キミドリイロの世界と二度目の武道館と二度目のシンガロンシンガソンの話 | 考えてる途中。

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おもにエビ中の好きな曲のこととかを考えてる途中。
ふしぎと意味のない文章ばかり書きあがります。

というわけであの日からちょっとの時間が経ちました。気持ちと仕事、ともに少しだけ落ち着きました。改めてエビ中さんの武道館公演2DAYSについて、自分なりに手記というか感じたことというか、とにかく備忘メモをのこしておくことにしようかなと思います。

 

ライブリポといえるようなものではありませんので、つらつら長いだけでクオリティも低いものですので、そういったものを読みたい方はナタリーさんへ!今回も素晴らしいですよナタリー!

 

 

まず1月3日の私立恵比寿中学迎春大学芸会 ~forever aiai~について。

 

この日を迎えるまでの話になるんですけどね。去年の10月20日にファンクラブであるブラックタイガー会員先行に落選。11月1日にオフィシャル先行に落選。11月16日にファミリーマート先行に落選。11月23日にぴあ抽選先行に落選。11月29日にぴあ抽選2次選考に落選。12月2日の一般発売で惨敗。惨憺たるものでした。

 

こりゃもう諦めねばならんな、ライブビューイングも発表されたし、こちらで見られればもう充分と考えねばならんなと覚悟を決めつつあったころに、事実上最後になるのかブラックタイガー会員先行注釈付きチケットの発売がアナウンスされました。

 

腐らず前向きに抽選に立ち向かう自分。で、12月13日。真山りか生誕ソロコンの赤坂BLITZに入場したタイミングで、当選案内が届いたのでした。7度目の正直ってやつでした。

 

そう。当選したのは立見席。なぜだかここで当たることを信じていたので、それなりの安堵感で済みました。もちろん嬉しかったです。

当日までのもろもろはそんなとこ。チケット狂騒曲で各地大騒ぎの数か月でしたが、無事に公演日を迎えます。

 

 

■当日・開場まで

 

晴れ晴れとした気持ちで事前認証開始時刻の11時に会場着。この時点で物販やらなんやら長蛇の列。僕も寒空の中でブルーレイ売り場列と物販列にて、合計240分ほど配給を待つロシア人のような気持ちで時間を過ごしました。現代ロシアのことはよく知りませんが、セルゲイさんの気持ちがわかった気がします。

 

Blu-Ray売り場でゲットしたトートバック福袋。僕の中身は過日の景品に用いられたぁぃぁぃポストカードセットでした。

 

 

寒かったのです。

 

 

■開場

 


2階立見席でしたので、容赦なく最後列となりました。思えば去年の東京国際フォーラムとか、要所要所で最後列になっているな。今年もよいスタートが切れましたよ!

 

客入れのBGMはエビーダダやチュパカブラ、面皰といった曲たち。言ってしまうとホされ曲たち。今日はやらないんだろうな、もう聴けないのかな、なんてセンチメンタリズムに浸っているうちにぁぃぁぃによる影ナレが入ります。客席から歓声。影ナレでは録音録画禁止とか基本的な諸注意など。ぁぃぁぃ自身もインスタにアップしたいところ我慢する旨が告げられ、ファミリーみんなも行儀よくお返事を返します。

 

さあ、そろそろスタートだ。

 

 

■開演

 

ついに開演を迎えるのですが、先に言っておきます。ここからはライブリポ的なこと、あまり書けません。

 

というのも先述のとおり僕の席は2階最後方の立見席。この席、2階普通席の皆さまが座っているときは見晴らしがとても良いんですけどね、公演が始まってみんなが立ち上がると絶望的にステージが見えないんです。いや時々見えるのだけれど、それは右前の席の人と左前の席の人との間にいるもう一列前の人が運良くズレてくれたタイミングのみ。それもステージの一部分のみなんです。

 

 

ステージ横のモニタも僕の席からだと機材の鉄骨やらワイヤーやらが被ってしまって、あまり心地よくは見られない状況…。だもんで会場だからこそ気づけたメンバーの細かい仕草だとか、そういったものはほとんどありませんでした。

 

僕はこんな時のために?11月の秋ツアー桐生でも2階立ち見席を体験済み。覚悟の上で申し込んだチケットだったので何にも悔しくないよ。ホントだよ?文句は全くありません。

でもやっぱちょっとだけ悔しかったな。もろもろの演出などについては、Blu-Rayが出たときに見られなかったもろもろは補完しますかね。

 

そんなわけで、ここからは淡々と書かせていただきます。


 

M.1 ポップコーントーン
M.2 YELL
M.3 きっとインフィニティー!
M.4 EBINOMICS
M.5 売れたいエモーション!
M.6 全力☆ランナー
M.7 フユコイ
M.8 なないろ
M.9 感情電車

