ただいま、 トマス(アメリカンカール)、ロビン(黒猫)、ソバ(モフ?子?猫)。
仕事中にふと卓上カレンダーの残りを見たら、あっという間に2012年も終わりだということに気づきます。
え?もう、来週10月?みたいな。
年を重ねるたびに、時が過ぎ去る早さを実感します。
それに比べて、小さいころの一年は本当に長かった。
おねえちゃん(あたし)は、小さいころ、10月頃になるとウキウキワクワクと、ある人に手紙を書いていました。
それは、サンタさん。
年に一度、「あの人」(おねえちゃんの母)にとやかく言われることなく、好きなものを頼んでいいという、当時のおねえちゃんと、おねえちゃんのおねえちゃんの最大イベント。
やっと来たこの一年に一度のチャンスに。
ものすごく悩んで。
欲しいものの中から、一つだけ選び抜いて。
それを手紙に書いて、「あの人」に渡すのです。
「あの人」いわく、大人にしか見えないポストが、12月になると家の角にあるので、そこに投函してくれるらしいのです。
なお、「あの人」は、サンタさんに失礼があってはならないと、事前に、おねえちゃんとおねえちゃんのおねえちゃんが書いた手紙に目を通し、漢字の間違い等がないかを確認していました。
おねえちゃんは、ある年、どうしてもバービーだかリカちゃんだかが、おもに冷凍食品をレジ打ちしまくるスーパーの店員になれるキットをサンタさんにお願いしたところ、「あの人」が、怒り狂いながら、「サンタさんも困惑する!21世紀こども百科にしなさい!」と変更を余儀なくされたこともありました。
なんで「あの人」があんなにもサンタさんへの要望に口を出したのかは、今となってはわかりますが、当時は謎だらけでした。
また、サンタさんに手紙で質問をすると、12月25日、プレゼントともに、返事が返ってくるのです。
ある年、サンタさんに「どうしてサンタさんは1日で世界中の子供たちにプレゼントを配れるのですか」と質問しました。
サンタさんからの返事は、
「サンタは一人ではなく、世界中にたくさんいます。
わたしは、練馬区担当です。」でした。
非営利ビジネスは小規模であることを知った瞬間でした。
いつの間にか「サンタさんはいないな」と思うようになってしまい、自然消滅的にサンタさんへお願いをしなくなってしまいましたが、今でもふとした瞬間に、練馬区担当(笑)だったサンタさんが恋しくなる時があります。
いいえ、サンタさんが恋しいというか、無条件に、無邪気に、疑いという心を持たずに、何かを信じていられたあの頃、あの季節が、懐かしく感じるのです。
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なお、いまロンドンに留学しているおねえちゃんのおねえちゃんは
中学2年生までサンタさんを信じていました。
「わたし免疫学の博士号とるために留学してるの」
はぁ?かっこつけてんじゃねーよ!
全世界に君のいたい過去をばらしてやったぜ!笑
そしてもういっちょ!
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