Rial∝Nonfiction

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ふとした時に思い出す
箱にしまった出来ごとの数々を綴っていきます
苦しい場所から這い上がることばかりを
繰り返してきた私の半生日記

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ひょんなことから

彼氏が出来た。


出会いとは不思議なもので、

彼氏欲しーーーいと思ってるときには出来ず

しばらく一人でいいやと思っていると、あれれという感じで出会ってしまう。


とはいえ、私の場合は元彼との復縁なのだが・・


10年前、お互い好きだったにも関わらず、

彼の国籍が違うことで、私の親に結婚を許してもらえず泣く泣く別れた。


その後彼は他の同じ国籍の人と結婚をし、数年の後離婚したと風の噂で聞いた。


私は嫌な別れ方をしなかった元彼とは、すんなり友達になれるタイプだが、

彼だけは無理だった。


時代が今だったら・・と何度も思い出しては、胸の奥に気持ちをしまいこんだ。

それでも、他の人と出会ううちに、彼はいい思い出となった。

でも、ふと思い悩むたびに彼の姿がよぎっていた。


最近落ち込み気味だった私は、

10年越しの封印を解いて、

もしかして変わっているかもしれない彼の携帯に電話をした。

彼は今も番号を変えていなかった。


「番号変えたかと思った」と私が言うと

「いつかお前からかかってくるかもしれないと思って変えられなかった」と彼は言った


調子いいなと思う自分と、とてつもなく嬉しい気持ちでいっぱいになる自分がいた。


私は、今の仕事を話し、彼の近況を聞いた。

でも、自分の店の名前は言わず、とりとめのない話しをして電話を切った。


1時間後、彼は私の店に前にいた。

「電話の様子がおかしいと思って探して来た」と言った。


私は何も言えず、ただ泣いた。

私が泣きやむまでずっと、ただ黙ってそばにいてくれた。


翌日、そのまた翌日と彼は私を外へ連れ出した。

食事をしたり、花畑に連れて行ったり、海に連れていったりと

10年会わなかったことが嘘のように、隣にいることが自然だった。


彼はもう一度、始めからやり直したいと言った。

私は何の迷いも無くうなずいた。


そばにいて支えてくれることが

こんなにも心強ものだということを

私は随分忘れていたように思う。


男の人と向き合うことを、しばらく忘れていたけれど

もう一度ゆっくり思い出してみようと思う。



ドラマ「美しい隣人」が佳境に入って来た




夫と息子の3人家族で平穏な 日々を過ごしていた平凡な主婦が


隣に引越してきた魔性の女と、関わり始めた事で、


今までの家庭事情が混沌と化し、壊れていく様子を描写したもの。




その魔性の女を仲間由紀恵が演じていることで話題になっているのだが、


私はこのドラマの内容が実にフィクションでは無く、


非常にリアルなものであることを知っている。




優しい顔をして、なつくように友人になりすましていた人間が


実は裏で多くの裏切りを重ね


その理由が嫉妬や妬みから来るもので、


まるでゲームのように一人の人間の人生を弄ぶ。




私もそういう人間の被害に遭ったことがある。




このドラマはまだマシだと思う。


理由があるから。




自分の子供と苦しめる相手の子供の運命を重ねて恨みを持ったのだろうという理由が。


私の時には理由など無かった。




昨日録画した7話を観た時


あまりにも状況が似ていて苦笑と吐き気に見舞われた


私は今でもあの時の理不尽な苦しみを忘れていないのだと知った。




仲間由紀恵が演じるサキが檀れいが演じるエリコに


自分がエリコの旦那と浮気している重宝人だと告げる


今まで信頼を置いていた目の前の人間に何を言われているのか全く分からないエリコ。


エリコが「どうして?どうしてそんなこと わざわざ言うの????」


サキ「どうしてかなぁ・・・そうだ。わかった。なんでわざわざ言いに来たのか。その顔が見たかったからよ」


さも楽しそうに笑いながらエリコに告げるサキ・・・・




これはドラマの世界なんかじゃない。


実際にこういうことをする人間は存在するのだ。








私も彼女の恋を応援していた。


彼女も私の恋を応援していた。




彼女はとっつきにくく、女性の友達は私だけだったと言っていた気がする。


私は彼女に執拗にまとわりつく昔の男との仲裁に怖いながらも入り


いろいろと頼まれ世話を焼いた




私は私で自分が好きな彼に精いっぱいだった。




ある日彼の家に行くと、彼のサイズより小さなジャージが干してあった


部屋着に使っていいと彼に言われた


彼は間違えて小さいサイズを買ってしまったのだと言った


でもそのジャージは新品では無く、


洗った回数が伺えるように少し毛玉が出来ていた。




半年ほどして私は彼に振られた。


私は泣きじゃくりながら彼女に電話をした。


たくさん励まされ、元気づけられた。


私は自分が、とっ散らかるほど盲目的に好きになった相手だったから、どの道彼とは続かなかっただろうという事を自分でよく知っていた。


でも、思い残すことが無いほど想いを伝え愛したので、それが自己満足的な形だったとしても、ある意味満足だった。


