夫がいつ自死してもおかしく無い状況…
「私一人では夫を助けることは出来ない」と思ったその時、ある方の顔が思い浮かびました。
夫の転勤前の職場には、夫が信頼し、尊敬する先輩がいました。私自身何度かお会いしたことがあり、先輩の気さくで温かい人柄に好感を抱いたものです。
「これ以上猶予はない」そう思った私は、先輩(会社)に電話をかけていました。
先輩(以下、Aさん)は、突然の電話、しかも「後輩の嫁」からの電話にびっくりされていましたが、すぐに夫のただならぬ事態を察知してか、その日の内に時間を作ってくれました。
指定された喫茶店に着くと、すでにAさんは到着されていました。嫁である私の顔は、おそらくおぼろげにしか記憶されていないであろうに、私が喫茶店に入るや否や、自席から立ち上がり、満面の笑顔で手招きしてくれました。
ここにくるまでにAさん自身、色々な可能性を想定されたのでしょう。電話の私の様子から、おそらくそのどれもが、悪い報告であり、相談であり…。だからこそ、これ以上ネガティブな方向にいかないように、温かく迎え入れて下さったのだなと感じ、Aさんにはただただ感謝の気持ちでいっぱいでした。