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待望のソファが届きました。

半ばIKEAで衝動買いに近いですが、黒い革のL字ソファーです。

本当は布生地の暖かみのある色が欲しかったのですが、革なら即日配達、革以外は3週間と言われ・・・。

意味の分からないリードタイムにイラつきながら、「じゃーNoirでBienだ!この野郎!」となった。


9-11時の間に配達と聞いており、8時45分にフランス語の電話あり。

僕のリスニング力によると、それは配送業者からで「今から10分後に到着するから、外に出ていろ」とのこと。

面倒くせ~なぁ~と思いながら、出てなかったことで持ってかえられては困るので外へ。

しかし、待てど、待てど、来ない・・・。


再度電話あったが、全く話が通じない。

うーん、困った。

丁度、在仏3年中国人の知り合いが居たので、彼に電話し、話をつないでもらった。

どーやら、住所が分からなかったようだ。

30分後、配送業者が到着し、無事4階まで上げてもらった。

ふと配送業者より「この貨物、普通は4名で持ち上げるけど、今日は3名だからチップくれ」と・・・。

こんなことを普通に言うフランス人にホントイラッとする「そりゃ~あんたの人員ミスで、ワシとは関係ないべ~」

無意味なディスカッションをする気はないので、御駄賃として5€差し上げ、帰った貰った。


さてと、ソファーを箱から開け、組み立て開始。

大量の梱包に囲まれながらも、何とかソファが設置完成!


梱包ダンボールを捨てに下に降りた時、それは発生したのです。

ゴミを捨てていると、背後にメガネをかけた東洋人女性の人影が・・・。

この東洋人女性とは、僕のアパートの下にあるサッカーショップのオーナー。マダム吉田(65)

以前、東洋人っぽい人がいるなぁ~とは気づいていたが、話すのは初めて。


マダム「コレ捨てたの、あなた?」

ワシ「は、はい」

マダム「ちゃんと、束ねないとダメじゃない!ここには、捨て方にうるさい人が要るんだから!」

ワシ「すみませーん」

マダム「ところで、あなた日本語わかるの?」

ワシ「はい、わかりますよ、日本人です」


日本人とわかった瞬間、マダムはマシンガンのようなトークを開始。

このアパートは300年くらい経つ古いアパートで、金持ちが多くて・・・

だけど、フランス人と日本人のゲイ老カップルが居て、そいつらがゴミの出し方やら細かいとか・・・

フランス人はカネの亡者で、人のカネばかり考えているから気を付けないさいとか・・・


うーん、僕には、ゲイカップルよりマダムの方がゴミの出し方に細かく、ちょいちょい人のサラリーやら家賃などを聞いてくるあたりがマダムの方がカネの亡者に思えるのだが・・・(笑)


面白いのは、こんなマシンガントークの合間にマダムは僕に「あなた日本語お上手ね~」と突っ込みを入れてくるところ。

最初は何をいっているんだ?と思ったけど、どうやらマダムは僕がどこぞの日系人だか、ハーフと勘違いしているよう。おそらくアパートの大家さんと英語で話をしていたこと、学生時代をアメリカで過ごしたことを聞き、それで勘違いした様。何度も訂正をするべく、話をしたが、そのたびに話をはぐらかされる為、半分面白いのでこのままにしておいた。


かなり強烈なマダムだが、何とか新生活やっていけそうです。

うん、やっていくしかない。


PS

乱長文失礼しました。