相場で利益を獲れ始めた頃、つまりトータルで、まずまぁ負けなくなったかなぁという頃、皆が1度は経験するある状態があります。。。

それは、もっぱらトレードそのものを例えばゲームのように楽しみとし、そしてそのトレードの興奮や高揚感に魅せられ、トレードの目的がトレードそのものになってしまう状態です。。。


もちろん、トレーダーがトレードそのものを楽しむことが悪いということではありません。。。


ただ問題なのは、ここの状態から脱皮することなしに、いわゆる勝ち組トレーダーの仲間入りをすることは、極めて困難だと考えておいた方がよいかもしれないということなのです☆


つまり、少し厳しい言い方が許されるのなら、誠に残念なのですが、この様な状態やレベルのところでトレーダーとしての成長がストップしてしまい、FX教師や商材屋として、あるいは趣味のトレーダーとして、そのトレーダー人生を終えられる方々がとても多くいらっしゃるということを知っていただきたかったのです。。。


さてこれはなぜなのでしょうか?


釣り。。。を例にとってみます。。。

釣り好きの愛好家は、勿論、魚は釣れるに越したことはないのですが、実は釣れても釣れなくても楽しいといいます。。。
更にはヒットアンドリリースと言って釣った魚を海や川に返すという釣り人も特に欧米には多くいます。。。

つまり彼らは釣りという行為そのものを楽しんでいます。。。
ですので魚と格闘したプロセスに興奮し、あるいは一喜一憂し、またあるいは泣き笑いするそのプロセスそのものを楽しんでいるのです。。。


では、漁師はどうでしょう?

彼らもやっている行為自体は規模こそ違え、やはり釣り人とさほど変わりません。。。
しかしプロセスのみに興奮し一喜一憂する漁師など世界中どこにもいません。。。

彼らはプロなので、結果にフォーカスしています。。。
もし彼らがプロセスを評価することがあるとすれば、それは良い結果に終わったという事実に至った過程としてプロセスを評価しているに過ぎません。。。


次は野球です。。。

中高生はもちろん、草野球を趣味とする中高年まで、日本人のとりわけ男性は実に野球が好きです。。。
彼らは皆が思い思いに野球を楽しんでいます。。。


ここにすでに引退した名選手がいます、宮本慎也と言う選手です。。。

彼は、2000本安打(2000本のヒット)を達成し更にはWBCでは日本代表のキャプテンでもありました。
更に彼は日本で3人しか達成していない400犠打(400本のバント)も達成しています。。。

この2000本と400本は、名球会では初の偉業で、王や長嶋、野村でもこの両方の達成は出来ていない偉業なのだそうです。。。

さてこの宮本慎也。。。
引退の言葉が有名なのです。。。

『好きで始めた野球なんですけども、プロになった瞬間に仕事になって。。。よく最近、楽しむ、楽しむって言いますけれど、僕は一回も楽しんだことはない。仕事として向きあって19年間、やって来られたことが誇れることです』

どうでしょう?
どんな世界でも、プロというものはこの様なものなのかもしれません。。。

相場の世界でも、利益を出し続け積み上げていく作業というものは実に退屈で単純な作業の繰り返しであることかと、今更ながら感じます。。。

その代わりと言ってはなんですが、逆にプロは自分の採用している手法がうまく機能しなくなったからと言って悲しんだりもしません。

そうなった時は粛々とまた自らの手法を検証し直し、利益が出る様に再構築するだけのことなのです。。。

ただそれだけのことなので、悲しむ必要がないし、悲しむ時間が勿体無いのです。。。

さて私たちも目先のトレードに一喜一憂することなく粛々とトレーダーとしてのスキル向上に邁進しようではありませんか☆


今回も読んでいただき、ありがとうございました☆