第二次大戦で日本が勝ったことにしないかという提案を夢の中で受けた話 ②
さかのぼれば明治期から国際金融資本(ユダヤ金融)の陰謀があり、日本人だけでなくアメリカ人も手玉に取られていたという側面があったことは否定しない。だが、当時日本の首脳部にそれが見えていなかったかと言えばNOである。第二次大戦に至っては、分かっていても引き下がれず嫌が応にも巻き込まれたというのが実情であった。
東インド会社の設立は大航海時代が始まってすぐである。先物取引はあの時代に盛んになった。そこで蓄財した者たちが成金、新興勢力として羽ぶりを利かせ始めた。ユダヤ金融、フリーメーソンリー、イルミナティなどと呼ばれている陰で王権を操り政府を動かしているとささやかれている者たちだ。(この頃では総まとめにしてディープ・ステート=DSと総称されているようだ)
なぜ日本が江戸時代に『選択的貿易』(一般には「鎖国」という)をしていたか。一五〇〇年代には白人が世界中を横行していたからである。かれらはもちろん日本にも来た。その後も入り込む隙を伺っていたがついに幕末までできなかったのである。軍艦に積んだ大砲の進歩によるとされているが私もその観方を採用している。
だが勘違いしてはいけないのは、ユダヤ金融などが率先して戦争を起こしたのではないということだ。彼は戦いの火蓋に油を注いだり焚付けたりしただけだ。彼らが戦争を起こしたとするのは、責任転嫁であり彼らに力を明け渡すことになる。
ところで、このテーマ、夢を見た日から気になり気の向くままにちょろちょろ書いていたのだが、いつアップできるとも分からないペースで進んでいた。ところが「今日あげてくれ」と来たのである。「冒頭の部分だけでいいから」
それで、言われるままに夢で見たところだけをすぐにアップした次第だった。残りはできたところから継ぎ足していけばいいか、と。いちにちふつか経った時、そう言えばあの日は終戦記念日ではなかったか、と思いついた。8月15日だ。8月15日に『第二次大戦で日本が勝ったことにしないかという提案を夢の中で受けた話』をあげるのはタムリーなことだ。それで上から催促があったのだろうと思った。
夢といえば、8月29日の昼のことだ。昨夜はずっと起きていたので朝から眠っていた。昼間に見る夢は現実世界で行なわれていることがほとんどそのままに映像化されることが多いので、霊的なメッセージがないと考えている。その日もバイクをオークションにあげたら予想以上の高値がついたといった内容で、たいしたことはなかった。問題は目が覚めた時だ。
『小林薫』という名前を持って来ていた。夢から覚めた時の記憶については以前書いたので割愛するが、明確に漢字で『小林薫』だった。この名前、・・・ああ、なんか変態的事件を起こして死刑になった奴の名前じゃなかったか。なんで、そんな名前を持って来たのだろう。ちらっと小さな顔写真を見たことがあるが、ゲジゲジした妖怪じみた雰囲気を放つ自意識の低さが嫌悪されたので詳しくは知らない。わたしは起きて台所の椅子に背をうづめ茶を飲みながらしばらく考えてみた。わざわざ憶えて持って来るからにはよほど重要なことに違いないのだが、それがよりによって・・・。
5分くらい思いを巡らして、ついに解らなかったのでもう一度寝た。まどろみの中、俳優にも同じ名前の人がいる、と聴こえてきた。しかしどうでもよかったので、すぐに起きて調べずにそのまま眠った。小林薫なる人の顔も浮かんできた。ああ、テレビドラマか映画で見たことがある。けれど、詳しくは知らない・・・。そして数時間後、目が覚めた。こんどは『仏法僧』という言葉をつかんでいた。目が覚める前に「ぶっぽうそう」「ぶっぽう、そう」「ぶっぽうそうじゃなくて、ぶっぽう、そう」などと唱えながら起きた。仏法僧のことか、はたまた鳥の名前か。丸山健二の小説に『ぶっぽうそうの夜』というのがあって、これは両方の意味をかけてあるのだけれど、ずいぶん以前にパラパラめくったことがあった。日頃あまり使わない言葉を使うために国語辞典を調べながら書いたような文章で埋め尽くされていて・・・。
『小林薫』と『仏法・僧』か、なんのことだろう。夕飯を済ませ洗い物を終わらせ風呂に入り、ひと段落ついた妻をつかまえ、かくかくしかじか「なんだけど、なんか思うことある?」とたずねた。うーん、何か映画に出ているのかな、と言っている隙にネットでともかく『小林薫』を検索した。「いま、吉田茂と書いてなかった?」
動画が紹介してある中にそんなキャプションが目に留まったようだ。クリックすると、小林薫さんが吉田茂役をしている映画がすでに公開されていた。
