大宮の空と歴史の流れとゼッテーアナーキーの話 | 考えてる途中。

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おもにエビ中の好きな曲のこととかを考えてる途中。
ふしぎと意味のない文章ばかり書きあがります。

といったわけでですね。
先日の日曜日には私立恵比寿中学秋のツアー2018~9年目、義務教育からの卒業~を観に、はるばる埼玉県の大宮まで行ってきました。



いろいろとタイムリミットなどありますので、もろもろ前段をはしょってライブメモのこしておきますよ。闇に落ちてしまった記憶に関してはもうあきらめます。未来を見よう。


■開場前

・大宮到着。まずまずの天気。

・ソニックシティ前の広場では大会か何かがあるのか、キッズダンサーたちがダンスの練習に励んでいました。別のところにはミニレールが敷かれており、こどもたち用のミニミニ新幹線が走行中。はやぶさ号。のどかでハートウォーミンな日曜の昼下がり感が広がっていたのでした。

・しかし大ホール前のスペースに集った別の集団は、もうなんていうかハートウォーミングお呼びじゃない空気。そう。ヲタクのみなさまです。

・というのも秋ツアー最重要事項のひとつ、きょうの日直は誰なんだろう問題でみんなドキドキソワソワです。日直未担当の真山星名中山の誰かが担当することになるわけですので。

・当日昼間、運営がツイートに添付した写真はみれいちゃん。かわいい。「みれい写真が貼られたということは、前回公演に引き続いて別メンが日直だ!」「いや、意表ついて今回はストレートにみれいちゃんだ」「まやまかっこいいよまやま」「みれいちゃんボクのこと何か言ってませんでした?」…それぞれの推し各位が喧々諤々。この時間がまた楽しいんですよね。



■開場

・自席へGO!大宮ソニックシティ大ホールの緞帳は、なんか幾何学的な模様のもの。

・客入れBGMにはスピードだかホワイトベリーだかがかかっていたかな。やはり卒業イメージなものだったように思います。

・普段より会場のザワザワが大きいような気がする。僕は2階中腹から。遠い。場内注意事項のアナウンスがここにいるとほとんど聴こえない。

・さあ、そろそろだ。


■開演

・きょうはノーマルなebitureからスタート。みんな元気。そして1曲目のフォーメーションに。なんだか特徴的なやつだ!これ、なんだっけなんだっけ!


・そして始まるダイビング。りったんさんと安本さんがアクロバット。会場の数割がワッとどよめく。
 

・ダイビングがかかった時点で、会場内のきょうの日直が誰なのかを探る空気が一変したのがわかる!テーマがエビ中のストーリーを語るものであるのなら真山。8割がた決定であろう。でもまだ確定ではない。アイドル的なキラキラ感を匂わせる曲がこのあとに続けばみれいちゃんの線もあるし、りったんさんがアイドル部門ででっかくお披露目されたのも俺の藤井でのこの曲でした。

M.01 ダイビング
M.02 春休みモラトリアム中学生
M.03 I'm your MANAGER!!!


・そして2曲目にかかったのは久しぶりのモラトリアム。うん。日直が誰なのかわからなくなった。そんな中、安本さんのフェイクが冴え渡る。

アイマネ。Cheer UP!のところでりったんさんがこっちこっちってやるのがかわいい。途中、セリフのかけあい部分はカホリコのふたりが担当。さてMCの時間だ!


MCその1


・舞台の上手端、つまり日直ポジションに立ったのは真山でした。さっそく「きょうの日直」のタスキを身にまとう。かっこいいよ真山。三つ編みかわいいよ真山。

・にしても立ち位置が右端な真山はレア。本人も調子がつかめない様子。自己紹介も真山から。滑舌もなめらかに絶好調。

・みれいちゃん自己紹介中に笑い出す。となりにいる小林さんの「ほっしーな」の発音が独特だったツボに入ったご様子。

・それを受けて「じゃんけんして、ほっしーな」と独特な発音で自己紹介に入る小林さん。埼玉公演がとても嬉しいとのこと。「ださいたまなんて言われるけれど、ここは彩の国!色とりどりにペンライト振って、ぱーっとやりましょう!」とのご託宣。


