをパロったリストバンド。しかもそこには「密航」と書かれている。
一応、説明しておくと当時、UWFの試合を見るために日本中のプロレス会場を駆けずり回るファンが出没し、それまではプロレスの試合見たさに遠征をするコアなファンなどは存在しなかったため、彼らはプロレスファンの間で「密航者」と呼ばれるようになった。
…で当然、そんなことはドがつくようなマニアしか知らないことなのだが、おそらくハイパーヨーヨの運営サイドには、きっと、そういったプロレス事情に精通した人間がいるのだと思う。
ちなみにそこで販売されていたグッズの元ネタをすべて知るような人間は、ほとんど皆無に等しいらしく「よく、知ってますね」と彼女達も結構、ビックリしていたが、それはオレが詳しいわけではなく、単にそれらを発案した人間の趣味と自分の趣味とが一致していただけのこと。
プロレス兼ロック兼アイドルライターの吉田豪が、このグループを推しているのも、ロックであるとかプロレスであるとかいったハイパーヨーヨのセンスが思いっきり彼のツボにハマっているのだと思う。というか絶対にそうだろう。
さらにはそこで昨日に引き続き、アップアップガールズ(仮)の握手会にも参加する。
結局、今回のTIFでCDを購入して接触したのはハイパーヨーヨとアプガだけだった。
しばらくして、そのアプガを観るため、湾岸スタジオ屋上のSKY STAGEへと移動した。
湾岸スタジオの屋上は先日の金環日食の際にSMAPのメンバーが早朝に中継をしていた場所なのだが、ここは見はらしは最高なんだけど、問題なのは日陰がまったくないというねwww
一日の中でいちばん暑い時間、さらに地上よりも太陽に近付いた分だけ余計に暑いような気がする。
そういえば、ここに到着後、しばらくしてから暑さにやられて担架で運ばれていたアイドルが2人いたけど大丈夫だったのだろうか。また、ほぼ同じ時間にアリス十番のメンバーも3人が熱中症で倒れたと聞いた。
こうなってくるとアイドルもヲタもほとんど命懸けである。
舞台の進行が遅れていたらしくアップアップガールズ(仮)が登場するまでに、結構な数のアイドルを観ることになった。
RYUTist、ひめキュンフルーツ缶、怪傑トロピカル丸、KNU、さくら学院など…。
現場には容赦ない日が照りつけ、視界が歪むような熱が支配しており、とてもじゃないがステージの前に近づいていって観ようなどという気にはなれず、さくら学院以外のグループは少し離れた場所から地べたに座り込み、ぼんやりとステージを眺めていた。
ステージの横には次の出番のアイドルが控えるテントが設置されているのだが、おそらくテントの中は蒸し風呂状態なのだろう、アプガのメンバーが全員、テントの外で待機していて、それを付かず離れずの位置からヲタが見ていたので途中から自分もそっちへ移動することにした。
アップアップガールズ(仮)がステージに立つ頃は強烈な西日が湾岸スタジオの屋上を照らしつけ、それは蒸し風呂というよりも、まるでフライパンの上で焼かれているような気分だった。
しかし、それ以上に、この日のSKY STAGEで行われた彼女達のパフォーマンスは素晴らしく、こちらとしても長時間ずっと暑さに耐えてきた甲斐があったというものだ。
さらに当初のタイムテーブルでは、この日のアプガの出番はSKY STAGE一回こっきりの予定だったはずが、急遽、SMILE GARDENのトリを務めることが発表される。
今回のTIF2012を最終的にアプガで締めることが出来るのは、自分としては、すごく充実感が得られると思った。
夜に向けて、早めに飯をとり、そのあとはSMILE GARDENにずっと張り付くことにする。
出番に大幅な変更が生じているらしく、ステージ上には20人近いE-Girlsのメンバーが出てきた。
このグループも初めて観たのだが、非常にシンプルな感想を言うと、すごくハイレベルなダンスを披露する本格的なダンスグループだと思った。
EXILEの妹分というだけで、すでに芸能界的というかテレビ的なオーラを発しており、他の出演者とは一線を画したような存在感を放っているところが単純に凄い。
ただ、彼女達のパフォーマンス、このTIFの現場では少し場違いなイメージがあった。つまりダンスのアンサンブルとかが、あまりにも本格的であるがゆえに、他の出演者と比べて、それはどこか浮いているようにも見える。
途中、「渚のシンドバット」を歌ったりしてオッサン連中が盛り上がっていたが、それにしたってどこか普通のアイドルコンサートの沸きかたとは微妙に違っているように感じた。
個人的には、このグループ、アイドルとは関係のない現場でまた観てみたいと思った。
あとはバニラビーンズとかも出てたね。
バニビといえば先日、リリースされた新曲のカップリング曲にRCサクセションの「君が僕を知っている」という驚愕のカバー曲を取り上げ、思わずリリイベに出かけていき、メンバーに直接、TIFでRCを歌ってくれと直訴したのだけど、結局、今回のTIFでは、この曲は一度も歌われなかったみたいだ。
また、この日、二回目の女子流のライブもこの時間帯に行われたが、セトリを昼とは大幅に変えてきて、夜は、結構、落ち着いた楽曲で占められていた。
あとは今回は観る予定のなかったアフィリアサーガイーストもタイムテーブルの変更なのだろうか、ラストのアプガの前にいきなり登場する。
さすがに、この時間になってくると完全に陽も落ちて、ようやく日中の灼熱地獄から解放されてきた。
TIF2012のエンディングも近づいてきてアフィリアのライブに場内の客も沸きまくっている。
アフィリア終了後、アフィリアの客と入れ替わるように最後は結構、前のほうでアプガを観ることが出来た。
昨年のTIFのラストにアリス十番を見たときのような余韻はなかったけど、それでも不思議な満足感を感じた。
そして祭りのあとの気だるいムードを引きずりながら、そのまま後夜祭のアイドルサマージャンボリーアンコールに突入する。
アイドルとは無関係の曲が多いが、とりあえずそんなことはどうでもよく、舞台の上のアイドル達を統治するアイドリングのリーダーは果たして「あの言葉」を言ってくれるかどうか…オレの興味はそれだけだった。
まいぷる、頼む。
アンタの口から聞かせてくれ。
今、オレたちが死ぬほど聞きたがっている「あの言葉」を…!!
