一人で気楽に動けるようになるまで
もともと一人で動けない私は大学生時代から興味のあることは何でもやってみるタイプになっていってた。ひとりで飛び込んでた。大学に入ってすぐの頃すぐに仲良くなった子がいて。私は教職に興味があったけどその子は教職はとらないと言った。だから私は教職を取るのをやめた。そんな感じで一人で動いて決めることは少なかったと思う。でもあることがきっかけで一人で動くことの自由さ気楽さそして人目を気にすることはないということに気づくことになる。放送部との出会い高校まで私はずっと放送部に入っていた。きっかけは母が放送部をしていたから。部活動を決めかねていたときに母が放送部をしていたからとすすめてくれて。それをきっかけに始めてそのままずっと放送部。もともと目立ちたくなく冗談言うような変わり者であったけど比較的おとなしい私が人前に立つことに抵抗がなくなったことと声を出すことが好きになったのはこれがきっかけだと思う。いろんな外国語の発音にも興味あるし音読も好き。大学での部活動大学に入学したとき放送部はなかった。どこに入るか悩んだ。その中で何か似通ったところは…と見たときに大学祭運営委員会が目に入った。新しく入部してる子は少なかった。でも気にはならなかった。先輩ばかりの中でみんなで集まって雑談したり食事に行ったりする中でこの部員のメンバーはふたつのグループに分かれていることに気づく。意見を持ち積極的で引っ張っていくグループおだやかで引っ張るチームを支えるグループもっとはっきり言うとアイドルやスポーツ選手好きで物言いがはっきりタイプと自身のことや日常のことを話すおとなしめのタイプ私は後者だった。アイドルの話はよく分からなかったしちょっと先輩に合わしているところはあったけどなんだかんだ優しかったりしたし自分に合った先輩もいて楽しく活動できてた。状況が変わった大学3年生になるときおとなしめチームの先輩も同期も全員退部してしまった。本当にきれいにいなくなった。辞めるとは聞いていたけど本当にやめてしまった。居心地悪くなるのは明らかだった。私も辞めるかどうか迷った。でも始めると決めたこと。仲いい人が辞めたという理由で辞めたくなかった。それで続けることにした。そんなある日…「3年の中で学祭の委員長を話し合って決めて」と4年生の先輩に言われた。「…え?」となった。委員長は上級生がするものじゃないの?現場は間違いなく先輩たちで回っていた。私たち下級生は「はい!そうですね」って感じだった。先輩たちが言うには「私たちも3年生の時に学祭委員長を決めてしていた」とのこと。理由は、4年生がいなかったから。つまり一番上級の3年生がしていたと。なのに、なぜ今3年生が?と思うけどそんなの言える立場ではなかったため3年の中から決めることになった。気持ちが切り替わるもともと人数はほとんどいない。その中で決めることに。権力的には私が一番低い皆一番下に見ていたと思う。中で一番先輩たちと仲良く仕切るタイプの子が「できない理由ある人手を挙げてください」「私は留学があるのでできません」と言った。できない人は手を挙げて理由を言った。そして次に「やりたくない人手を挙げてください」と彼女は言った。私はもやもやとした気持ちになった。学祭の委員長を決める場。委員会のトップを決める場所で「やりたくない人」というなんとも気持ちがネガティブに向く挙手の仕方。すごくもやもやしたそしてどこか苛立ってもいた。熱がこみあげてくる…気づいたら私は手を挙げて立ち上がっていた「私が委員長します」白い目で見られる委員長「〇〇さんが委員長することになりました!」と仕切りやタイプの彼女が先輩に報告しに行った。みんな自分が委員長にならなくてホッとしている様子だった。委員長になったからと言って全体を仕切るという流れにはもちろんなってなかった。業務の細かなことを教えてくれるわけでもなくただただ居心地が悪い。そのなかで定期的に定例会議を開き前に立って進行し意見をまとめていた。担当のことはある程度把握していても他部署のことはほとんどわからないそんな中ではあるけれど同じタイプの部員が辞めても残るというだけあって良いものにしたい思いやここは変えられたらいいのになという思いはあった。