魅力発掘プロデューサー 長谷川毅のブログ
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魅力発掘プロデューサー 長谷川毅のブログ-004


今、効果のある販促ツールってなんですか?


これも良く質問をされるテーマです。


ビジネスを営む上で絶対に欠かせないのが販促ツールですよね。
どんな人でも名刺のひとつぐらいはもっているものです。



販促ツールの使い方次第で利益が変わっていくことはみんな知っています。
しかし、販促ツールをきちんと使いこなしている人がほとんどいない。



これもまた事実。



特に日本人は商品やサービスの質を上げることは徹底的にこだわるのに、
販促ツールの使い方に無関心過ぎる。


どんなに良い商品があっても

どんなに素敵な魅力があったとしても

相手に伝わらなければ

意味がありません。



その役割を果たすために販促ツールを利用するわけです。



名刺、ホームページ、チラシ、ブログ、ニューズレター、SNS、ad広告
など様々な種類の販促ツールがありますよね。


今では、各ツールを使いこなすノウハウや事例は
ネットや書籍などで簡単に手に入る時代です。


しかし、そのツールの可能性は示してくれるけど、
あなたのビジネスにあうかどうかまでは教えてくれません。




一昔前、販促ツールのほとんどが印刷物でした。


当時は自社内でプリントするなど考えられない時代なので、
制作はプロにお任せすることになります。


つまり、印刷屋さんや広告代理店ですね。


ほとんどの場合、印刷物制作のプロではあっても、
残念ながら販促ツールのプロではありませんでした。



しかし時は高度成長期、
日本ではモノを手に入れる事で人々は幸せを感じてくれた時代だった。


基本的なルールに沿った内容で制作がされていれば、
人々の目に付くチャンスを得られる販促ツールの効果は
それなりに上がっていました。




いまあなたは、一日のうちでいくつの広告や販促ツールに出会いますか?


現在では、テレビ・ラジオ・カンバン・チラシに加え、
インターネットという巨大情報網からのコンタクトが加わりました。


HPを開く度に広告を見せられ、これでもかというくらいメール広告が届く。


こんな状態では、以前の感覚で制作された
‘人目に付くための販促ツール’ など、効果が薄れていきます。


結局、反応の落ちていった過去のツールは、
効果の出ないダメツールという烙印を押される。


そして次から次へとみんなで新たなツールに飛びつく。



だいたいこんなパターンで
販促ツールのトレンドは変化しているのです。



ちょっと、まって下さい。


みんなが同じツールで仕掛けたら、
それこそまたすぐに廃れてしまうのではないでしょうか?


新しいツールは目新しいから効果があると考えられませんか。


効果のあるツールだと世の中に広まってからでは、
もう手遅れの場合が多いということです。


これでは、昔の広告やさんの作る販促ツールの次元から何も進化していない。



実際に、こんな時代でも良い結果を出している経営者さんは、
そのあたりをよく分かっています。


効果のあるツールを探すのではなく、
自社の発信すべき内容が
最も生かせるツールを選んでいます。



今ではだれもが古いと烙印を押されたアナログツールも
上手く取り入れているのが特徴です。


これら小規模経営者の成功事例にこそ、
効果のある販促ツールの真実が隠されているんですよ。




だれかの真似をして成果を上げようという他力本願から、
そろそろ脱出する時期だと私は思うんですけど・・・


いかがですかね?

