考えてる途中。 -3ページ目

考えてる途中。

おもにエビ中の好きな曲のこととかを考えてる途中。
ふしぎと意味のない文章ばかり書きあがります。

と、いうわけでですね。

エビ中さんの『私立恵比寿中学 Best at the moment series「6Voices」』パシフィコ横浜公演が開催されましたので、参加して参りました。
この公演がツアーの最終日。エビ中の6人体制がここで終了となるわけです。いろいろと感じることがありましたので、さっそくレポートを…
と思っているうちにナタリーさんがいつもの丁寧なお仕事をしてくださっていますので、ライブリポ的なやつは今回もやめときます。同時期に行われていた新メンバオーディションの合宿のことなども含めて、このツアーを通して思ったこととか書きなぐって寝ることにします。起こさないでください。



今回のツアーは、なんていうかひとつの時代を締めくくるための構成となっていました。
ちょっと解説すると、中山ブロック3曲、小林ブロック3曲といった具合に、各人の特徴がよく現れた楽曲を3曲ぜんぶで18曲。そして自己紹介をはさんで、最終ブロックは6人時代を司る楽曲x2とイエローライトで3曲。合計21曲ずつという、季節の定番小皿にシェフの気まぐれを取り交ぜたフルコースディナーのような贅沢さでした。

印象に残った小皿の料理を思い出してみると…


中山ブロックでは放課後ゲタ箱ロックンロールMX
ほうきギターは今後、新メンバーに持たせることになるかもしれませんね。オーディションでは緊張のもと、候補者の皆様はだいぶ行儀がよかったように見えました。でも新メンバーとなる方には、荒ぶるときに一転してしっかり荒ぶる姿をしっかり開放して頂きたい。
思い返すと、ぼくがエビ中に襟首をつかまれて目が離せなくなったのは、たよりなさそうに商店街でフラフラと町おこしをしていた中学生が、武道館の「ゆび祭り」ステージにて見違えるような大暴れをしてみせたこと。そのギャップを目にしたのが一つの大きな要因でありました。そんな懐かしいことを思い出したりして。


小林ブロックでは、全ての公演で感情電車からSHAKE! SHAKE!のリレーが見られました。
ファミリーの色々な感情が載せられた電車で麗しい四季の景色と広がる青空を描きだしたと思ったら、ファンク風味のビートで豪快爽快に歌いきる後者の曲に自然に繋げてゆく。彼女らの懐の深さを実感する良質な時間です。
そういえばSHAKE! SHAKE!はコール&レスポンス曲ですが、いまだ僕らはメンバーに声を返せていませんね。世界が少しでも元の様子に戻った日に、「黙っていないで声を出してよ」という歌詞に大声で応えてみたいものです。


柏木ブロックでは、毎回I'll be hereの完成度に酔うことができました。
柏木真山ペアのディーヴァっぷりもさることながら、他のメンバーもしっかり歌いきって踊り切っていて。都会的なカッコよさに舵を切ると、彼女たちはここまで出来るのだということを知らしめてくれました。
ちょっと話題はズレちゃいますが、この曲は柏木生誕でも真山生誕でも歌われている上に、安本生誕でも彩ちゃんが歌っているんですよね。歌詞割りからすると曲のメインは柏木真山の二人と言えると思いますが、ぼくはあの生誕で、安本さんの意地のようなものも感じることが出来ました。転じて、6人時代の到達点としてのこの曲の役割は、きっと大きなものだったのだというところに想いが行きつくのです。


星名ブロック
ここはエビ中の特長と歴史を凝縮したようなブロックでした。「楽」にステータスを全振りしたかのようなガリ勉売れエモ未確認から始まり、一転して藍色のMondayによる「静」で会場を包み込み、ラストのPANDORAで一気に「激」を放出。
偶然だとは思うのですが、この公演は基本的に21曲。その真ん中11曲目が、藍色のMondayなんですよね。『ここにいるよ。ここにいるよ。I’m here to stay.』 このフレーズには、彼女らの優しさと存在意義が詰まっているように思えてならないのです。この公演の中枢にこの曲があって良かった。


