ふと思い出した思い出話でも一つ。

高校時代、入り浸ってた某楽器店で7-80歳ぐらいのお爺さんが来客。

珍しいなーと見てたら店員さんに「今からギターを始めたいんだけど初心者向けのを見繕ってくれ」と相談してて。

えっ?!この歳でギター始めるの??!!!!!!ってビックリしたけど、このお爺さんに凄く興味が湧いて側で話を盗み聞きしてると…


−若い時はロックやギターなんて不良がやるもんで、全然やらせてもらえなかった。歳を取ってふとやりたい事は何かなって考えたら死ぬ前にギターをちゃんと弾いてみたいと思ってね−


なにそれ、お爺さんすげーカッコいい!って正直感動しちゃって。

ギターをやってみたいって気持ちをようやく行動に出せたお爺さんは物凄く晴々とした笑顔でね。

自分が初めて楽器屋さんでギターを買った時と同じ『ギター弾くんだ!!ロックしたいんじゃ!!』って気持ちは歳を取ろうが微塵も変わらない気持ちなんだよね。

若ければ何でも出来る、未成熟な全能感を持っていた自分の価値観をぶっ壊したあの情景は今でも頭の中でこびりついてます。


 


 人は今のポジションに安定しちゃうと挑戦する事にとても億劫になり易い。今自分が持っている能力を研鑽する事も凄く大事だけど、自分にない事に挑戦するとまた別の視点から物事を見る事が出来るんじゃないかな。

そんなの出来っこないよ、やるだけ時間の無駄、ってネガティブな考えはゴミ箱にポイッと捨てちゃって、興味がある事、諦めてた事に少し手を伸ばしてみては?

それはきっと少しずつあなた自身の成長と人生の豊かさをもたらしてくれると思うよ。