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こんさるまねーじゃという不穏な毎日

仕事に関するよしなしごとを、自分の備忘録を兼ねてつらつらと書き綴っていきます。ご意見はどんどんください。業界を目指す人のお役に立てれば望外の幸せです。

コンサルティングは、繰り返しになりますがお仕事ですので、

何かを納めて、終了となります。


しかし、契約形態によって納めるものが違います。

まず、SEのひとには、この辺が難しかったりするようです。


契約が、請負なのか、委任なのか、派遣なのかで、

納めるものは決定的に違います。


このあたりは、いわゆる民法を頂点とする契約の法体系のなかで

ふつうに考えればわかると思うのですが、意外と区分されていません。


とくに、委任と派遣は、IT業界では恐ろしくルーズです。


委任という名目で、お客さんのところに業務内容を特定せずに

一定期間常駐する仕事は、実は派遣だったりします。

しかもベンダによっては、コストを会社負担にして、

「次の仕事を取るために」コストレスで人を配置・常駐させたりします。

それって、契約以前の話なので、いやはやなんとも、ということがあります。


そのようにして、成果物の定義をするための背景そのものがグダグダなので、

IT系コンサルタントの場合、成果物を明確にして仕事をするのが

大手のお客さん相手になればなるほど、ばかばかしく、難しくなっています。


このあたりについてはJ-SOX導入で少しは変わるでしょうかね?

でも、お金も払ってないのに、コンプライアンスもないわね。

でもお金も払ってないし契約もしていないような人間を

会社内に常駐させているなんて、言語道断となるかしらん。


で、話はずれたのですが、ベンダもユーザもコンサル会社も、

請負契約なのであれば、請負なんだから、必要以上のことは

依頼したりされたりしてはいけないのです。


委任であっても、特定業務以上のことを依頼したり/されたり

してはいけないのです。それがルールです。


特定したくないのであれば、派遣にするべきだし、

ベンダ側もきちんと派遣契約を提供するべきです。


なので、実は、請負契約の場合に、朝ちゃんと来ないとか、

夜早く帰る、という顧客からのクレームは、「ほっとけ」と回答するのが

ベンダとしての正しい姿勢なのです。


でも、請負契約がメインである一方で、コンサルタント個人個人は

会社とは労働契約ですので、ベンダ側はなかなかに調整が大変なのです。

でもって、そこの差分が、コンサルタントの単価という形で、

ユーザに跳ね返ってくる仕組みになっています。


コンサルタントが高い、という言葉については、

そもそもユーザ側も無理を押し付けてきた結果である、

ということを言いたくてもいえないのもストレスなんですよね。(笑)