そして、本当に最後、「にんげんっていいな」を歌い終えたアイドリングのリーダーは、みんなの前でようやくあの言葉を言ってくれた。
「来年もまた、ここ東京アイドルフェスティバルで会いましょう!!」
二日間、歩き回った代償として足の裏は靴擦れをおこし、直射日光を浴び続けた体は火照りっぱなしで、日焼けで悲鳴をあげているが、まいぷるのこの言葉で、来年もここにくるぞという気になってきた。
TIF2013でまた…!
すると、いちばん目につく場所にハイパーヨーヨのブースがあり、しかもメンバーが3人ともいるではないか。
これは少し、挨拶をしておく必要があると思った。
「元東京メッツだって聞いたんだけど…?」
見知らぬ男のおそらく彼女達にとっては想定外の言葉に対し、一瞬、不意をつかれたような反応を見せたメンバー達だったが、話をしてみるといわゆるアイドルが物販で見せるようなノリとはちょっと違っている。3人とも無駄にテンションが高く、キテレツなステージパフォーマンス同様、何かキャラ設定をしているのだろうと思った。
そして笑えるのが、そこで売られているオフィシャルグッズの数々である。
最新シングル「BEACH POWER」のスリーブ写真はビーチボーイズの「サーファー・ガール」のジャケ写の完全なパロディ。ちなみに裏ジャケの写真も同じくビーチボーイズの「オール・サマー・ロング」のジャケ写のパロディである。
さらに彼女達が今、着ているTシャツのロゴはTHE WHOのパロディで、ツナギの後ろに書いてあるハイパーヨーヨの字体はブルーハーツのベストアルバムと同じ字体。他にはラモーンズなどもあった。
もっとスゴイのがUWF(かつて前田日明らが所属していたプロレス団体)のマークをパロったリストバンド。しかもそこには「密航」と書かれている。
一応、説明しておくと当時、UWFの試合を見るために日本中のプロレス会場を駆けずり回るファンが出没し、それまではプロレスの試合見たさに遠征をするコアなファンなどは存在しなかったため、彼らはプロレスファンの間で「密航者」と呼ばれるようになった。
…で当然、そんなことはドがつくようなマニアしか知らないことなのだが、おそらくハイパーヨーヨの運営サイドには、きっと、そういったプロレス事情に精通した人間がいるのだと思う。
ちなみにそこで販売されていたグッズの元ネタをすべて知るような人間は、ほとんど皆無に等しいらしく「よく、知ってますね」と彼女達も結構、ビックリしていたが、それはオレが詳しいわけではなく、単にそれらを発案した人間の趣味と自分の趣味とが一致していただけのこと。
プロレス兼ロック兼アイドルライターの吉田豪が、このグループを推しているのも、ロックであるとかプロレスであるとかいったハイパーヨーヨのセンスが思いっきり彼のツボにハマっているのだと思う。というか絶対にそうだろう。
さらにはそこで昨日に引き続き、アップアップガールズ(仮)の握手会にも参加する。
結局、今回のTIFでCDを購入して接触したのはハイパーヨーヨとアプガだけだった。
しばらくして、そのアプガを観るため、湾岸スタジオ屋上のSKY STAGEへと移動した。
湾岸スタジオの屋上は先日の金環日食の際にSMAPのメンバーが早朝に中継をしていた場所なのだが、ここは見はらしは最高なんだけど、問題なのは日陰がまったくないというねwww
一日の中でいちばん暑い時間、さらに地上よりも太陽に近付いた分だけ余計に暑いような気がする。
そういえば、ここに到着後、しばらくしてから暑さにやられて担架で運ばれていたアイドルが2人いたけど大丈夫だったのだろうか。また、ほぼ同じ時間にアリス十番のメンバーも3人が熱中症で倒れたと聞いた。
こうなってくるとアイドルもヲタもほとんど命懸けである。
舞台の進行が遅れていたらしくアップアップガールズ(仮)が登場するまでに、結構な数のアイドルを観ることになった。
RYUTist、ひめキュンフルーツ缶、怪傑トロピカル丸、KNU、さくら学院など…。
現場には容赦ない日が照りつけ、視界が歪むような熱が支配しており、とてもじゃないがステージの前に近づいていって観ようなどという気にはなれず、さくら学院以外のグループは少し離れた場所から地べたに座り込み、ぼんやりとステージを眺めていた。
