千葉とセトリと開き始めたplaylistのPANDORAの匣の話 | 考えてる途中。

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おもにエビ中の好きな曲のこととかを考えてる途中。
ふしぎと意味のない文章ばかり書きあがります。

というわけで日曜日は遠路はるばる千葉県市川市へ。
エビ中さんの「ようこそ秋冬ホールツアー2019~世界のみなさんおめでとうアイドルって楽しい~」の市川公演に参加してきました。長い。


ツアーとしては4箇所目。

初日が八王子で、そのご名古屋→奈良と回ったので、関東では2箇所目となりました。八王子は平日公演でもありましたので、泣く泣く参加を諦めた方も多かったかと。だので、きょうの市川公演を秋冬ツアーのスタートとしていた方も多数いらっしゃったと思います。

先に書いてしまいますと、ホールでは鬱憤を晴らすかのような大声援。大盛り上がり大会となりました。
 

ぼく個人の話を致しますと、4公演のうち八王子・名古屋・市川に参加することが出来まして。ありがたいことです。数年前はひと月に1回公演が観られるだけで万々歳だったはずなのに…。
で、座席は八王子は20列目あたり。名古屋は本公演としては生涯最前の5列目!そしてきょうは2階のうしろから2列目でした。名古屋での僥倖から自分本来のポジションへ。ギャップも大きかったためステージまで遠く思えたものの、市川市文化会館は良い感じの作りとなっていてだいぶ見易かったです。
 

そして毎度のことなんですけどね。公演が始まってしまえば、ちょっとした距離のことなんて忘れちゃうくらいに毎回楽しいんですよね。きっと学芸会の最中ってのは空間の歪みが発生するんですよ。ステージがほんとすぐそこなんですよ。だれかこの現象に名前をつけて学会で発表すべきですよ。

 


で、ここからはライブメモ。
ネタバレを避けたい方はここらへんでブラウザを閉じてしまうか、ファーブルの伝記とか読んで見たことのない虫についての理解を深めたりすると良いと思います。



とは言いましたものの。
本編のセットリストは前回と同じ。八王子公演から何も変わっていませんでした。
だもんで思うところがあった部分に偏って、へろへろと綴ってまいります。

 

 


■公演開始


・きょうも開演と共に緞帳にメンバーの影絵が現れます。そして緊迫感のある台詞の応酬。ミュージカルぽい。

・正直いってそのセリフの応酬が公演の内容とどう絡んでいるのか、いまだ全くわかりません。裏をとらずイメージだけで表すと、これまでの旅~10年間の様々な出来事~がここに凝縮されていて、その出来事を経てのブリリアント号の出航であるということなのかなと。


M.01 仮契約のシンデレラ
M.02 ハイタテキ!
M.03 熟女になっても
M.04 YELL


・はじめは元気になれる4曲。エビ中の乗るブリリアント号の旅がワクワクした想いとともに始まります。




■自己紹介

・やおら始まるパレード風味な楽曲。安本さんが自己紹介を楽曲に乗っけて歌いだすと、市川のファミリーもついてゆく。対応力よし。

・トマト大好きリコピン少女!だったはずの安本さん、今回も最後に「トマト!」とだけ言い放ってかじって投げるポーズ。自己紹介をリニューアルしたのかなんなのか。

・地元ひなたさんは自己紹介の最後に「肉が食べたい」と一言。だれかウーバーイーツに電話を!早く!

・りったんさんは「サソリって、怖い」と不敵な笑み。うん。怖い。

ピーナッツマーガリンパンについて言及する小林さん。

「写真集だすよーーー!」と声をあげるまやま。歓声で応えるファミリー。できればそこもっといじってあげて!ねえ!キネオさん!という僕の願いもむなしくショウマストゴーオン。次の曲へ。



M.05 金八DANCE MUSIC
M.06 禁断のカルマ
M.07 バタフライエフェクト
M.08 シンガロン・シンガソン


・ここは様々な転機となった曲のブロックなのかな。Mステで世間に打って出た金八、8人スタートのバタフェ。6人体制の入口となったガロンソンカルマは…なんだろう?

金八DM。この曲でのMステ初出演が伝えられたのは台湾の九份でした。真山の写真集はその九份でも撮影されているんですよ!そこをうまくMCに入れ込むべきだよキネオさん!

