離合集散を繰り返す野党 | 上下左右

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台湾の早期TPP加入を応援する会の代表。
他にも政治・経済について巷で見かける意見について、データとロジックに基づいて分析する・・・ことを中心に色々書き連ねています。

立憲民主党が国民民主党と社会民主党に合流を呼び掛け始めたようです。

何回目ですか?

©️毎日新聞

ちなみにこの図では希望の党が国民民主党に合流していますが、希望の党自体はまだ存続しております。
希望の党の合流経緯
(旧)希望の党が5月7日に解党し、(新)「希望の党」と旧希望の党代表、玉木雄一郎ら新党参加者による「国民党」(即日民進党に吸収合併され、「国民民主党」に改称)に分党する形で5月7日に即日発足[14]
旧希望の党から中山成彬井上一徳衆議院議員2名、松沢、行田邦子中山恭子参議院議員3名の国会議員計5名(政党要件の最少人数)が参加し、松沢が代表に就任した。(wikipediaより引用)

この経緯一つ取っても訳がわかりませんね。わずか三年半前に結党し一年半も野党第一党だった民進党の名前を見ても「そういやそんな党もあったなぁ」という感想が沸くばかりです。

本人たちには分裂や合流にそれなりの理由があるんでしょうが、端から見ていると何がしたいのかサッパリ見えてきません。どうせしばらくは桜を見る会の追求ばかりしているんでしょうしね。
あらゆる面で党が集約した方が効率的であり、選挙の時でも死票が減るのは間違いありません。しかし今現在分散しているのは、合流しても相容れない、譲れない党是があったからでしょう。
これまでも何度も離合集散を繰り返し、結局は一つも大きな影響力を持つ党には育ってきませんでした。こういう言い方もなんですが、こんなことをしている間は自民党は安泰ですよ。

今日本は景気がマイナスに傾き始め、政府も災害対策と合わせて大型の経済対策を打ち出しました。これが適切な対策になるように内容と規模をしっかり議論するのが国会の役割です。
職責懈怠はいいかげんにして、本来の仕事に戻ってほしいと切に願います。