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自由に生きたい。

はじめまして^_^これから少しずつ更新していきます。よろしくお願いします。

昨日はトランプ大統領が中国に対して制裁関税の第4弾を発動しました。それと同時に、日本ではほとんど報じられていませんが、アメリカ軍はシリア北西部イドリブを停戦後わずか数時間で攻撃をしました。

シリアは国内情勢が非常に不安定であり、北西部イドリブはシリア反体制派が最後の主要拠点としています。政権軍はイドリブ県で数か月にわたり激しい空爆を実施し、8月には地上戦を開始し、そして8月31日午前6時に停戦としました。その数時間技に反体制派であるアメリカが攻撃。表向きは、アルカイダとつながっているキャンプへの攻撃だと表明していますが、政府軍に事前通達がなく、少なくとも40名の犠牲者が出ています。


シリアの内戦はアサド大統領の政権軍と反体制派の争い。政権軍は欧米諸国の影響力拡大を嫌うロシアや中国、中東政治でサウジアラビアと競合関係にあるイラン、レバノンのイスラーム主義組織などが支援しています。反体制派は、米国、欧州連合、トルコ、サウジアラビアなどの湾岸産油国と過激なイスラーム主義者など支援するという構造になっています。米国と過激なイスラーム主義者が同時に支援しているのは奇妙に感じますが、アサド大統領は脱イスラーム化を行っているとして攻撃をしています。基本的には作戦を一緒に行うのではなくバラバラです。

このようにシリアは、内戦といいつつも、世界中の国や宗教主義者の総合戦争となっているのです。


大きな発端は2011年3月15日にシリアで始まった民主化を求めるデモをアサド政権が弾圧したことから戦闘が開始されました。国民の半分が難民として国を離れています。

多くの場所で大きな戦闘は終了しており、実質的にアサド政権が勝利を収めています。今年3月にはアサド大統領は「テロのために国を離れたすべての人に、帰還と復興への参加を呼びかける」とし、反乱軍でも罪を問わないとしています。 戦争で破壊された街でも、物流が戻り、電気が時々使えるようになり、スマホで通信できる環境までは戻っている事が多くなりました。

帰還する人もそれなりにでていますが、まだ危険だと判断する人、アサド大統領体制に不信がある人、その中でも民主化を求めて続けている人や、戻れば逮捕や徴兵が待っていると恐れている人も多くいます。実際、今回の戦争では本来は敵ではないシリア人同士の戦いも多くありました。



8年以上戦闘が続いてきましたが、体制は変わらず、変わったのは荒廃した街と人です。アサド大統領は復興に力を入れると言いますが、国民と国力がついてくるのは不透明です。


ちょうど10年前、近隣のクルド人自治区を含むこの地域へ行ったことがあります。その時は、その場で出会ったシリア人の家に招かれたりして(当時こちらが休んでいると、時間があればウチでお茶でも飲んでいかない?とかなりの高確率で言われました)、日程の関係で「中東のパリ」と呼ばれるアレッポまで行けずに、いつか家族で遊びに行こうと思っていました。

しかし、今はがれきの山。アレッポの知り合いは、2011年の出来事をFacebookに乗せています。2011年11月は娘の誕生会を自宅で行い幸せそうでした。年越しも盛大に。しかし翌年から事態は急激に悪化。2012年7月には市街戦に突入したことをきっかけに脱出を図り、今はトルコにいます(この市街戦の直後にNHKがアレッポの取材に成功していますが、同時期に日本人フリージャーナリストが撃たれて死亡しています)。

豊かな生活からすべてを捨てるまでたった半年。戦争というのはそうやって起こるのです。こういった事態に備えましょう、とまでは言いませんが、万が一の場合はあっという間に悪化することは覚えておいた方が良いでしょう。私の祖母(昭和4年生まれ)は「戦争は、あっという間にやってきた。街から色が消えた(ネオンやカラフルな看板がなくなった)」と言っていました。

日本の近隣諸国でも一歩間違ったら触発状態です。そうならないために各国は十分な話し合いをしていますが、民主主義では国のトップは国民が選びます。国が間違った対応をしないために、私達も十分チェックできるだけの知識をつけていきたいですね。