・4月に新しく入部してきた学生向けの委員会の紹介スピーチでは委員会についてのスクリプトを読み活動の紹介をした。と同時に私自身の思いも伝えた。そんなに大きな大学ではなかった。サークルに所属していない学生は多かった。学生時代最後ともいえる大学時代ここでいろんな経験をしておくことはすごく大きいと私は思っていた。できるだけたくさんの学生になにかしらのサークルに入ってほしかった。特にスクリプト決めてはいなかったけどただただ思いを伝えた。何を話したかはっきりとは覚えてないけど笑顔でそのような活動に参加することの意味や価値についてしっかり思いを伝えられたと思う。みんな真剣に話を聞いてくれていた。同じ気持ちになれないある日の毎週の委員会の定例会議でのこと。いつも通り準備した議題について意見を聞いたりして話を進めていた。でも今回は特別。ずっと提案したかったことを思い切ってこの場で私が出してみようとした。今までやったことがない試み。とはいえそんなに特別なことではないけど…と私は思っていたけど。「今年もバザー品の集まりがよくありません。そこで食堂などに足を運び学生の皆さんに向けて目の前で声掛けするのはどうかなと思っています」するとすぐ手を上げる先輩。「チラシやアナウンスしてるからいいんじゃない?」「チラシやアナウンスでは確実に聞いたり見たりしているとは限らないですし忘れたりもすると思います」などと理由も伝え効率よい方法であると思うことを伝える。でも最後にはざわざわ…となってきて。「〇〇さんならできるんだろうけど…私たちは…ねぇ、ちょっと…」その話は終わった。一緒にしよう!と言ってくれる人は一人もいなかった。そしてその後も変わらず委員会室での先輩たちは学生たちへの不満や関わる先生方の不満を上から目線で語っていた。もちろんバザー品はそれ以降増えることはない。ほとんど集まらない。一人で実施することに食堂で声掛けの提案に誰一人いいね!と言ってくれずそれでも今解決できる手っ取り早く簡単な方法はこれだと思った私は友達と食堂に行き「ちょっと声掛けに回ってくる!」と伝えると一人で1テーブルずつ順番に「こんにちは~!お食事中にすいません!」としゃがんで声をかけて回った。バザー品を集めていること。どういうものをどこに持ってきてほしいかいつまでに必要かなどを具体的に伝えた。それを数日間続けた。みんな好意的に話を聞いてくれて「持っていけてなくてすみません!分かりました!」と笑顔で話してくれた。いろんな学生の皆さんと話ができたのは楽しかった。学祭委員に興味もってくれたり学祭のことで分からないことを聞いてくれる人もいた。話して回った数日後にはほとんどの学生がバザー品を持ってきてくれていた。期限までにはほぼ全員そろっていた。私が食堂で声をかけて回ったことは部員のみんなはしらないかもしれないし誰も私を褒めたりすることもなかったけど私はやってよかった!と心から思ったし自信になった。講義中のトラブルある日の講義終わり。教室を出ると「〇〇さん!!」と先輩が立っていた慌てた様子でいつも堂々とはきはき話す先輩が見たことない不安そうな表情をしていた。「大変なことになってる!とりあえずついてきて!」と急かされ小走りでついて行く。そして走りながら説明を受ける。学祭で呼ぶ芸能人の学内チケットの販売が今日だったんだけど販売時間よりだいぶ前から講義を休んでまでずっと列をつくって学生たちが並んでいたらしく。販売の準備をしようと担当部署の人が販売場所に向かうと長蛇の列ができていたとのことで。そして販売時間に来た学生がもうすでに列がすごすぎて「予定時間より早く並んでいた人が優先はおかしい!」と抗議をしていて大変なことになってるとのこと。先輩のみなさんや関わっている先生も顔を出したけどまったく手がつかず。もう説得させる方法がなくてどうしようもなくなってると。ついたときにはすごい騒がしくて大変なことは伝わった。その中で特にトップになって抗議している学生がいるとのこと。その学生が「委員会のトップをつれてきて!!」といってきかないので私を呼んできたというわけ。