安本ブロック
本人はいなかったからけれど、安本さんのことをしっかり感じられたブロックになりました。
最終日は涙は似合わないがかけられたのですが、公演ラストで朗読された彼女からの手紙も相まって、なんていうかいつものやっさんのことを感じずにいられませんでした。
そう。公演最後に手紙が読まれたのですよ。安本さんからメンバーへのメッセージなんて、誰だって涙ぐんで聴くに違いないじゃないですか。それがですよ。「そして、中山莉子。」ですよ。急転直下のお約束ですよ。「澤だってドリブルが上手い」方式ですよ。ここでみんなを笑かしてやれ!と悪い笑顔を浮かべていたであろうやっさんの顔。そして、笑え、笑え、笑え、涙なんて見せてないで、何度でも立ち上がれ。そう歌う安本さんの顔。
きっと近い将来にまたその顔が見られるのだろうなと。そう思わずにはいられませんでした。


真山ブロック
1曲目の愛のレンタルも現時点で到達したひとつの最良なプロダクトなのですが。それよりもやはり聴きどころは春の嵐にあるんですよね。久々にやや近い距離から見たところ、柏木ブロックのラリアートが思いのほか強そうで。いや違う。そんなことを書きたかったわけじゃない。
気象的に簡単に解説すると、春の嵐っていうのは、冷たい空気と暖かい空気のぶつかり合いによって生まれるもの。大気の状態が不安定になって激しく入れ替わり混ざりあって、時には雷雨や突風を巻き起こすもの。
この曲は、そんな春の嵐と同じように激しく揺れ動く不安定な気持ちと感情を表したもの。2017年のあの時期も、6人体制になったあの時期も、そしてまさに今この時期も、真山さんをはじめメンバーみんなの心を占めている気持ちそのものなのだと思います。『わたし少し変われるかな』という決意とも不安とも希望ともとれる一節を境に、五線譜の上で吹き荒れた嵐は唐突に終止線へと向かい、真山ブロックも終了、同時にメンバーブロックも終了するのです。

この構成の見事さたるや。


18曲をほぼノンストップで駆け抜けて。
彼女たちの足跡を辿るのに、これ以上ない魅せ方だと思います。ここでのMCで一気に空気が頼りなく緩むところも含めて、これ以上ないですよ。うん。



最終ブロックは毎回イエローライトを歌っています。
今のわたしたちにとって大事な曲です、大切に歌っていきますと、柏木さんが毎回アナウンスしています。その前フリの意味合いも含めて、もろもろの理由から勝手ながらぼくはこの曲はまだ未完成であると捉えています。6人時代の最後の曲は、未完成のまま次章へと持ち越されるのです。
言葉の逆を衝くと、この曲はまだ生きて成長しているんです。注意信号、月の光、家の灯り、そしてスポットライト。イエローライトの持つ様々な役割を、彼女たちはどう描き切って行くのか。楽しみにしていたいと思います。


最終日には、唯一のアンコール曲もありました。サドンデスです。
「私たちは全員横一列」なんて言葉が出てきますので、生きて未完成なイエローライトとは逆に、いったんこの曲は役割を終えるということかもしれないですね。最後の公演で楽しむことが出来たのは幸運でした。

確かに新メンバーなんて入ったら、横一列なんて言葉を無造作に使ったら嘘っぱちになってしまうでしょう。でも、そんなもん別に問題ないようにも思えるんですよね。
カホリコのふたりが入ってきたときも、エビ中は別に横一列ではありませんでした。このフレーズが尊いものに聴こえたのは、ふたりがみんなにしっかり追いついたから。その瞬間をしっかり見極め読み解いた岡崎体育が息を吹き込んだからこそ、生きたメッセージとなったんですよ。
ここから逆算すると、次にサドンデスを楽しむことが出来るのは、新メンバーが今のみんなに肩を並べることが出来るようになったとき。ぼくらはその日を楽しみに待てばいいだけじゃないですか。