コンサルティングのデリバリのゴールとは何か。

とにかく、「何か」を作ったり提案したりすることなので、

次工程の人に引き継ぐことになりますね。


メーカ系のITコンサルの場合、実装まで行うと

保守担当や運用担当の方に引き渡すことになります。


で、一般的に、この引渡しは「うまくいきません」。


なぜなら、フェーズの変更点は、その前後で目的が異なり、

引継ぎは利害対立者間で行われることが多いからです。


上流(という表現は私は嫌いですが)から下流へ引き渡す、

たとえばシステムで言えば、全体構想から設計に渡すという際に、

全体構想は、どこまで風呂敷を広げられるか、というポイントに

力点を置いて構想されているのと比較して、

設計という行為は、どこまで現実味を持ってたためるか、

というところがポイントになります。


このときにトレードオフを明確にして、次工程でおきることを予測しておくことが

本来前工程の担当者の責務だと思うのですが、

人間誰しもできる限り考えるファクタを減らしてことを進めたいと思うので、

優先度が低い次工程のことはついついおざなりになり、

引継ぎの場面で露見することになります。


でも、どんなものであれ、「使えて」「動いて」「運用できて」のシステムですので、

システムとしての完成度を追い求めるあまりに、使い勝手の悪さや柔軟性が低いことが

非常にいろんな場面で目にするのですが、それはやはり、「よくできたシステム」とは

残念ながらいえないことになっているのですが、そういうものが世に横行しているのが

現実だったりするんですね、残念ながら。


システムとしての完成度を測るに当たっては、

じつは使い勝手の良さのほうが大事で、そのシステム単体での完成度、精密さというのは

えてして自己満足にあることを肝に銘じてシステム設計することが大切だと思います。


でも多くの場合、特にコンピュータシステムの場合、

若い世代が多く、ずぅっと構築屋さんだったりする場合において、

システムを運用した経験が足りないので、

「運用を考慮しろ」といっても、頭で想像したものに過ぎず、

悲しいかな、「わかってないなぁ」というものが多いです。


このあたりの想像力の働かせ方については、

新しい技術を追求するばかりではなく

  #そういう人もきっと必要なんだけど

小説や体験談などを読んで

  #理科系の人はあまり得意でなかったりするけど

学んで、想像力を身につけて、懐の深いコンサルタントに

なってほしいものだと切に願ってやみません。

コンサルタントたるもの、デリバリして何ぼです。

でも、以前にも書きましたが、

一般的にひとりのコンサルタントが経験できるデリバリ案件は

最大でも年間5件でしょう。

で、おそらく、「同一テーマ」の類似案件を経験することは、

アサインメントのめぐり合わせがよほど良いか、

そのテーマが異常に流行っているか、

  #IT系の場合は、明らかに流行が発生します。

  #とくに、製品依存が強いコンサルティングの場合は

  #繰り返しになる可能性もあります。

という場合を除いて、なかなかに難しいです。


たまに、パートナとかマネージャとかの

受注責任を背負っている個人の「流行り」もありますが。。


同一テーマであっても、顧客ごとに背景やねらいが異なるので、

厳密にいうと、ほんとに類似の案件というのはほとんどありません。


となると、常に「考えて」「考えて」仕事をしていく必要があります。

同じ内容であっても、説明する顧客が異なる場合、

そのアプローチは異なってくるのが当然です。

そうしなければ、厳しい顧客であれば

「うちの会社をわかってくれない」という一言で、

あっさりと切り捨ててきます。


このあたり、「脳みそに汗をかく」という言葉もありますが、

楽をするのも難しく、なかなか大変な仕事です。


とくに、「複数案件を兼任するのが当たり前」という会社では、

頭の切り替えが大変なので、柔軟さが要求されたりもします。


「T字型人間」がコンサル会社には必要というのは

ずいぶんと言い古されていますが、ほんとにそうだなと、思います。


応用力がなければ、知識では勝負になりません。

顧客の事情は顧客のほうが詳しいのです。


そこでお金をもらっただけの価値を出していくためには、

知識のひけらかしだけではない「何か」が必要です。


その「何か」がTの縦棒になると思います。


よってたつものが無いと、浅はかに薄っぺらい人間に

なってしまい、とても顧客を説得はできないことになるでしょう。


コンサルティングがお仕事である以上、

発注をしてくれるクライアントがいます。


で、最近、「コンサルティングの上手な使い方」といったような

虎の巻系に書かれているとおり、

発注のプロセスに来たコンサルタントに仕事をしてほしい、

というリクエストが多い。

これは仕事を管理する側からすると、非常に「つらい」。


特に新規の顧客であればあるほど、

確実性を増すためにはエースクラスを投入することになるのだが、

行って受注をすると帰ってこない。。

そのまま、お仕事になってしまうことが多いのだ。


同時に、仕事をして評価が良いと、「リピートオーダ」といわれる、

コンサル屋にとっては願ってもない展開となる。


しかしこれはこれで課題を生み出す。


顧客が、会社に仕事を頼んでくれているのか、

その個人の仕事を頼んでくれているのか、

非常に難しいのである。


そこで、別の人間をアサインしたいなぁと思って、

交代を依頼することになるのだが、前任のイメージも強いので、

交代で行く人間が実は会社にとって重要になるのだ。


大型の案件をターゲットにしている外資系コンサル会社は、

そのあたりを取りしきる人間が「パートナ」と呼ばれ、

とにかく仕事を取ってくるのがうまい。


一方、メーカ・ベンダ系コンサルの場合は、

このあたりは、HWやSWを販売する営業と連携して

受注に向けて努力することになるので、

実は融通が利きにくい。思惑が絡み合うからだ。


そして、上記のような背景からすると、

受注にあたっては一定の人物を想定に入れているために、

顧客都合で発注が遅れたりすると、アサインが遅れて、

「遊ぶ」という最も恐れるべき事態に直結する。


だからといって、ほかの案件にアサインしたりすると、

俄然顧客が事務処理を進めちゃったり、

営業とかパートナとかがやる気を出したりして、

どっちらけ、という結果になることもある。


なかなかに受注とアサインメントを整合させるのは

顧客とのリレーションシップと、顧客を良く知ることが重要で、

個人的には「ロイヤリティの高い」顧客をたくさん持って、

計画的に受注できるようにすることが望ましいと思うのだな。


でもIT系の場合、そこのトラブルが発生したりして、

計画がぶっつぶれてしまったりもして、

マーフィーの法則いまだ有効なり、と肩を落としたりするのですわね。

僕の知る限り、配属と仕事のアサインメントは、
コンサルティングのニュアンスが強くなるほど、
実際に担当する業務でのアサインメントと配属は
切り離されていく。

では配属とは何かというと、
「計画的な人材育成」という側面と
「メンタルケア」という側面が
プロジェクト単位では十分にできないので
人事的なマネージャがアサインされる、
というのが配属の主目的であるように思う。

逆説的ではあるが、コンサルティングという仕事では、
配属は大して意味を持たないんじゃないかなぁ、と思うけど、
でも自身の会社生活でのアドバイザになったり、
トラブル起こしたときに一緒に悩んでくれる人だったりするので、
そういう意味でそれなりに大事だったりする。

