僕の好きな映画の一つにBruce Leeの「死亡の塔(1980年)」という作品があります。
これはBruce Leeの死後、今までの作品の一部一部を寄せ集めて強引に一本の映画にしてしまった、といういわくつきの作品です。でも実際にはBruce Leeが出演しているのは計三分ほどで、残りは代役が務めています。
この作品の舞台は香港・日本・韓国となっていて、それぞれの国で撮影が行われています。
日本では羽田空港・東京(新宿)・寺のシーンが撮影されていますが、今回載せるのは東京(新宿)での写真です。
1.歌舞伎町です。画面の奥に「新宿コマ劇場」が見えます。

今は「新宿コマ劇場」は取り壊され、見ることができません。

2.主人公であるタンロン(Bruce Leeの代役)の後ろの建物は「新宿ジョイシネマ1・2」。

今は取り壊され、カラオケ店、コンビニ、そしてライブハウスが入っています。

3.タンロンは「新宿ジョイシネマ3」に向かって歩いていきます。横には「新宿Tokyu Milanoミラノ座」があります。

地面のタイルの柄が異なっていますが面影が残っています。

奥の景色です。昼間なのでまだネオンは輝いていませんね。

この映画が作られたのは今から33年も前なので、街の風景も当時とすっかり変わってしまってますね。
今は日本で「韓流ブーム」が巻き起こっているが、この映画は1980年にすでにこのブームのきっかけを作った作品ではないかと思っています。