『日本独立』
「こんな映画、あったんだ」わたしは感心した。「知ってたら観に行っていたのに」
情報力のなさである。というより、向こうからやってきた情報だけが知るべきことだと思っているのでこのタイミングでグッドなのだ。「観た方がいいかも」と勧めるので、アマゾンプライムビデオに課金して鑑賞することにした。夜中の12時を回っていた。
吉田茂はおおいに関連があった。というのも、西某というのが「売国奴」呼ばわりしていたので、吉田茂を貶めることがいかに愚かなことかを、この後に出てくるが、書いていたのだった。その項へのヒントになるかもしれなかったからだ。お金を払うのがもったいない寂しい左翼的な映画でなければいいがなと思いながらスタートボタンを押す。
「仏法僧は、きっと聖徳太子のことじゃないかと思う」
と妻は言いだした。「仏教勢力とのかけひきで、表向きは仏教をせよと言いながら、芯では神道を実行していくと宣言したそうよ」
「なるほど」
「神仏習合というか、神道か仏教かでなくて、両立するための方策だったみたい。敬神の詔というそうよ」
話はそこそこにしてともかく映画を鑑賞することにした。その感想はまた後で吉田茂批判への項で書くことにする。
※
得意になってDSの介入について話し、なんでも彼らが操っているふうに言ってみせる林某。なにを今更といったかんじである。
日本を乗っ取り世界を操ろうとする悪の組織など、昭和40年代の子供向け特撮ヒーロー物にさえ何度も描かれ、子供向けだから作り話であるどころか、周知のことであった。大人向けの新聞やニュースなどではGHQの置き土産であった報道規制が敷かれていたところ、日本的精神や大和魂は漫画やアニメや特撮に生き残っていたのである。
『ルパン三世 ルパンVS複製人間』の中で マモーが「歴史を影から動かしてきたと自称する天才科学者。表向きは世界一の謎の大富豪「ハワード・ロックウッド」として、鉄鋼、造船、運輸、報道の多国籍企業(実体は財団として)によって世界の富の3分の1を支配しており、近年では考古学の発掘も手がける」と説明されているほどだ。
金融が抜けているのは意図的なのか、それともこの時代1978年当時はそれほど金融が表に出ていない時期だったからか。いづれにせよ、そうした勢力の存在は古くから認知されていた。
確かに金で世界を動かしている側面はある。だが彼らDSの企図が成功していたのは、ベトナム戦争の頃までで、その後の勝率は落ちている。現在はいくつかの系統・派閥がせめぎあい、うまくいっていない。
当時かれらが利用していたのは恐れであったが、いまは少し芽生えてきた『愛』を利用している。
DSの存在など、首脳部が知らないはずがない。知らないどころか、誘われていたほどだ。明治から昭和まで、いや今現在も彼らの動きは掌握されている。その上でつっぱねるか、どのくらい組むか、それは時代や政治家の判断によるだろう。
明治維新からしてアメリカの東洋進出が発端であるし、薩長軍や幕府に英仏が入り込んできていたのは周知のことではないか。
最後の取り合いとなっていた支那をめぐって大陸に列強がこぞって入り込んでいた。
「草刈り場」
わたしたちの中学時代には社会科の教師がそう教えていた。もっとも精力的だったのはアヘン戦争で勝利したイギリス、それから遅れて乗り込んできたアメリカ、そして南下政策を取り始めたロシアだった。
維新当時の首脳部は、支那で騒乱が起きている間は時間稼ぎができても、どこかが取ったら、次は日本が危ない、そう思うだろう。戦国時代に秀吉がスペインに対して抱いた危機感と同じである。新政府を担った者にすれば、喫緊の課題はアメリカとの『不平等条約の改正』であったが、侵略を防ぎ日本の主権や独自性を守るには、イギリスと手を結ぶのが賢明であると思うのではないか。
西南戦争で没した西郷隆盛にはすでに、支那大陸におけるイギリスとロシアの対立が見えていた。それを目の当たりにした日本がどうするか、それには4つの選択肢があったのは状況を鑑みれば誰にでも分かる。
① どちらとも組まない
② イギリスと組む
③ ロシアと組む
④ どちらも敵に回す
①なら両国が敵になりかねない。どちらかと組めば、敵を一つ減らすことができる。敵を一つに絞ることができるのである。日本は②を選んだ。
このあたりに時空調律のポータルはあるだろうか? ②以外の選択をした方が第二次大戦で敗戦国に分けられることが免れただろうか。わたしはないように思われるが皆さんはどうだろう。