・ここでちょっと我に返るのですが、2階から見下ろすブリリアント号。はじめてこの角度から見ると、船体各所がコ気味良く6色で塗られていて、なかなかの舞台映え。よくできたデザインだと思わされました。

・金八のCMの際、甲板の階段で寝ながら休憩する真山。エビ中ソーセージ役を演じにステージ中央にダッシュ。消費税10パーセントネタをぶっこもうと思ったのか、セリフでとちるりったんさん。延焼して真山のカウントダウンも音声&舞台装置とに数フレームの遅れが発生。

・さいご。廣田さんの「次は私立恵比寿中学でしゅ」の部分が、きょうは小林さんの「まだまだ歌い続けるよー」に変わってました。



M.09 元気しかない!
M.10 I'm your MANAGER!!!
M.11 結ばれた想い


元気しかないでは今日も真山の「ちょっとストップストップ」で、おしゃべりタイム突入。慣れちゃったファミリーは、真山が「ファミリーの皆さんも座っていいよ」という前に腰かけて水分を摂り始める始末。ツッコミを入れるひなたさん。

・舞台の船がブリリアント号であること、船旅に出ていることなどの簡単な解説。そして「最初の見たことないミュージカルは何なの?」と真山からツッコミ。本人たちもミュージカルの意味がわかっていないのか。

・なんのかんのあって、エビ中はラグビーを応援していますとか急いで話を終わらせて、リコ中山がマジスマホ発見して曲の後半へ。

・歌詞によるときょうの美怜ちゃんは朝からピーナッツトマトしか食べていないそう。小林さんといい星名さんといい千葉だからってピーナッツに寄せすぎ。でもピーナッツトマトってなに?聴き間違いかもしれないので正しい情報募集中。

結ばれた想いのあたりでまた我に返り、急に気付きました。ステージのライティングが素晴らしい。ピンスポットの落とされ方、楽曲とシンクロするサスライトの明滅とその動き。色々な人の力で公演って成り立っているのだなあ。少々久しぶりに二階後方から観覧しましたが、ここで気付けることってホント多いですね。




M.12 踊るロクデナシ
M.13 曇天
M.14 まっすぐ
M.15 頑張ってる途中


・春ツアーがオルスタのライブハウス公演でしたし、夏場のフェスなどもやはりオールスタンディングでした。ロクデナシ曇天はその影響で、じっくりと振り付けを見ることができなかったんですよね。

ロクデナシのロクでない感じのふにゃっとしたダンスやら、急にアクションの少なくなる振り付けやら。ライブハウスで数回見て安心してしまっていましたが、やはり落ち着いてステージ全体を眺めると同じ曲でもいろいろな発見があります。

・最たるものはやはり曇天で、各人の動きや自由な動きに見える中での所々の規則性がホール公演だのでよくわかる。そして、ソロダンスパートでは前述のスポットライトの仕事が素晴らしい。ステージ中央や左右の踊り場での、各メンバーがダンスで表す心情をしっかり照らし出してくれます。ステキ。

・ライブハウス公演で気付かされる事もあるし、ホールで気付けることもたくさん。楽しみ方はいろいろあるのだな。

まっすぐ。きょうは真山の歌いっぷりが凄く良かった。ように感じた。「愛、願い、出逢い、重なる未来」の『未来』の部分が最もハイトーンになるところ。ここで気を抜くと少しどなり声風味のブレ方をしてしまう。丁寧かつ音の高さに負けない歌声が、しっかりと市川のホールに響き渡りました。流石です。写真集買おう。

頑張ってる途中。まっすぐで張りつめた空気を温めなおすコ気味良いドラムとベースライン、ホーンセクション。このギャップでいつもなんだか目元から汗が出かかる。

しょんぼりすることも時々あるけど。6人で合わせるココ!ほんとに暖かな気持ちになれます。出かかっていた目元の汗が引力に負ける瞬間です。



■アイドルって楽しいのコーナー

・きょうの「アイドルって楽しい」のコーナーには、大友リコ平が登場。腰をグッと下げてスタンドマイクを握り歌い上げる姿の安定感たるや。

・それはそうと、リコ中山が『楽しい~~~』と伸ばす部分。ここが実はかなりの聴きごたえのあるものでした。というのも、かなりしっかりしたビブラートをかけて歌っていたんですよね。ウラをとらずに発言しますが、リコ中山のビブラートは本邦初披露だったのではないでしょうか。

・彼女は普段そういったこざかしい技術を全てスポイルし、地の声で各楽曲を歌いきります。テクニックを出さないことから不器用な印象が大きく、音程の捉え具合は実際よりも厳しく採点されている側面があるのではないかと常々感じていたのです。

・きょうのビブラートを聴いて、このコも着実に力を付けているのだなということを実感。これは収穫。きょうの見所その1でした。



M.16 Lon de Don
M.17 未確認中学生X
M.18 放課後ゲタ箱ロッケンロールMX
M.19 Family Complex


・船旅の終焉はきょうも明るく騒いで楽しくいく奴です。ここいらへんはもうあっという間なんですよ。正直もうよく覚えていないのです。

ファミコンで虫をつかまえた小林さん。きょうも中山さんに楽しんでもらえずフワッと宙に戻しました。

・そしてステージに降ってくる銀テがキラキラ。そうか、ここで銀テープが降ってくるから綺麗なんだよねこのツアーは。

・銀テが降り終わらないうちにファミコン終了。それではみなさん、ごきげんよう~。メンバー退出。ステージ暗転。客席からアンコールの声。

・暗いステージの中、メンバーではない誰かの人影。スタッフさんがたぶん銀テの掃き掃除をしているんですね。なんで名古屋公演のときにそれに気付かなかったのだろう。

・とか思っていたら、どうやら名古屋公演と奈良公演では銀テは降っていなかった模様。なぜなのだろう。


■アンコール


・舞台明転。いつもならここで既にメンバーが何らかの曲のフォーメーションになっているのだが、きょうは誰もいな…サイドからぱらぱらと出てくるメンバー。普段となんか違う。これは何かかましてくる。一昨年の春ツ大宮のときとちょっと似た空気だ。