魅力発掘プロデューサー 長谷川毅のブログ-003


今朝の朝日新聞に『物価上昇 家計に重く』という記事がありました。


内容は、震災の影響で国内企業の生産量が下がったり、
世界的な穀物や原油の価格高騰などが原因で、
多くの商品が値上がるが続き家計を圧迫しているという内容です。


その中で非常に興味深い内容を発見。


消費者の価格高騰に対する実感は、
商品自体の値上がり以外にも原因があるというのです。


どういうことかと言うと、スーパーの特売が激減しているため、
実際の購買価格がさらに上がってしまったそうだ。


特売を気にしない優雅な人にはピントこないかもしれないけど、
大抵の主婦にとって特売は利用頻度の高いサービスですよね。


つまり、モノを買うか買わないかの価格基準を、
特売時の価格を基準に考えるている人が多いということ。


特売が減るというのは、商品価格上昇と、安く買える機会減少という
2つのダメージを受けるというのです。



ここからが、おもしろい・・・


特売が減ったきっかけは、震災時に品不足などの混乱から、
特売が出来なかったことが原因です。


しかし、商品の供給がだいたい戻った現在でも、
スーパーは特売を増やすことをあまり考えていないらしいのです。



インタビューに答えたマルエツの高橋社長は
『チラシを減らしても利益を上げられると判断した』

東武ストアの宮内社長は
『チラシを見なくても、駅を使ったついでに来る客が多い』

と語り、いくつかのスーパーは特売日の数を減らしているそうだ。



つまり・・・


特売やめたら客数は減ったけど

利益は上がっちゃった!



ってこと。



もちろん、この効果は一時的なのかもしれません。



しかし考えて見てください。


震災前までのスーパーの常識は・・・

一円でも安く提供して多くの客を呼ぶことが、利益を確保する唯一の手段であること。

それを誰もが疑っていなかったってことを。



なのに、安売りを止めたら利益が上がった。



この記事は『このままでは消費がさらに低迷して、景気悪化に拍車が掛かる』
という、経済の有識者の意見で締めています。



でも、商売人ならこの記事に隠されている
大事なメッセージを見逃してはいけません!


従来の常識に固執していては本質を見逃してしまう。



商売の目的は、

数多くの客を呼ぶことではなく

適正な利益を得る事だ。



いつまでも、高度成長期の大量消費という経済原理にしがみつかずに、
今の時代の経済原理にあったビジネスモデルに変えるべきってことです。



つまり、自社にしか通用しない独自の『儲けのカラクリ』を手に入れて
ビジネスをリフォームしましょうヨ!




とは、新聞には書いてませんでしたけどね・・・・(^_^;)
これって、とっても大きな問題なんです。


もちろん企業としては定番ロングラン商品が欲しいのです。


ひとつの商品を生み出すのにはものすごく
時間と労力とお金を掛けて作りあげるものですよね。


この際に投資したお金は
売った商品の利益の中から回収する事になります。



つまり、商品を一定数売らないと
利益が出てこないということですね。



しかし、商品サイクルが短くなってるってことは、
利益を得る期間が減ってしまうってことです。



さらに、売れるかどうか先の分からない新たな商品作りに
また投資を繰り返す日々を繰り返すとになる。


ねっ、これって大きな問題でしょ?



では、商品サイクルはなぜ短くなっているのでしょう?


きっと、いろいろな要因があるのでしょうが
特に大きな要因はこれだと僕は考えています。


それは・・・


インターネットの出現で
情報が伝達するスピードが劇的にはやくなったこと。



インターネット出現以前は

企画→リサーチ→開発→販促→ファン総出→伝播拡販

このサイクルをじっくりと積み上げることで
定番と言われるヒット商品を生んできた。



それに引き替えインターネット出現以降は

企画→リサーチ→開発→販促→ファン総出→伝播拡販

というサイクルの『 リーサーチ→ 』以降の作業が
一瞬で進んでしまうようになったのです。



多くの人に伝えられるという点では、

ネット社会はとてもすばらしい革命だったと思います。



しかしもうそこには

商品の噂を聞いた人が想像を巡らせ

その商品に出会うまで心躍らせる

熟成期間を無くしてしまった。




つまり

人の心に刻み込んでゆく

大事なプロセスが

削られてしまた のです。




さらに、次から次へと商品情報が
津波のごとく人々を襲ってくるのです。



そんなサイクルの中では、長年に渡って愛される定番商品など
もう夢の話なのかもしれません。



そんな状況の中でもビジネスは相変わらず動き続けています。

そう、あなたの利益をむしばんでいきながら・・・



もうそろそろ、儲からない古い経済の原理原則から

あなたも抜け出して、高利益を生むビジネスリフォーム

目指す時ではないですかね?



手遅れになる前に(×_×)