ステージの横には次の出番のアイドルが控えるテントが設置されているのだが、おそらくテントの中は蒸し風呂状態なのだろう、アプガのメンバーが全員、テントの外で待機していて、それを付かず離れずの位置からヲタが見ていたので途中から自分もそっちへ移動することにした。
アップアップガールズ(仮)がステージに立つ頃は強烈な西日が湾岸スタジオの屋上を照らしつけ、それは蒸し風呂というよりも、まるでフライパンの上で焼かれているような気分だった。
しかし、それ以上に、この日のSKY STAGEで行われた彼女達のパフォーマンスは素晴らしく、こちらとしても長時間ずっと暑さに耐えてきた甲斐があったというものだ。
さらに当初のタイムテーブルでは、この日のアプガの出番はSKY STAGE一回こっきりの予定だったはずが、急遽、SMILE GARDENのトリを務めることが発表される。
今回のTIF2012を最終的にアプガで締めることが出来るのは、自分としては、すごく充実感が得られると思った。
夜に向けて、早めに飯をとり、そのあとはSMILE GARDENにずっと張り付くことにする。
出番に大幅な変更が生じているらしく、ステージ上には20人近いE-Girlsのメンバーが出てきた。
このグループも初めて観たのだが、非常にシンプルな感想を言うと、すごくハイレベルなダンスを披露する本格的なダンスグループだと思った。
EXILEの妹分というだけで、すでに芸能界的というかテレビ的なオーラを発しており、他の出演者とは一線を画したような存在感を放っているところが単純に凄い。
ただ、彼女達のパフォーマンス、このTIFの現場では少し場違いなイメージがあった。つまりダンスのアンサンブルとかが、あまりにも本格的であるがゆえに、他の出演者と比べて、それはどこか浮いているようにも見える。
途中、「渚のシンドバット」を歌ったりしてオッサン連中が盛り上がっていたが、それにしたってどこか普通のアイドルコンサートの沸きかたとは微妙に違っているように感じた。
個人的には、このグループ、アイドルとは関係のない現場でまた観てみたいと思った。
あとはバニラビーンズとかも出てたね。
バニビといえば先日、リリースされた新曲のカップリング曲にRCサクセションの「君が僕を知っている」という驚愕のカバー曲を取り上げ、思わずリリイベに出かけていき、メンバーに直接、TIFでRCを歌ってくれと直訴したのだけど、結局、今回のTIFでは、この曲は一度も歌われなかったみたいだ。
また、この日、二回目の女子流のライブもこの時間帯に行われたが、セトリを昼とは大幅に変えてきて、夜は、結構、落ち着いた楽曲で占められていた。
あとは今回は観る予定のなかったアフィリアサーガイーストもタイムテーブルの変更なのだろうか、ラストのアプガの前にいきなり登場する。
さすがに、この時間になってくると完全に陽も落ちて、ようやく日中の灼熱地獄から解放されてきた。
TIF2012のエンディングも近づいてきてアフィリアのライブに場内の客も沸きまくっている。
アフィリア終了後、アフィリアの客と入れ替わるように最後は結構、前のほうでアプガを観ることが出来た。
昨年のTIFのラストにアリス十番を見たときのような余韻はなかったけど、それでも不思議な満足感を感じた。
そして祭りのあとの気だるいムードを引きずりながら、そのまま後夜祭のアイドルサマージャンボリーアンコールに突入する。
アイドルとは無関係の曲が多いが、とりあえずそんなことはどうでもよく、舞台の上のアイドル達を統治するアイドリングのリーダーは果たして「あの言葉」を言ってくれるかどうか…オレの興味はそれだけだった。
まいぷる、頼む。
アンタの口から聞かせてくれ。
今、オレたちが死ぬほど聞きたがっている「あの言葉」を…!!
そして、本当に最後、「にんげんっていいな」を歌い終えたアイドリングのリーダーは、みんなの前でようやくあの言葉を言ってくれた。
「来年もまた、ここ東京アイドルフェスティバルで会いましょう!!」
二日間、歩き回った代償として足の裏は靴擦れをおこし、直射日光を浴び続けた体は火照りっぱなしで、日焼けで悲鳴をあげているが、まいぷるのこの言葉で、来年もここにくるぞという気になってきた。
TIF2013でまた…!