アルバム穴空でゼッテーアナーキーを作ってくれた阿部Bは、のちのインタビューで「この曲で遊び倒してください。壊れてしまったら、また作りますから」と言っていました。ぼくは目からウロコが大量に剥離した気分でした。いただいた楽曲は、大事にしなくてはならないもの。でも、ただ長持ちさせるという方向だけでなく、壊れてしまうまでしっかりと使い切ることもまた、大事に扱うことのひとつなのだなあと気付かさせられたのです。
事実、ゼッテーアナーキーは一時期おやすみを余儀なくされた楽曲となりましたが、とても素敵で絶妙なタイミングで、後にもういちど姿を見せてくれています。

次回、サドンデスが聴ける日が楽しみだ。
や、重く考える必要なんて皆無で、セリフとか改編して変わりなく楽しむのもぜんぜんアリなんですけどね。

 



といったあたり、いろいろ詰め込まれていたのが『私立恵比寿中学 Best at the moment series「6Voices」』。素晴らしいツアーでした!

皆様、お疲れさまでした。




でも、もうちょっとだけ続けます。

ツアータイトルのBest at the moment。これは直訳すると『現時点でのベスト』です。

そこから思い出されるのが、福岡で柏木さんが放った「ebichu prideが最高の公演だったと言われるのが悔しかった。いつだって前回以上のことをやってきたつもりだったのだから。」という叫びです。彼女はずっとそのジレンマと向き合いながら、毎回ベストを更新すべく戦ってきていたんですね。


ぼくは鈍感な人間なので、いままで観てきた公演の中で、どの公演が最高到達点であったのかなんてよくわかりません。ただひとつ言えるのは、観に行った公演すべて「たのしかった~ぁぁぁぁぁ!」という幸福な感想とともに帰路についてきたということ。
とあるいつかの日の公演と別のいつかの日の公演を比べるのなんて、ナンセンスなものなんです。公演直後なんか毎回アホのように言葉をなくし、ただ「たのしかった~ぁぁぁぁぁぁぁ!」という気分に浸っていたことだけが、少なくともぼくにとっては真実です。この気持ちは数値化することなんてできないもの、つまり毎回が最高だったんですよ。そこは柏木さんの咆哮と通ずるものがあると、ぼくは勝手に捉えています。

6人体制になってから(生誕祭やミニライブも含め)100公演以上を観に行って、毎回すべてが全てとても楽しかった。福岡での言葉を受けて、先日のサイバーお話会のときに彼女にそう伝えさせて頂きました。…毎回最高を更新していたから大丈夫だよと伝えたつもりなのですが、話下手なぼくの言葉でもって、その何パーセントくらいを伝えることができただろう。



まだ続けます。
Best at the moment。これは直訳すると『現時点でのベスト』です。

拡大解釈をすると、「現時点」なんて概念は浮動するものでしかありません。これからの新しいメンバーが入ってきた後も、間違いなく彼女らはその時点でのベストを尽くしてくるでしょう。

スキル的なものであるとか、見えない部分でのバランスであるとか、そういった意味での見た目の完成度は低くなるのかもしれません。


ただ、それまでの6人体制の枠組みからはみ出さない限りでのある程度約束されたような拡大再生産の道から、新たな仲間を加え少し違う地平へ向かう道に彼女らは舵を切ることになります。そこでのベストに挑むチャレンジも、またきっと、面白いものになるのではないかと思うのです。

いや、正直にいうとそう思いたい自分がいるのです。

ぼくは鈍感な人間なので、自分のことをあまり信用していません。なので、現時点で「メンバーがかわっても無条件に応援する」なんて不誠実な発言はできません。一方で、もろもろが動き始める前に予め文句を用意しておくような、器用な芸当も出来ません。なぜなら、自分のことが信用できてないからです。

だから、あとはもう未来を見てそのとき決めるだけ。アホだからそれしか出来ないの。そしてアホだから、その時点でのベストを尽くす彼女らを見て、ライブ後アホのように「楽しかったぁぁぁぁぁぁーーー!」とだけ言える未来が来ることを、アホのようにただ願ってやまないのです。でかどんでん。



また長くなってしまいました。
このあたりで文章を切っておくことに致します。
新メン発表まであと2日。いよいよ第三章ですね。冷静でいるつもりだったのだけれど、あんましオーディション配信は見ていないけれど、それでもちょっとだけドキドキしてきましたよ。


それではそろそろ寝ますです。
おやすみなさいグー。