普段の感じからして何かトラブルがあったからと言って先輩らが私に頼ってくるとは思えないもんな…と思いつつその呼んできてと言っていた学生のところに声をかけるよう言われ彼女を見ると…ん??なんと私の知っている下級生。私の新入生向けの委員会アピールのスピーチを聞いて「すごくよかった」と言って教科書販売の時に声をかけてくれた子。その後もすれ違ったら軽く話したりもしていた。私が近づいて行って「〇〇さん」と声をかけると「えっ!?!?」というすごく驚きの表情をした。そしておどおどしながら「…学祭委員の委員長って、〇〇先輩…?」と聞く。「うん、そうなんだ先のことを想定できてなくてこんなことになってしまって本当にごめん」と謝罪した。すると「こちらこそ騒いでしまってすみません…」と謝罪してくれて。私も改めて謝罪し代わりの案を伝えすぐに理解してもらい問題は解決私が全体に今後の対応について伝えてまわると全体のがやがやした感じもあっという間に収まり学生たちは一気に移動していったそれを見ていた委員会の先輩らは「すごい…」とつぶやいてくれてた。この騒ぎは私が講義を受けている間中ずっと続いていたらしいから本当にあっという間におさまって目が点だったらしい。それ以外の出来事他にも変わったことがあった。先輩が1年の頃からいる学長が学祭委員の部屋に電話をくれた。「是非、学長室にお茶しにおいで」先輩方はあの学長が!?!?そんな声かけられたことないし呼ばれたことなんかないのに!とすごく驚いていた。そしてありがたくお茶しに伺った。学長は男性で少し大人しめな雰囲気の方だった。私たちのためにお茶をついでくれている。慣れていないのかちょっとこぼしてしまったりして。学長はどこか緊張しているのは分かった。何を思ってお誘いくださったんだろう。多分すごい迷いながらも思い切ってお誘いくださったんだなととてもありがたく思ったし楽しくいい時間が過ごせた。・他の出来事として違う大学から「学祭の手伝いに来てほしい」というはがきが来ていた。他の人参加したい人いなかったから私一人でその大学に行ってきた。自分の大学よりも広いところだから模擬店やイベントも多くて学生も多いしすごく楽しかった!やっぱり普段と違う新しい場所や新しい人との出会いは最高に楽しい!!学祭で学んだこと大学祭はその後無事終了した。最後まで私の立ち位置は特に変わりなく最後まで形だけの委員長という扱いではあった気がするでも私自身はこの中で身についたことは大きかった。周りに合わせるより「こうしたい!」という熱い気持ちができたなら素直にその気持ちと共に動くこと。それって上手くいってもいかなくても無駄にはならないはず。それに一人で始めたことでも誰かがそれを見ていて手を差し伸べてくれる。実際先生方が声をかけて下さったり陰で支えてくれているのは感じていたしその気持ちが暖かくて辛くても最後まで頑張れた。・そして普段からどんな人とも笑顔で挨拶やコミュニケーションをとることホテルの宴会サービスのバイトをしてたこともあり扉があれば開けておさえておくというのは基本だったから大学でも人がいれば扉開いておき笑顔で挨拶していたので大体の人には顔を覚えてもらえてた。それに学祭の時に学生に直接伝えて回ったというのも大きかったと思う。全体で一つになったり全体をうまく回そうと思ったらどの人ともコミュニケーションを直接取ること。集団ではなく一人一人に目を向けて。深い会話はなくてもいい。挨拶だけでいい。親しげな笑顔で明るい挨拶をただ繰り返すだけでその人とは親しく感じたり他人という感覚はなくなってくるそれは仕事の中でもすごく重要に感じていて大切にしていること。違う部署や外部の方とも目を合わせて笑顔で挨拶!これだけでだんだん心のつながりを感じてくるし会えるだけで嬉しく楽しい気持ちにもなれる。そしていざというときに連絡相談がスムーズになりトラブル解決も早くなる。一人が怖くないそんなこんなで気持ち的にかなり苦しい時期は多かったもののそこを乗り越えて一人でもできる!と自信をつけた私は一人であれこれ始めることになる。ちなみに大学祭で苦しんでいるときに自己啓発本を読み漁っていた。気持ち的にだいぶ救われたな~