M.04 チャイム!
M.05 熟女になっても
M.06 大人はわかってくれない
M.07 EBINOMICS



チャイムがかかるとまた沸き立つ会場。僕はリアルタイムな思い入れがそれほどないものの、たまに絶版ベストに入っている曲が聴こえてくると胸が熱くなる。やはり真山日直でエビ中の歴史が味わえる公演となりそう。

熟女。MIREIGIRLとYASUBOYSとが夢の競演。みれいちゃんのかわいい声でのノリノリなラップてのは、なかなかの武器になるのではないでしょうか。楽しい。楽しいよ。

EBINOMICS。ぼく最後でやっと気づいたんですが、普段は小林さんの当てブリ芸が見せ場となっているポリビア歌唱部分。ひなたさんが地声でやっていらっしゃいました。すばらしい出来栄えでしたので、観たい聴きたいという方はすぐにブラックタイガーに入会を!


MCその2

・ツアーも半分がすぎてしまいましたー、と軽く振り返り。安本さんはみんなで公演を作るのが楽しいとのこと。今回ははじめてリハにてメンバー同士でいろいろ意見だして作っていたという話…をしたのはこのタイミングだったかな?

・きょう日直の真山は緊張中。MCの時間はふだんの逆サイドに立つので、視界に入る世界が違うとのこと。真山によると、上手には優しい人が多いそうだ。いつもの下手にはどんな厳しい民がいるのだろう。下手諸氏は猛省を!(えらそう)


M.08 仮契約のシンデレラ
M.09 YELL
M.10 キラキラネスキラネス
M.11 誘惑したいや



仮契約。秋ツアーでは初披露ですよね。割れんばかりにフリコピにいそしむフロア。2階席も大忙し。

YELLからキラネスそして誘惑したいやへ。このブロックはアイドルっぽいキラキラ感に満ちていた気がしますよ。もうよく覚えていませんよ。


MCその3


・恒例のはじめましての人と会話してみようのコーナー。ここがエビ中さんにとっての一番の試練ですよ。みんながんばって!

・きょうは埼玉在住のBrother-Kさんという方が登場。埼玉在住の小林さんがお迎えにあがる。…なにかに気付きだす会場。

・Brother-Kさんは顔だしNGということで、ビートクルセイダースのような白黒の顔写真つきのダンボールをかぶって登場。職業は大学生。きょうここまでの公演でよかったことを聞かれ「日直の真山さん」と返答。「誉めて誉めて〜」と調子に乗る真山。Brother-Kなんか白シャツに餃子のタレが跳ねちゃえばいいのに。

・なんだかんだあって予想通りこのヒトは小林さんのリアル兄だとタネあかし。ふだん舞台裏などではも少し賑やかな人なのだそう。もっと喋れよとSister-Kに言われる始末。



・妹から感謝の言葉を伝えろとメンバーに言われ、「バイトかけもちして頑張ってるね。疲れていても布団で寝てね。エビ中を聴いてくれてありがとう。」とお伝えする妹さん。

・昨夜はふたりでタコ焼き食べながら、「あすは頑張ろうね」って言っていたそうです。ほほえましいですな。

・バイト先から餃子を持って帰ると妹さんは喜ぶそうだ。たくさん食べてくださいと兄からひとこと。埼玉県民でよかった、とのこと。お疲れ様でした。

・ぜんぜん初めましての人じゃなかった!コーナーの趣旨はどこへ!そして今りったん兄の気持ちや如何に?

 

M.12 売れたいエモーション!
M.13 シンガロン・シンガソン
M.14 春の嵐
M.15 まっすぐ

 


売れエモ。きょう聴くとまたこれもエモいね。公式のインスタに動画がUPされていますので、見ておくと良いですよ。紅白も出られると良いね。

春の嵐。まやまかっこいいよまやま。

まっすぐ。文句無し。杉山曲って本当に素晴らしいと思う。振りコピせずにゆっくりじっくり見るのが一番心地よいですよ。


MCその4
 

・覚えておりません!もしかしたらこのタイミングで初めてトークのコーナーだったかも。うーん。


M.16 放課後ゲタ箱ロッケンロールMX
M.17 でかどんでん
M.18 ゼッテーアナーキー


・このブロックは良い意味でのメチャクチャ感が出てくる選曲。セトリの妙なのか、ゲタ箱でかどんでんも思ったより新鮮に聴こえ、めっさ楽しく響き渡りました。でかどんでんの「どーーーん」は二階から見ると気分良いですね。負け惜しみじゃないですよ。決して。


