またあえるかな
作詞作曲：菊池真太郎
9月から10月を迎えるにあたってちょいとご多忙さんな感じで、ブログがおろそかになっておりました。反省。きょうはライトに更新をしておこうと思います。
なぜならきょうは重要な日だから。
そう。僕らのやっさんがエビ中に加入して８周年を迎えたそうなのです。
かっこいい。
８周年をむかえた「そう」と、伝聞系で書かねばならぬのには理由があります。
まず僕は途中乗車の身なので、リアルタイムでやっさんの加入時を見ていたわけではありません。加入日など当時のことは、資料に残された記録を後追いするほかないのです。
そこでWikipedia様の解説を確認しますと、やっさんの加入はきょう10月3日という説のほか、実は8月下旬説、10月25日説などがあるそうです。
なんということでしょう。
やっさんのエビ中への降臨は諸説紛々、神秘のヴェールに包まれていたのです。まるで北九州説と畿内説を分け合う邪馬台国の卑弥呼のよう。つまりやっさんとは現代に復活せしめる卑弥呼だったのです。
だって魏志倭人伝によると、卑弥呼は邪馬台国に居住し、鬼道で衆を惑わしていたとのこと（wikiしらべ）。惑わすといえばもちろん誘惑したいや。やっさんはこの曲で「あぁ神様、わたしに許されるのかな」とメンバーの中でただひとり、神との交信を試みています。
これはもうやっさん＝卑弥呼説が正しいとしか言いようがありません。さあ皆のもの道をあけろ！トマトを持て！やっさん様のお通りだ！ははーっ！
取り乱しました。
久しぶりにブログを書いているので、自分の文体がまるで思い出せないのです。
さて。
やっさんといえばはずせない１曲は、またあえるかなです。エビ中のユニットアルバム青年館盤に収録された佳曲で、彼女がエビ中に加入して３年目に生まれた曲です。
このユニットアルバムはバラエティが豊かで、曲名やらアーティスト名やらがかなり賑やかなものになっているのですが、やっさんのこの曲だけは「またあえるかな：安本彩花」と、ストレートに、だけど控えめな表記で、そこに佇んでいたのです。非常にやっさんらしい佇まいですね。
この頃のやっさんの歌声はボーカロイド色が強く、けれど別に人間味がないわけではなく。この曲も技術やワザで歌われるものではなく、ギミックにも頼らず、ストレートに響いてくるものでした。
歌詞もまた「星になってあなたを見ていたい」「けれど春だけでもそばで咲く花でいたい」という、誰かを傍から見守る控えめな優しさに彩られた想いが歌われていました。
アクの強さと無縁な当時のエビ中のなかでも、さらに控えめな路傍の花。それが安本彩花の存在だったのです。
それから５年が経ちました。
色々なことがありました。訪れるべきではない試練をも乗り越えて、とても濃い時間を経て、きょうを迎えました。
あなたの傍でそっと咲く花でいたいと歌ったやっさんも、だいぶ変わりました。
強がるほどに涙は溢れ
永遠じゃない今が始まる
笑えない日だってあるけど
君の全てが明日を照らすから
また歩き出せるよ
いつもどおりに
上記はエビクラシーの君のままでの歌詞を抜粋したものですが、僕はここにそのまんま、今のやっさんの姿が投影されているように思えてならないのです。
あのころ誰かを見守り微笑んでいるだけだったやっさんも、今は誰かを照らす存在に変わり、自分から歩いてゆくようになりました。
だけどやっさんは変わりきってしまったわけではなく、彼女の持つ芯の強い「優しさ」というバックボーンが、どちらの曲にもしっかりと根を下ろしているように思うのです。だから、やっさんは変わったけど何も変わっていない。
横から見守るだけのやっさん。君とともに歩きだすやっさん。どちらのやっさんも間違いなくやっさんで。この２曲もやっさんに歌われるべくして歌われる曲として、いわばやっさんの進む道の道標としてそこにあったのだなあと。いまこの２曲を聴き比べてしみじみと思わされるのです。
そして一番安心するのは、なんだかんだこういう表情ですね。
ファミえんで曲フリを間違えたところです。素晴らしいサプライズ。間違えちゃったからこその空気。なんていうか、変わらないところと変わってゆくところ。どちらもしっかり携えているやっさんだから、僕らはきっと安心してやっさんとエビ中についていくことができるのだと感じるのです。
そういう意味で、やっぱりやっさんは本当に現代の卑弥呼なのかもしれませんね。
やっさん、８周年、おめでとう。
とにかく、おめでとう。
関係ありませんが犬のアミーちゃんに驚くやっさん。この驚きポーズ、完璧だと思いませんか？
･･･それではまだ色々いそがしい日々なので、このあたりでそろそろ寝ます。
もういくつ寝ると秋ツアー。
おやすみなさいグー。