「JRA」は2日(金)、「角田大河」騎手(21歳、栗東・石橋守厩舎)と「松若風馬」騎手(28歳、栗東・フリー)の2名を翌3日(土)から「裁定委員会」の議定があるまで騎乗停止にすると発表した。
「JRA」によると「角田」騎手は1日(木)の20:30頃、「函館競馬場」の「芝コース」に自らが運転する「自動車」で侵入し、損傷させた。
関係者から「芝コース」に「自動車」が走っていると「ガードマン室」に連絡が入り、「ガードマン」がゴール前で停車させたところ、同騎手が運転、同乗者も1人いた事が確認された。
同騎手は当日、函館市内で開催されていた花火大会を観覧する為に侵入したという。
翌日、同競馬場の「芝コース」には「タイヤ」の跡がくっきり残っているのが確認された。
同競馬場での今年の競馬開催は先月14日(日)を以って終了しているが、その後は「調教施設」として使用されており、「芝コース」も「調教」で使用されている。
この事について「JRA」は「騎手」として重大な非行があったものと認め、日本中央競馬会競馬施行規程第148条第2項により、本事案について「裁定委員会」に送付すると共に同条第4項により、3日(土)から「裁定委員会」の議定があるまで騎乗停止とした。
これにより、4日(日)の札幌11R「エルムS」(G3)の「ベルダーイメル」等、今週末の「札幌」の全14鞍[3日(土)7鞍、4日(日)7鞍]が全て乗り替わりとなる。
同騎手は2023年4月に競馬開催中に「通信機器」(スマホ)を不適切使用したとして、同5月13日〜6月11日に30日間(開催10日間)の騎乗停止処分を受けた。
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一方で「松若」騎手は2日(金)の3:20頃、「栗東トレセン」に向かう際に「自動車」を運転中、滋賀県草津市内で物損事故を起こし、自ら「警察」に通報。
駆けつけた「滋賀県警」の「警察官」がアルコール検査を行ったところ、基準値を超える「アルコール」が検出された事から「道路交通法違反」(酒気帯び運転および物損事故)の容疑で検挙された。
同騎手は前日の21:30までに「ビール」を2杯、「ハイボール」を1杯、「チューハイ」を1杯飲んでいたという。
この事について「JRA」は「角田」騎手と同様、3日(土)から「裁定委員会」の議定があるまで騎乗停止とした。
これにより、今週末の「新潟」の全9鞍[3日(土)4鞍、4日(日)5鞍]が全て乗り替わりとなる。
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