春なのに汗ばむ日差し

義父、義母が眠る墓

季節の花を用意

丁寧にゴミを払う。

彼は新鮮な水を用意

私は見栄える様に花を生ける

風になびく線香の煙


2人並び深々頭を下げて

手を合わせる

そして心の中で私はつぶやく


「私は隣に並ぶ この人が

        大嫌いです。」


あれから何も変わらない

   何も変えられない