ゼッテーアナーキー。ちょっとだけ語ってみる。

・三重の公演ではひなたさんが「エビ中は歌について評価いただくことが多いけど、ダンスもすごいので楽しんでみてください(要旨)」と言ってました。おっしゃる通りで、エビ中はダンスだけを見た場合でも、とても技術力が高く、とても楽しめるグループであると思えます。

・しかしですね。この曲は歌唱のテクも、ダンスの振りも、技術的な要素がもろもろ削ぎ落とされたもの。何も考えずに数字を連呼し、あとはみんなで一斉にさわぐ曲。メロディアスな旋律もエモーショナルなコード展開もない。そんな曲なんです。

・それなのになんでだろう。間違いなくめっちゃ楽しいんですよ。気持ち良いんですよ。推しグループなのだからどんな曲でも楽しいってのはあると思うのですが、それを超えてくる楽しさがあるように感じるのです。何かそう感じさせる要素があるとすれば、前向きなパワーがぶつけられているってとこでしょうか。


・作曲者の阿部Bが語っていた「この曲でどんどん遊んでください。壊れちゃったらまた作りますから。」という優しい言葉。そこからわかるように、遊べば遊ぶだけ味が出るんでしょうかね。

 

・敢えて詳述するのは避けますが、この曲に載せられた歴史や想いと、力のこもったアナーキズムに涙が流れてくるのでした。

・キラキラと舞う金の紙吹雪の中、公演本編は終了です。


MCその5



・金の紙吹雪がステージに散乱する中、最後のMC…きょうの答え合わせのコーナーが始まります。ある意味メインイベントです。まわし担当は安本さん。砂遊びするかのようにキラキラ紙をもて遊ぶメンバー。

・きょうのテーマはエビ中は真山だ。永遠の道も一歩から。歴史のつまったセットリストというものでした。うん。エビ中は真山なんすよ。歴史なんすよ。

・運ばれてきたホワイトボードを観ながら順番にセトリの確認。まずダイビング。会場から拍手が響きます。この選曲は真山ではなくキネオ先生によるものだそう。

・3曲目。真山はアイマネを選択し、間奏でのセリフをカホリコに任せた。リアル世界では高3のふたりなので、言葉の節々がエモくなるのではと思ったとのこと。

・キネオ先生はロックリーを選択。古めの勢いのある曲に載せて、真山に「負けたくない」と言わせたかったのだそうです。年々、そのセリフの意味が大きくなってきているから。真山もロックリーのことを考えつつ、この曲は楽しいけどどこかチート的な楽しさなので面白味に欠けると思って外したのだそう。



・4曲目と7曲目。真山は前者にチャイムを選曲。このブロックは真山的にサブスクで流したらテンションの上がる曲を持ってきたとのこと。ついでに真山ママもチャイムが好きなのだそう。さらに、チャイムの世界からレールに乗って熟女に辿り着き、そのレールを壊す大人はわかってくれないに続けて、最後はエビノミクスでみんなで幸せになるというストーリーを描いていたとのことでした。

エビノミクスでのひなたさんによるフェイク。これはセトリを考える際に始めに決めたことなのだとか。ひなたさんは普段の小林さんのポリビアっぷりがおかしくて、笑いをこらえながら歌っていたらしい。

・キネオ先生は4曲目にガリ勉をチョイス。熟女とガリ勉を並べて歴史感を出したかったらしいです。7曲目にはえびぞりダイアモンドを入れていたそう。ライブの最後にやると非常に映える曲なんですが、真山の性格上、マジのラストにこれを入れたがらないと思ったため、ここに持ってきたらしい。真山はチャイムを入れたので、えびぞりは抜いたとのことでした。



・10曲目。真山はキラキラネスキラネスを。定番の曲は盛り上がるものだが、メインぽくない曲の方が輝いているなと感じるそう。なるほど。そして大人への反抗と好意を併せ持ったこの曲を入れてみたとのこと。