「太陽の沈まない国」と称された大英帝国は最強にして最大の敵であるため、ここと組むことは他のあらゆる侵略を抑止することができる。イギリスにしても極東における対ロシアを日本に肩代わりしてもらえるのは好都合であるし、支那への足がかりがつけやすいと算段したのだろう。同盟にはフィフティ=フィフティの関係が成り立ってこそだ。地政学的に日英でロシアを挟んだ格好となった。これでロシアが日本に攻め込みにくくなったのである。
外国の力関係を利用し、その帰結としてイギリスと同盟を組むことで独立性を担保し被侵略のリスクを減らすなど、首脳部になってみれば当然の選択である。それさえもけしからんと主張する国粋主義者は孤立無援の破滅主義思想の持ち主なのではないか。私はそんな極端な輩と心中するつもりはない。
日露で組んでイギリスと対抗する。この選択肢はどうだろう。イギリスは海を隔てたユーラシア大陸の向こうにある。ロシアは首都モスクアは遠く離れているが、隣国であるため海からでも陸からでもすぐにやってくることができる。裏切って強大な敵になりうるのはロシアである。実際、三国干渉(1895)を煽動したのはロシアであった。それゆえに日本は臥薪嘗胆の思いで富国強兵に尽力し、イギリスと同盟を組んで固めた。
明治となった日本は周辺諸国と友好関係を結ぶことをまず是としていた。暗殺未遂事件はあったものの、ロシア皇太子を(1891)歓迎していたのが、明確な敵になったのは三国干渉(1895)以降である。
フランスと懇意だったロシアが支那においてイギリスを挟み撃ちする危惧もあった。
実際に、日本がロシアに勝ったために日英同盟が強化された。
イギリスが日本と同盟を結んだのは実利だけではなかった。皇族のすばらしさ、日本人の清潔さ、勤勉さ、文化・風習・歴史、武士道精神のすばらしさ。身なりの清潔さ。そういったものも同盟を組むにふさわしいと判断されたのは言うまでもない。このあたりの報告はイザベラバードの『日本紀行』に詳しい。イギリスにはバイキングのイングランドだけでなく、スコットランドという王朝の系譜もアイルランドもあり、格調の高さに合致したからである。
その前に、まずもって武家政権の日本を制圧するのが難しいと判断されたからだ。日本中の藩に武士がいるのである。攻め入る隙がない。そして命がけで守っているし、薩英戦の後の交渉にも知能の高い者があたっているなど、簡単に御せる国ではないと覚ったのである。
西某などは、それを否定しているけれども、イギリスが朝鮮と同盟を組まなかったのはなぜか。第一、なぜ清と組まなかったのか。また、同じ海洋国家のフィリピンと組んでもよかったはずだ。アジア戦略のためだとするならいくらでも選択肢はあった。
彼はまた、明治維新を革命(クーデター)のように言うが、天皇がいるのに、どこが革命なのか。日本は大和朝廷のまま、実際の沙汰だけはその時代に合った才能のある者に任せてきたのである。天皇がいなくなれば、革命(クーデター)だろう。
天皇は古代における王の連合体である。日本のあらゆる家族の長が寄り集まってできたスメラミコトを否定できる日本人は存在しない。そんなことができるのは、外国人だけである。日本に住み日本人になりすましている者なら平気で蹂躙することができるだろう。しかし、侵略や略奪、奴隷支配でなく道義心と調和を重んじて生きることに同意するなら日本人=大和民族だ。日本においては造反有理など成り立たない。
また、江戸幕府は政権を返上したけれども、徳川家自体は存続しているではないか。慶喜は大正2年まで生きていた。幕藩体制から西欧列強に応ずるべく中央集権の体制に変えた。それを革命というのだろうか。激変ではあっただろうが、革命の実際には当てはまらないと思う。
大和朝廷はそのままで、実際の政治をどうするか、外国の変化に応じて日本なりに適応したのである。
明治もそうやって建設された。開国し、尊王攘夷を選択したのだ。これが日本人らしい結論であると思わないか。開国か攘夷か、でなく、尊皇した上で開国し、時あらば攘夷すると決めたのだ。まさに日本的他者尊重でできたのだ。有益であろういろんな意見を採用し、時に応じてそれを出し、最善にもっていく。
政治や経済と全く関係ない動画をyoutubeで観ていると、バッド評価をし即座に動画をスキップしても、年齢や性別を変えてもしつこく広告をうってくる。いったいいくら広告に金をつぎ込んでいるのか。株やFXなど、一度も検索したことのない分野の広告以上の頻度で悪党づらを露呈し、常識を破ったつもりのしょうもない切り口で呼びかけてくる。
きしょくわるい