 

メンバーの個性を少し大げさに味付けしたぁぃぁぃプロデュースによるVのあと、カラフルな衣装に身をまとったメンバー登場。

そして第1ブロックおよび第2ブロックの曲は上記の通り。僕がいた二階立ち見席のあたりの空気ですが、勢いよくフリコピしている人もいたんですが、その、みんな何かに遠慮してしまっていたのか戸惑っていたのか、ややノリが悪い感じ。

珍しくしょっぱなをポップコーントーンが飾ったり、MCっぽいMCがなかったりしたので、なんだか少し異質な空気が立ち込めていました。

 

でもそのあとにリコ中山から「いまからが本番です!」と告げられ、流れ出すebiture。上がるテンション。ここで二階席最後方のスイッチがしっかり切り替わったことが実感できました。

 

 

M.10 ebiture
M.11 MISSION SURVIVOR
M.12 大漁恵比寿節
M.13 金八DANCE MUSIC 

 

正直、少し抑圧されていたかのようなさっきまでのブロック。

その空気をタオルぶん回しで破壊してゆくかのようなMISSION SURVIVOR。そしてぁぃぁぃによる口上からの大漁恵比寿節。途中の一本釣りや和太鼓のフリコピをしている人がだんだん増えてゆく心地よさ。

金八DANCE MUSICではいつものとおり武田鉄矢が大量発生。「ぽんぽんぽんぽんギロッポン」にあわせて毎回打ち出される特効がムダにきれい。始めの数コーラスぶんはややタイミング遅れての発射。でも最後のコーラス時はほぼピッタリのタイミング。発射ボタン係の方が躊躇をなくしてゆくようすがわかったように思います。

恵比寿節の口上やら「電車特集楽しいです」の部分やらは、今後誰がやるのだろう。そんなこと考えつつも、テンションぶちあがりまくりです。

 

そして舞台上にはぁぃぁぃと彩ちゃんとひなたさんが残り、この日1番の見せ場がやってきます。

 

 

M.14 いつかのメイドインジャピャ~ン


くっつきブンブンの最後の復活。

廣田→柏木→安本と一人ずつ歌詞を繋ぎ、「お~っととっととととと」の部分で当然のように--もちろん当然でしかないんですが--りななんが現れました。

あとはもう涙をこぼすことしか出来ませんでした。モニタの中でくるくる入れ替わる今までのくっつきブンブンの映像。激しい曲調に合わせてペンライトを振りながら、ステージを駆け回る暴れん坊の中4組の三年後の未来を見ながら、汗を拭うフリをするので精いっぱいでした。

 

 

M.15 HOT UP!!!
M.16 サドンデス
M.17 ちちんぷい
M.18 CHAN-CHARA-CHAN

 

勢いを緩めずHOT UP!!! 会場中でシンクロするペンライトの動きが綺麗でした。

そしてこの日の見せ場その2、サドンデス。空気を読めずに優勝してしまう美怜ちゃんをよそに、スネるぁぃぁぃを褒めまくるというわかりやすいストーリー。

ちちんぷいCHAN-CHARA-CHANでも暴れまくりのステージ&客席。このブロックでライブハウス武道館がきょうイチのブチあがりを見せたと思います。

 

サドンデスに関して少しだけ掘り下げます。ぁぃぁぃ回復からぁぃぁぃ復活!の流れは文句なく楽しかった。なんていうか僕が意識下で求めていたってくらいにしっくりストンと落ちるストーリーでした。

ここの脚本は本人が書いたのかどうかわからないけど、ぁぃぁぃは自分自身の弄り方を本当によく心得ていますよね。マスコットとしてのkawaii全開なぁぃぁぃ、アーティスト的なぁぃぁぃ、パンクロッカーなぁぃぁぃ。いままで彼女は色々な側面を見せてきてくれましたが、ここでも自己プロデュース力の高さをしっかりと見せつけてくれました。望まれている自分の一面をしっかり演じきれているあたり、流石としか言いようがありません。

 

 


M.19 幸せの貼り紙はいつも背中に
M.20 まっすぐ
M.21 靴紐とファンファーレ
M.22 お願いジーザス

 

聴かせる系ブロック。

まっすぐの前には映像にてメンバーによるエビ中の好きなところ発表などあり。エビ中の良さを各人が一言ずつ語るものでしたが、僕らの見ている彼女らの良さをすべて出してくれたような感じでしたね。まっすぐなところが好き、といった曲フリにつながるのですが、この曲は今後どうなっていくのだろうか。ぁぃぁぃが歌い上げる部分とか。やっぱりこういったブロックだとしんみりきちゃいますね。

