わたしの両親は まだ存命ですが

 

どちらも身体の 自由が利かなくて

 

別々の施設に 入所しています

 

母が先に倒れました 今では口も利けないし

 

ほぼ寝たきりの 状態です

 

父は まだ喋ることが出来ますし 口から食事もでき

 

歩くコトは叶いませんが 車いす押して貰い 移動しています

 

父は とても人生を一生懸命

 

真面目に 誠実に生きてきた人です

 

誰かのために を 優先して考える人でした

 

自慢の父です それが10数年前から

 

認知症を患い 段々と以前の父ではなくなって行き

 

徘徊や 他家の地所に入ったり 警察に

 

保護されたり・・・ 知らないうちに何処かへ行って

 

落ちたか 転んだかしたのでしょう 血をダラダラ

 

流しながら 保護されたり 帰ってきたり、、、

 

救急車も何度呼んだコトか、、、 家にいるように言っても

 

ダメで 外から鍵かけても 何故かすり抜けて 出掛けてしまいます

 

判断力落ちているのに そういう知恵は どこかに残っているんでしょうね

 

段々わたしも 追い詰められ 塞ぎ込んでしまうし

 

病気のコトもあるし で 包括センターと

 

ケアマネさんの 助言で 施設に入所となりました

 

でも 今でも後悔は 消えません

 

もっと何か、、、 まだ何か、、、 出来たのでは?

 

施設に入るために 父は 人生誠実に歩んできたのでは

 

ないだろうに、、、、 わたしはなんて 無力で 薄情で、、、

 

でも いくら考えても 父を引き取れる自信は沸かなくて、、、

 

 

 

今も 父は施設に入所しています とても

 

よくしてもらっていて 薬のコト 体調のコト

 

少しでも変化あったら 電話連絡や お手紙もphoto入りで

 

送られてきます 有難いです コロナ以降

 

面会は 月一回と決められていて 今でもそのままです

 

 

月一の面会 心待ち遠しくもあり 後悔と慙愧の思いが

 

ぶり返す時でもあります 父は認知ではあっても

 

まだ表情もありますし お喋りのキャッチボールも

 

出来ます ホッとしながら 15分間の面会終了すると

 

担当の方に 車いす押されて 去って行きます

 

それを 見送っているわたしたちに 少し笑顔作って

 

よ~ 来てくれたな 気を付けて帰れよ って・・・・

 

気遣って言ってくれます こんな父を わたしは・・・・

 

以前の父は ショートステイでも 帰りたい

 

帰りたいと騒いで 夜に施設抜け出して 大騒ぎになりました

 

緊急呼び出しの連絡受けて 施設に父を迎えに行きました

 

施設長さんの 困った様子と 父の帰りたいの連呼

 

聞きながら ほろほろと、、、、 泣きたい気持ちはあっても

 

人前なので 我慢しようと頑張っていたのですが。。。。

 

どうしてか ぷつん。。。っと 気持ちが切れて

 

流れ出した涙を 止める術がなくて、、、、、、、

 

 

 

あの父が 今は帰りたいとは 一言も言わず 

 

労いの言葉掛けてくれる 父はどれほど我慢してるのか

 

そう思うと あの頃とは違う思いの涙が 心に溢れます

 

わたしは また遣る瀬無い思いに 沈んでしまいます。。。。

 

 

 

そのうち・・・ そのうち・・・ 気持ちが 上向いて来る時あるでしょう・・・

 

沈んだ思いの底で 気持ちを少しづつ 少しづつ 癒して行こうと思います

 

そのうち・・・ そのうち・・・ きっと・・・ 此処から這い上がるコト出来る時が・・・