国際政治や歴史を扱っている者が、一応政治や歴史の専門家だと言っているあの者をあからさまに批判すれば何かとうるさくなるだろうし、格が下がるかもしれないといった危惧があるだろうから、厚顔無恥なわたしが書いてやる。あれはかなり程度の低い輩と感受する。英雄や偉人を穢す。どこかで聞いた手口と思わないか? 「ナポレオンなんざ、あれは小心者の臆病者で保身のために若者を死なせ、出世のために売国したんですよ」と言っているようなものだ。その発言に隠された意図はなんだ。
しかし昨今の日本ブームで目覚めたはいいが無知で依存心の強い人たちは感化されるかもしれない。うがった見方をすれば、というか西の腹には抱かれているようだが、日本の指導者に騙されたと疑心暗鬼にさせることによって自分たちでなんとかしなければという想いを肥大させることで国粋主義者を増やし、いざ戦争開始となれば喜んで志願するようもっていこうとしているのではないか。それをどこからか依頼されているかもしれない。アメリカの若者の死者数を少なくするためだ。
宣伝広告で龍馬がテロリストだったと言うのでその具体的な資料や証拠を提示するのかと思いきや、講演会でもうわっペリの話だけ。それに15万から20万円のパーティー費用を取るというから驚きだ。あれは、歴史を騙った集金集会なのではないか?
「大河ドラマに騙された日本」などと銘打ち、嘘を映画やテレビドラマにして喜んでいる支那鮮への批判にムカついて「お前もやんか」とばかりにNHKや司馬遼太郎を批判し、日本人をあざ笑っている。それをありがたがって聞く日本人という構図である。こいつのは歴史を装った金儲けにすぎない。無知で純朴な日本人を食い物にしている。
腹の底では小馬鹿にし、さんざん貶めた後にちょっとだけおためごかしに日本を褒める。日本人のマゾ性を撫でこする、言わば、あざけりビジネスである。元々が日本と日本人を憎悪しているので大金を取るのになんの負い目もないどころか、むしろ仕返しが成功したくらいに思っているのだろう。要するに、西が言いたいのはこういうことだ。明治維新をやたらと美化するが、お前らの歴史は、アメリカにやられ、イギリスにしてもらっていただけ。
こいつ程度の知能では日本人の深さは理解できないだろう。自分がなぜ「せんせー、せんせー」と持ち上げられているのがどういうことか全く気づいていない。アメリカ帰りを売り物にし、ほだされて調子に乗れば乗るだけ、英米人の馬鹿さ加減を暴露することになるだけだ。日本人の察知力を甘く見てはならない。
西はまた、幕末、ペリー以降、イギリスもアメリカも不平等条約を押し付けただけで戦争しなかった。とほざく。・・・?
薩英戦争はどこに消えた。馬関戦争を知らないのか。
日清、日露がイギリスの代わりにやらされたくらいに言っているのだろう。では、イギリスは弱いではないか。イギリスがひるむ大ロシアに日本は勝ったのだ。陸戦も海戦も。
日露戦争は、同盟を組んでいたイギリスが武器弾薬や兵隊を送って合同で戦ったのではない。ロシアが単独で日本と戦争をしたからだ。日本が二国を相手に戦う時にはイギリス軍が参戦することになっていたので、ロシアは清と組まず一国で応じたのである。(このあたりの経緯や条約内容は他の資料を見てください)イギリスはバルチック艦隊の補給を妨げるなどで間接的に日本に協力した。
勝てそうにない相手に、連合国という名の徒党を組んで対抗するのはアメリカの常套手段だ。
アヘン戦争で清には勝ったけれど、薩摩に侵攻できなかった。
西に言わせるとイギリスは「清を攻略するために日本にテロリストを養成してやらせた方が賢明だ」と思ったのだそうだ。もしそうなら、日本に軍事力でかなわないと踏んだからである。
そこに脱藩してふらふらしていた風来坊の愚連隊の龍馬にやらせたのだとか。イギリス様の資金があったから徳川幕府を倒せたのだそうだ。どこまで日本と日本人を馬鹿にしているのか。自分と同程度の者だけがウヨウヨしているとでも勘違いしているのだろう。
事実、マレー沖海戦では陸軍にやられている。プリンスオブウエールズやレパルスといったイギリスの最新鋭艦が陸攻隊に沈められている。
その片鱗は武家政権であった幕末の日本にはすでにあった。だから、イギリスは次善の策を取ったにすぎない。それを「アジア戦略」? 負け惜しみのええかっこしい。
天皇や徳川を独自の軍隊で壊滅させ、ヘンリーがやったように日本の征服王になればよかったではないか。他のアジアでやったように、支那人をもってきて代理で威張らせればよかったではないか、なぜそうしなかった?