で、靴紐を結びなおして、お願いジーザスへ。そう。ジーザスが聴けて嬉しかった。次に聴けるのはいつになるだろう。

 

 

M.23 大人はわかってくれない
M.24 放課後ゲタ箱ロッケンロールMX

 

本編の最後はストレートな勢いに任せたこの2曲。ある意味「まっすぐ」な歌の二連発でした。

僕的にはエビ中の成長とともに、両者は役割を終えつつある楽曲になっているのではないかと捉えているんです。だからこそこの舞台で最後に聴かせてくれて、強烈なエモーショナルさを感じさせられました。

特に「放課後」は僕がエビ中の力に気づかされるきっかけになった1曲。その時のパフォーマンスもここ武道館で披露されたものでした。

 

今後もきっと歌い続けられる2曲だとは思います。けれどもこの曲がこの舞台に回帰して、なんとなく一区切りを感じさせられたのも事実であって、なぜだか目から生命の水が溢れ出しかける自分でした。

 

 

■アンコール


En.1 シンガロン・シンガソン
En.2 えびぞりダイアモンド!!
En.3 ラブリースマイリーベイビー

 

WEn.4 シンガロン・シンガソン

 

アンコールの掛け声は「アンコール!アンコール!」というものと「ぁぃぁぃ!ぁぃぁぃ!」というものの二重奏になっていました。

普段のライブよりも少し長い時間をかけて再登場するメンバー。そしてやっとここでシンガロン・シンガソンが披露されます。二階最後列から見るフリコピのペンライトのうねりは本当にきれいでした。

 

そして長いあいだ熟成されてきたえびぞりダイアモンド!!では、例のあの部分にはみんなが耳を澄ましました。そこで伝えられた「ずっと幸せでいてね」という言葉。ファミリーはもちろん、メンバーや運営や関わったいろいろな人に対しての言葉だったように思います。ちゃんと二階席の奥の奥まで届いたよ!

 

アンコール最後には「この公演ではみんなを泣かせない!笑わせる!」という事前の言葉を上書きさせるかのような選曲。彼女はラブリースマイリーベイビーで明るくHAPPYで前向きなエネルギーを爆発させてくれました。

ソロパートでの彼女の声にかぶさるファミリーによる「あーいあい!あーいあい!」の声。普段はぁぃぁぃの歌がかき消されてしまうのでどうかと思うこともあったのですが、きょうはぁぃぁぃとファミリーの勝負のように、または絆に近いもののように、大きな声でエールがやりとりされました。僕も後悔しないよう声を上げるしかなかったです。

 

ダブルアンコールではきょう二度目のシンガロンシンガソン

これが歌詞につまったり音をはずしたりで、よく言えばライブ感たっぷりのもの。悪く言えば、、、悪く言う必要がまったくないもの。メンバーみんなが最後に気持ちを開放し、しっかり聴かせるとかそういったものを度外視したもの。ギャンギャンギャンと泣くことはなかったけれど、同じような気持ちの高ぶりがソリッドなまんまに歌に載せられていたように感じました。

これもまたエビ中の等身大で真骨頂。本当によいパフォーマンスでした。

 

 

 

 

■まとめ

廣田さんは最後のスピーチで少しだけ涙で詰まりながらも、自身が私立恵比寿中学のぁぃぁぃであることを完遂させ、そしてステージから去っていきました。

この日は特別なステージでしたが、特別な演出はありませんでした。

白状しておきますが、僕はもっと涙を流す準備をして会場へ臨んでおりました。実際ところどころで嗚咽にまみれるわけですが、それでも少しあっけなく、嵐のような時間は過ぎ去っていきました。

 

楽しかったです。楽しかったんです。少なくともebiture以降は超絶楽しかったです。間違いないです。

でもやっぱり僕も、あっけなさという感覚が優ってしまったんだなあ。ぁぃぁぃがいなくなることが、ここまで来てまだ呑み込めていなかったのかもしれません。

 

と。ちょっと待てよと。

今回ぁぃぁぃが掲げたテーマは「推し変」でした。

この日の寝る直前に気づいたのですが、このテーマは1月4日の二日目の公演を見なければ、完遂しないものなんじゃないだろうか。だって、そうじゃない。この日、6推しの目の前にはまだぁぃぁぃがいたんだもの。

 

先に言ってしまうと、翌日の公演を見て、僕の中ではその仮説で色々と腑に落ちた、というか心の置き所を作ることが出来ました。

そのあたりは1月4日の備忘メモにて書いてみることにします。うまく書ききれるかどうかわかりませんけどね。

 

 

そんなわけで、またしても長くなってしまいました。

そろそろ寝ますです。

おやすみなさいグー。