会社によってこのあたりは千差万別ではあるが、
日常的な業務上の指示や指導については、
所属上司はあまり関係なく、PMやリーダのほうが
よっぽど強く関与してくるものであろう。

そして、PMやリーダとマネージャの方針や考え方が
往々にして「ずれ」を生じることになるので、
その板ばさみにならないように、両者を意識しつつ
上手に立ち回ることがそれなりに必要だったりする。

コンサルタントであるからには、それなりに自立していることが
いわば「前提条件」として要求されるので、上記は当たり前なのだが、
なかなか精神的には厳しいものであるなと思うのです。

さらに、業務や人事のラインの外側に「カウンセラ」とかの呼称で呼ばれる
人事部などが用意する相談窓口があったりすると、
相談パスが増えるので、個人としては良いようでいて、
より情報優先度づけが必要になり、難しくなっちゃうのですよね。

結局は、自分をもって決めていくしかない、ということに
落ち着いてしまうと感じられてなりません。
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十人十色のコンサルティングがあると思う。
でも、それを職業とするためには、
まずは「組織」に所属して、トレーニングされることが条件になるでしょう。
いきなり「コンサルタント」として有用な人材はあまりいませんね。
  #名乗るのは可能ですが、飯が食えるかは怪しい。
  #○○評論家とか××研究家の実態が、
  #フリーライターだったりするのと同じです。

けっこうこれが大きいのだなと、思ったりしてる。
でもって、人間は「経験できたこと」をベースにして、
ものを考えていくしかないのですよね。

でも、それは人間では有限だったりします。
たいていのプロジェクトは最短でも6ヶ月、長いと3年とかになります。
すると、かなり高度な問題意識を持って業務に臨まないと、
あーっという間に、頭の堅いオヂサン・オバサンになってしまうのです。

つくづく難しい商売だなぁと思いつつ、
どうやったら、自分の「味」が出るのだろうと、
日々のプロジェクトに流されながら悩んでいるのでした。

さらにいうなれば、「この環境は自分に合わない」と思ったとしても、
この業界、求められるのは「即戦力」です。
ということは、転職前の職場で経験できなかったことは、
悲しいかな、新しい職場でも「運が良くない」と、出会えないのですね。

考える機会を与えても、こなす人/こなせない人がいる。
これは歴然とした事実です。
それはもしかすると、20:80なのかもしれませんが。

でも、どうせ出会って、この職業を一度でも目指したのであれば、
一度でも「面白い」と思ってほしいとおもう毎日なのです。

ワールドカップの決勝ですね。
それにしても、フランスとイタリアとは、
いやはや、完全に想定外の展開ですわ。
なかなかやっぱり、
前評判って言うのはあてにならないし、
経験は力になるのかな、と思わざるを得ません。
ま、34才でベテランって言われちゃうと泣けますけど。


で、一方で、20代で一線を退くのは
潔いかもしれないけれど、
最近の若衆らしいあきらめのよさのように感じられて、
この国の将来は大丈夫かいね、と心配になったりもする。
もすこしがんばっても良いんじゃないの?と思う。

そんなのがトップ選手になれるんだというあたりが、
この国のサッカー水準なのかもしれませんが。。
  #しかしFIFAの順位は、
  #まったくW杯の結果につながってないね


上記の報道と最近の自分の周辺で起きていることを
ごちゃ混ぜにしていろいろ思うところがあり、
「コンサルタントに向かない性格」というのは、
存在するのだな、と痛烈に感じちょります。
できない人にはできない商売もあるのよね。

「いい子で育ってきちゃった人」というのは厳しいです。


ある程度の「歪み」が必要で、その歪みを自覚してる、
ということが大事な気がする。
「いい子ちゃん」と言っているのは、
周囲みんなの意見を優先し、
意見がまとまるプロセスには積極的に関与せず、
決まったことに従順に従うことに疑いがなく、
非常に諦めが良い
というポジショニングをキープして人生を過ごしてきちゃった、
というタイプです。


なぜか最近、身近に非常に多い。。。
入社面接なんかでは、非常にさわやかで好印象だし、
個人としても「無難」ないしは「安パイ」と受け取れるような
印象をさまざまな場面で与えるような人格ですね。


これでは「提案」も「諮問」もできない。。。。


逆に「コンサルタントに向いている性格」というのは
ちなみに、いまだわかりませんね。
だいたい、職業の定義があいまいだものね。
十人いれば十人のやり方と成果がある変な商売なので。
でも、「性格が出る商売」、大げさに言うなら、
「その人の人生が映し出されちゃう商売」なので、
そのあたりは難しいなぁと思っていまする。
でも特殊な能力はいらないと思ってるけど。


最近は、やや収まっているように見える風潮で、
「コンサルタントになりたい」というわけのわからん希望で
職業として諮問人業を選ぶ、というのがありましたが、
すくなくとも「性格が向いていないとどうしようもない」
ということを理解させてあげたいものです。