以下47newsより抜粋。
国籍法改正案が衆院通過 今国会成立、与党に異論も
未婚の日本人男性と外国人女性の間に生まれた子について、父親が認知すれば国籍を取得できるようにする国籍法改正案が18日、衆院本会議で可決された。直ちに参院に送付、今国会で成立する見通し。
最高裁が6月、結婚を条件とする現行法を違憲と判断したことを受けた改正。うその認知で国籍を取得する偽装認知が広がる恐れがあるため、虚偽の届け出をした者に1年以下の懲役か20万円以下の罰金を科す規定を新設した。
同改正案をめぐっては、自民党などの有志議員が17日、会合を開き「偽装認知が横行する恐れがある」と採決延期を求めることを決議した。
最近話題の、国籍法の改正問題です。
今に至る流れを簡単にご説明します。
現行の国籍法では、未婚の日本人男性と外国人女性の間に生まれた子どもが出生前に認知されなかった場合、日本国籍を取得するためには「出生後の認知」のほかに、「父母の婚姻」が必要だとされていました。
しかし、6月の最高裁判決で、この「婚姻」要件が違憲とされます。
判決である法律が違憲とされた場合、別にすぐにその法律が廃止されるわけでも、国会で改正する強制力が働くわけでもありませんが、実際は違憲判決が出されたら改正しなきゃって流れになり、法律の改正が行われます(期間はまちまち)。
したがって、今回も国籍法の改正へ、という動きとなりました。
さて、このままボーっとしてたら国籍法は改正され、婚姻要件が削除されちゃいますが、ちょっとマズいんじゃないかと思います。
記事にもありましたが、確実に偽装認知が増えますよね。
日本の国籍欲しさに、わんさかと認知の書類が市役所に提出される光景が目に浮かびます。
父親が認知すれば良いだけ、というのは要件としては軽すぎます。
また、この偽装認知の裏には、ヤクザや犯罪組織が手引きしているケースがほとんどであり、他の犯罪に繋がる危険もあると思います。
抑止力として罰則を設けていますが、果たして効果はあるのか…。
改正までとんとん拍子に事が運んでいる今、裏には何か大きな企みがある気がしますね。
ではでは。
アヴィアント~。