できなかったからだ。西にはそれが理解できない。日本という国の本質的理解は資料と理屈だけではできない。想像力がなければならない。彼には正確な事実を想起する元種がない。すなわちDNAが違うのである。白人や支那人のような現世利益的な実利だけで人間が動いているとしか考えられない輩には日本人への正確な想像は無理だ。その程度の認識や信念の獣が語る歴史など吐き気がするだけである。夢か飯かの二元論でしか考えられない。
日本にしたアジア戦略とやらをどうして他のアジアでやらなかったのか。当の清に対露をやらせればよかったではないか。なぜ、しなかった? こいつの言うことは疑問だらけである。なぜスペインを倒してフィリピンに日本の代わりをやらせなかった? なぜ東南アジアの人々を束ねて兵隊にし本格的な日本侵攻をしなかった? なぜ? なぜ? なぜ? 勝手なことを騙る別の意図があるからだろう?
わざわざ開国させて日本を強くする必要がどこにあるか。
イギリスが世界の4分の1を占めていたとしても、それは面積の話であり、イギリスの精鋭部隊は少数だ。
鉄道や繊維産業などを教え、鉄鋼や蒸気機関を教えた。日本が学んだものを元より高度化することを知っていたらできなかったことだ。調査不足はいなめない。儲かったのは一時期だけで、日本の防衛力を増してやるだけではないか。ロシアを牽制するどころか、支那を手中に収め、イギリスを追い出し、ブリテン島にまで攻め入ってくる危惧はなかったのか。それを、イギリスのアジア戦力にまんまとひっかかった、とは。
アメリカにしても南北戦争やメキシコをめぐったスペインとの戦争で疲弊していたし、太平洋を越えての戦争に大勢の兵隊を駆り出すのが難しかった。やっと新国家を作ったばかりのアメリカ人がどうしてわざわざ海を渡って日本に行かなくてはならないか。海賊が自出のイングランドならまだしも、イギリスと言えどスコットランドやアイルランドは積極的に加担しない。正義や理想、ましては王や国の沽券のために命をかけるはずがない。身の危険がないかぎり一般人が志願するはずがない、
日本に勝てないイギリスに勝てない清は弱い。だから辛亥革命が起きたのだ。イギリスが戦争をためらうロシアに勝った日本はイギリスより強いのではないか、と思われた。
明治を美化し、触れてはいけない、壊してはいけない、脆弱な信者が教祖や教義をあがめるのと同じだと西は言う。
戦争には、人間の醜いところと同時に美しいところも出る。日本でも窮地にあってその両方が発露され、美しいとされる部分について他国と相容れない性質があると観察されたにすぎない。なぜ、それを否定するか? 穢して回るか?
要するにこいつは、他人の大恋愛について「あれは結局ヤリたかっただけですよ」としたり顔で決めつける下品なブ男と同じなのだ。「結婚なんてあれは恋愛であろうが、経済的な契約にすぎないんですよ」。ゲスが横から差出口を挟む。ふたりにとっては『大恋愛』こそが事実であったのだ。異性に対する『憧れ』は「ヤリたい欲求」とは異次元の周波数帯にあるのをしゃにむに同じにしたがる下品さ。
こんな〝歴史〟を使った洗脳とシンクロするのはその程度の人だからなんにんいたところでパワーはない。
明治も昭和も、すべて日本人の適応と観て初めて合点がいく。どのような精神性からそうしているのか。それは己の奥深くを観察すれば分かる。
世界の戦争が国際金融資本(ユダヤ金融)が起こしているふうに言うが、だいたい、それらが自分たちから金を借りてくれと申し出ているのではない。日露戦争の戦費でもやっとの思いで借款できたのだ。たまたまロシアに嫌悪感をもっているユダヤ人銀行家を見つけたゆえに借金できたのだった。高橋是清らがてんてこまいして資金を調達していたのである。近年悪の権化のようにロスチャイルドを敵視するむきがあるけれども、この時代にあっては逆に感謝しなければならない。
日露戦争には日本とロシア両方に貸したあくどさを指摘するけれども、日本は1987年までかかって返したが、革命のあったロシアは「あれは別の国が借りたことだから」と踏み倒したのだ。国際金融資本も、なかなか苦労しながら金を得ているのである。
9月9日」
