病棟に帰ってきた日。飲水制限がなく、ある程度動けるのはうれしかった。
ただ、点滴は入ったままだし、尿道カテーテルが取れたため2時間毎に尿意がある。しかも尿量を計る必要があって全量尿瓶にとって専用の機会に投入する必要があってこれが結構面倒だった。
この日、家内が病室に見舞いに来てくれてお互いに無事を確認。彼女は翌日には退院とのことだが、痛みが結構あるらしい。後から聞いた話だけど、ドナーよりはレシピエントのほうが痛いらしい。
また、この日、シャワーは浴びられないが髪を洗うことができた。一週間ぶりだわ。シャンプーをつけても泡が出ない!2回目もだめ、3回目のシャンプーでやっと泡が立って快適になった。だた、右首の点滴が本当時邪魔なんよね。さっぱりした。
病棟に帰って2日目に、点滴ラインが一本取れる。後は手首と右首。病棟に帰ると食事も普通に食べられるようになってだんだん普通の生活には戻ってきた。
病棟に帰って3日目に、点滴ラインがさらに一本とれて右首だけになる。もう一息だ。
病棟に帰って4日目に、右首の点滴が取れるが、この点滴、かなり太い血管に入っていてしかも先端が心臓近くまで行っているらしい。それで抜くときも医師が注意深く抜去した。見てみると、確かに長い、心臓まで届いていたかも。抜去後首筋をしばらく抑えて止血するのも初めて。
これで身軽になった!と思ったのもつかの間、血栓対応の時に血管に入れた網を取り除く手術をするらしく、その準備のためにせっかく無くなった点滴が復活してしまった!また点滴を引っ張りながら尿瓶を機械に入れに行く生活にもどってしまう。
病棟に帰って5日目に、血栓対策の網の撤去手術を受ける。入れた時と同じように最初に造影剤CT検査を受けに、歩いてCT室に行ったら、看護師さんが「この前来たときはかなりしんどそうだったけどだいぶ元気になったね」って声をかけてくれた。前に来たときはほんとうにしんどそうだったらしい。その後、ファイバー手術室で撤去手術を受ける。同じように幹部を消毒して専用のシートをかぶせるのだが、これが顔の上にもろにかかって息苦しい。前にやった時は酸素も入っていたし意識も怪しかったのでここまで息苦しくなかったけど、今回はかなり息苦しい。
1時間弱で網を撤去した。後で見せてもらったら結構大きいのね。網にも血栓がついていたらしく入れておいて正解だったって。