・やおら位置につき、簡単な挨拶とともに「playlistからきょうは1曲、披露させていただきます」と宣言。キタ!新曲だ!きましたよこれ!見所その2到来!

En.01 PANDORA

・曲調はタテノリ系のギターロック…だったのかな?僕はついベビメタぽいって思っちゃいましたが、よく考えてみたら彼女らの曲はチョコの奴しか知らないのでした。仲間内ではBPMの速さがでんぱ組っぽいという感想も。正統派ロックというよりは、激しめのガールズロックといった感じ。激しいけど重さはなくって、パーティー感高めかな。

・歌詞は「いけないことをしよう」とか「ボーナスステージ」とかそういった言葉の断片が聞き取れたような気がしています。これは盛り上がるやつですよ。なんにしろあと何回か聴きたいな。

En.02 日進月歩
En.03 手をつなごう


・激しい新曲での狂乱のあとは、空間の広がりを感じるイントロから日進月歩。ほら一昨年の大宮っぽさ増してきた!

・それはそうと、僕にとってはこの曲はPANDORAに続き、この日の見所その3となりました。

全身の筋肉が、引力に負けそうだ…。真山を皮切りにここから連なる各人ソロのサビ、そしてそのトリをかざる大サビ!きょうは美怜ちゃん本人が歌い上げました。まさにあの日以来、ずっと5人が声を合わせて歌ってきた「自分を信じて」の言葉。ここが彼女に還ってきたことが、なんだかとても感慨深かったのです。なんだろう。誰ともなく、「お帰りなさい」という声をかけたい気持ちになりました。

・その感慨のまんまに手をつなごうへ。今日も楽しい一日でした。皆さんお疲れさまでした。



■エンドトーク

 

・やっとこさおしゃべりタイム。

・真山によると、新曲PANDORAはPABLO作曲とのこと。OBLIVION DUSTのサポートギタリストですね。BPM200超えのエビ中史上もっともビートが早いものだそう。

・パフォーマンス中に僕は気付けなかったんだけれど、これ美怜ちゃんフィーチャー曲らしい。ご本人様によると、この曲のあいだ自分は「姫である」とイメージしているそうだ。

・音程もだいぶ高いところを歌っている様子で、柏木さんは美怜ちゃんに「あれだけ激しいのになんであんな中盤で高い声が出るの?」なんて聞いてました。答えていわく、「私はみんなより踊ってないから(そのぶん頑張った)」とのこと。そう。みんなが頑張ってる途中なのだ。

・ライブ向けの盛り上がり必至な曲で、あとはファミリーの側がこの曲を使ってどう遊びだすかがポイントですね。ただアルバムのリード曲としてはエッヂが強すぎるかなー。未発表の曲が楽しみになりましたよ。


・作家陣云々で騒ぎすぎるのもアレかもしれませんが、適度にラインナップを見て来たる新曲にワクワクするのもこの時期ならでは。知らなかった作家に巡り合えるのもまた楽しいもの。ラインナップを見てちょこっと調べただけで、ひとまずplaylistの間口の広さは容易に想像することができました。

・実際、安本さんはMCに久々に自分から口を開いて、石崎ひゅーいさんの曲が楽しみだと語りました。先日の生誕祭では、彼の曲を一番はじめにセトリにいれたくらいでしたからね。

・安本さんの口ぶりからは、まだその曲を聴けていないような印象でしたが、実際のところはどうなんだろう。未レコーディングなのか、トラックダウンが終わっていないというだけなのか…。何にしろ、発売が楽しみであります。




というわけで、本編セトリに大きな変更点などはなかったものの、きょうも大いに見所のあるステージでした。
秋冬ツアーも3分の1が終了。こんご本編セトリに動きはあるのか?新曲はどのように入れ込まれるのか?のこり12公演で1曲ずつ新曲発表なんてムチャなこと始めたりせんだろか?…もしそんなことになるのであれば、本編が固定になってしまうのもまた頷けてしまうなあ。

あと、まやまの写真集についてもっと触れてあげて!みんなわかったね?




次回は大宮公演。
こちらも楽しみだ!

それではそろそろ寝ますです。
おやすみなさいグー。