5月15日イタリアのボローニャで死去、48歳。

持病が原因でコロナウイルス感染によるものではない。

 

トリノ生まれ。主にヨーロッパを舞台に、ピアニスト、指揮者、作曲家として活躍した。

 

2017年にアルバム「The 12th Room」が大ヒットし、一躍人気ピアニストの仲間入りを果たした。

 

出典「文化的な日々」

 

訃報 〓 エツィオ・ボッソ, イタリアのピアニスト・作曲家・指揮者

 

ピアニスト、指揮者、作曲家として活躍していたイタリアのエツィオ・ボッソ(Ezio Bosso)が5月15日ボローニャで亡くなった。48歳だった。2011年から脳腫瘍の手術を受けて以来、神経変性疾患が悪化、昨年秋からはピアニストとしての活動を止めていた。

トリノで生まれ。ウィーンでコントラバス、作曲、指揮を学んだ後、ヨーロッパ室内管弦楽団、ルツェルン音楽祭管弦楽団などで活動。その後、イタリアのオーケストラで指揮を始め、プッチーニ・フェスティバルなどの音楽祭でも指揮。

2017年からはトリエステのヴェルディ劇場の専属指揮者の一人だった。

2016年にはサンレモ音楽祭にも出演。そのライヴが人気に火をつけ、2017年にSony Classicalからリリースされたアルバム「The 12th Room」がイタリアだけで5万枚を売り上げた。

2017年には「ストラディヴァリ・フェスティヴァル室内管弦楽団」を設立。2018年には欧州議会に招かれている。

作曲家としては、ガブリエーレ・サルヴァトーレス監督作品『ぼくは怖くない=Io non ho paura』の音楽を担当。

バレエの音楽も手掛け、《Murmurtaion》はウィーン国立歌劇場、ロイヤル・オペラハウス、シャトレ劇場などで上演されている。

写真:Sony Classical