その為か悲しい中にも後悔はあまりなかった。




数日後、私は彼女に呼ばれた。


とある居酒屋の一角


「失恋しちゃったね」などと涙を溜めながらも笑いながら乾杯した。


彼がどれほど好きだったかを私は口にしていたと思う。


彼女はそれを微笑むように聞いていた。




するとおもむろに彼女は言った


「ねえ・・・まだ気付かないの?」


と。


私は何?と、あたりまえのように普段のように聞き返した。




「私あなたの彼と付き合ってたの」


と彼女が言った。




私は一瞬固まったが、何を言われているのか全くわからなかった。




「部屋に黒いジャージがあったでしょ?あれ私のだよ」


と彼女が言った。




私の思考が、少しだけ揺れた。




「楽しかった~。だってあなた、なんにも疑ってないんだもん。


あなたが彼の部屋から出てきてから電話もらったでしょ?


私その時彼の部屋にいたんだよ」


笑いながら彼女は言った。




私は何がなんだかわからなかった。




「なんで・・・・?いつから・・・?」


私は絞り出すように聞いた




「最初から。」


彼女は言った。


「だって、初めて見た時からあんたが嫌いだったんだもん」


と。




私は、わからないなりにも頭を働かせようとした。でも出来なかった。


私は彼女に何かをしたのか?と聞いた。


でも、何も理由は無いと言った。


ただただ、その存在がムカついたのだと言った。




彼女は、特に私の彼が好きだったわけでは無いという。


ただ、私が好きだった彼だから、寝取りたかっただけだと言った。




「どうして・・・?どうしてわざわざ私にそんなこと言うの?」


私は凍りついたように動かない顔で、言葉を吐いた。まるでドラマのエリコさながらに。




彼女は笑いながら言った


「その顔が見たかったからだよ」






私は半ば放心しながら、悪魔のようだ、、、と思った




私の心は完全に凍りつき、すぐにでもその場を去りたかったのに体が動かなかった


彼女は笑いながら、これ以上に楽しいことはない、とでも言いたそうに


彼とのことをべらべらと話し続けていた。




私はただ、その場で涙を流すしかなかった。


とても惨めな時間だった。




その後、私は彼女を恨み、人とは思うことはどうしても出来なかった。


復讐してやりたいとすら真剣に思った。


ありとあらゆる方法を探し、計画を練りに練った。


苦しかった。ただただ苦しかった。


この苦しさから解放されるには、彼女を同じだけ苦しめるしかないとすら思った。


彼への執着はもう無かった。


彼が私にしたことは、あまりにばかばかしかった。


彼の浮気に気付かなかった自分のあさはかさに情けなくなった。


好かれていなかったことを諦めることに時間はそうかからなかった。




でも彼女は違った。


私を苦しめる為だけに彼女の働いた数々の行動、それが私には理解できなかった。


ただ、彼を好きだったのなら納得できる。


でもそうじゃない。


出会った最初から、彼女は私を苦しめたかったのだ。






その頃、


私は同じ話を何度となく友人に聞いてもらった


何度も何度も泣きながら憎しみを吐きだす私に


友人達はいつまでも話を聞いてくれた。




思いつめた私が復讐をしたいという気持ちを伝えると


友人たちは揃いもそろって同じことを言った


「なんでも手伝うよ。尾行だってするし、盗聴だってなんだっていい。


彼女たちを苦しめるならなんでも協力するよ。


忘れたいなら忘れる為になんだってするし、


奴らをはめるならはめるで何だってやってあげるよ!!!何からすればいい?


どうやって苦しめようか?犯罪者になったっていいよ。つきあうよ。」


と。


みんな分別の付く大人なのに、本当なら止めるはずなのに


友人たちは、誰一人として私を止める人間はいなかった。


まさそんなことを言うとは思えないような普段から理性的な友人たちだった。




私は、心の中がすこしずつ溶けて行くように感じた。




もう、いい。


そう思った。


私が尋常では無い傷つけられ方をしたことを


友人たちはしっかりと受け止めてくれたのだと思う。


悪いことをしようとする私を、悪いこととわかっていながら


否定しなかった友人たちに感謝をした。


それで充分だと思った。


私は、こんな風に自分を思ってくれる人達を巻き込んでまで


人生を棒に振ってはいけないと思った。


それから一年程経過した頃、私は何気なく友人達に、本当に止めないつもりだったのかと聞いたら、どいつもこいつも、みんな似たような事を私に言った。
『ん~。止めたよ。ギリギリでね。あたりまえじゃん。あんな下衆な人間の為にあんたの人生終わらせてたまるかっつーの。でもさ、、あの時は、あんたの気持ちがそれで少しでも救われるなら、復讐したいって気持ち、止めてやりたくなかった。でも、、まあ、信じてたよ。明るい方へ自分で抜け出せる人だって。』
私は聞きながら泣き苦笑いした。

私が人間不信に陥らなかったのは友人たちのおかげだと思う。




世の中にはこんな人間がいるのだ。


今でも彼女の存在を思い出すだけで吐き気を感じる。


このドラマがどんな終結を迎えるのかはわからない


でも、観ている人のほとんどは、誇張したフィクションだと思うだろう


でも、私はそれが現実であることを知っている。