・キネオ先生はどしゃぶりリグレット。意外な選曲を持ってきたかったのと、ひなたさんの本気の「どしゃぶり…リグレット。」という声が聴きたかったとのこと。

・12曲目。真山は売れたいエモーション。テンションの高い曲で、出だしから盛り上がるのでチョイスしたとのこと。サドンデスもやってみたかったそうなのですが、それに対抗できるくらいテンション高いのがこの曲だと思ったから。

・キネオ先生は歴史の意味も考え、ここで響を入れ込みたかった様子。真山の歌いだしで、エビ中の歴史をしっとりと思い起こせるからとのこと。真山本人は「じゃあなんで歌い出しのMVはあんななんですか」と不服顔。



・18曲目。真山はバラバラ感、穴あきなとこ、中学生らしいところ。それらが凄く楽しいからとゼッテーアナーキーを選択。ステージで何かを魅せたくてキラキラの金銀テープを降らせたとのこと。幻想的だった。

・キネオ先生は最近作のイートザ大目玉をチョイス。未来につなぐ歌として。歴史や悪ガキ感という意味ではゼッテーアナーキーとも同じ方向性なのかな、と話がまとまる。

・真山はキネオ先生のセトリを観て、その意図がバリバリに伝わってきていたそう。だから絶対負けない、そうはいくか!という気持ちでセトリを考えたそう。エビ中は真山であって、エビ中はみんなであって。だからみんなに色々な役割を任せたとのことでした。

 

・もうひとつくらい、ゼッテーアナーキーをセトリに入れた理由がきっとあるのだと思うのですが、真山はそれを言おうとはしてませんでした。うん。真山はほんと色々なものに反抗している。平成のシドビシャスだ。かっこいいよ。



・そんなこんなでごきげんよう。皆さん舞台裏へ。

・フロアからはそこかしこからアンコールの声。ステージを見ると暗がりの中、キラキラの掃除をしているスタッフさん。ちょい時間かかるかなあ。
 

 

En.1 HOT UP!!!
En.2 永遠に中学生

 


・きょうも元気にアンコール。ホットアップで熱くなる会場。

永遠に中学生では肩を組むファミリーがだいぶ増えた気がします。きょうのセトリの流れを見ていたら、組まない訳にいかないじゃない。ねえ。もう物凄くエモいっすよ。

・ダイビングで始まって永中で終わる一日。僕は懐古主義者ではないつもりですが、やはりこれ、とっても収まりが良いんです。

・しかし曲ラストのセリフ部分。星名さんが「やっぱり私たちがエビ中でーす」って入れ込もうとしてなんだかふにゃふにゃっと終わる。いよいよMCだけでなく曲でもグダグダに。お疲れ様でした。

・最後のMCで軽くセリフ部分やり直し。いいぞもっとやれ。

・次のライブは金曜日の座間。勤労感謝の日だよ…という流れから、感謝を持参せねばならない、感謝の歌を何か歌わねばという話に。結果、持ち曲で感謝を歌っているのはキミに39だけという話に。座間では6回やるそうなので楽しみに覚悟しておいてください。

・てなわけでごきげんよう!楽しかったよ。

 

 

 

といったあたりでリポおしまい。まとまり悪くてごめんなさい。

 

真山もしっかりと考えてセトリを作り込んできました。歴史を語らせたらこの人しかいないですよね。前も書いたんですけど、やっぱりほんとに絶対的に、エビ中って真山なんですよ。いろいろな想いを載せて、そろそろ10年。真山をはじめみなさんには、本当に幸せになっていただきたいところです。

 

そうそう。帰りの募金は真山が担当。「やっぱエビ中って真山だよー」って本気の言葉を伝えながら、係の人に流されてゆく僕でした。真山はいつもどおり軽く笑っていたような記憶があります。

僕なぞがいう話じゃないと思うのですが、この子は褒められて調子にのっているくらいが、多分きっとちょうど良い。こういう時はみんな褒めてあげてね。

 


 

 

次は座間公演だ。

日直だれかな。どんなことが起きるかな。

それではそろそろ寝ますです。

おやすみなさいグー。