メーカーの音
前回の写真は某競りにて入手した中国製のズズキ WINNNER トレモロハーモニカです。日本では複音ハーモニカとよく呼ばれていますね。同時にピッチをわずかにずらした2音を吹くことで音程のゆらぎが出て、ビブラートのようなトレモロ効果がでるハーモニカです。懐かしいような、哀愁が漂う情感がこもる音色が童謡や演歌によく似合いますね。私の年代ではあまりメジャーなイメージはないのですが、昭和一桁の方々にはおなじみの楽器だったようです。結構な確率で「名人」がいらっしゃいます。いわゆる大衆楽器がそんなに種類がなかったので複音ハーモニカは人気があったというか、選択候補の上位だったのでしょうか。大衆音楽も半音を多用する現代の物とは違ってシンプルで日本人の耳にあう物が多かったせいかもしれません。で、このスズキ WINNER、すごく綺麗な音が出ます。繊細。というかリードが固く薄い感じがします。混じりけがないと云うか雑味が少なくてなんというかバーボンではなくスコッチかなと^^ズズキの前にトンボの複音も吹いたのですが、メーカーでこんなに音色が違うのかと感心しました。トンボは太くて粘りがある音。スズキとは対象的。リードの作りや材質が違うのでしょうか。どちらも魅力がありますね。