靴修理のお話 -6ページ目

ここもチェック!!

※バルカナイズ製法…アッパーを底金型にセットして、ゴム片を金型に入れ加熱圧着しながら同時に本底を成型する

スニーカーによく用いられる製法で、底とアッパーの結合が強く、接着と成型を同時におこなうので、型崩れが少ないと言われてます



また賢まった説明から入りましたが、今日はお手入れのお話です


デザイン的には、この製法の特徴でもあるアッパーサイドのゴム
靴を磨く時に、ここにも手を掛けてあげると、グッと見た目が変わります!



サイドのゴムも靴の顔の一部なんですよね。


今回は、汚れの付着が凄かっので、先ずはステインリムーバーで汚れを落とし、ゴム・ビニール・合成皮革などの手入れ用品マルチカラーローションで表面をコーティング



ステインリムーバーは、水性タイプの革用の汚れ落としとして知られていますが、ラバーの部分にも有効です
マルチカラーローションは、先に挙げた素材の劣化を防止し、汚れから守る効果があります。今回、取り上げた靴やレインブーツなどの新品のうちからの手入れに適しています


靴のお手入れって楽しいですよ~(^^)

今年もあとわずか…綺麗な靴で新年を‼


thick trunk
大阪市西区京町堀2丁目6-28 1F
06-6447-2088
定休日:月曜

年末年始の休暇のお知らせ




12月30日(月)~1月3日(金)の五日間、連休を頂きます。






今年も、あと二週間余り…早いものですね~

あと一踏ん張りの全力修理中です!




~おまけ~


息子が、六歳の時に描いてくれた私の似顔絵です。怪我をしないように御守りもくれました。
作業場に飾り、私にいつも力をくれます
おとんさん、頑張るぞ~!


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営業時間:10時~19時
定休日:月曜日

JR オークバーグ

※JR…ドイツのタンナー、ジョーレンデンバッハ 社の通称



※オークバーグ…樫(オーク)の樹から抽出されるタンニンで一年もの歳月をかけて作る革底最高部材

耐久性・耐水性・通気性に優れる





革底には、牛の背中~お尻にかけての肉厚で硬い部分が使用され、この部分を「ベンズ」と呼びます。鞣し方や産地は様々で、今回、記事にする"JR オークバーグ''は、その中でも特に有名なベンズです





と、賢まった説明から入りましたが、いつも通り、楽な感じで修理編スタートです(^O^)/





革底に穴が空いてしまい、オールソールをすることに





先ずは、底糸を切り慎重にバラします。中の作りも綺麗で、コルクもしっかり残り、作業し易い靴です





そして、記事のタイトル登場!







靴に取り付け、革包丁で糸伏せ(ヒドゥン)の為、革を起こす







ウェルトと革底を縫い合わせる







起こした革を伏せて、底の仕上げ







ヒールを取り付け、完成‼









基本、オリジナルの仕上げに近づける様に作業していきます。気持ちは、オリジナルに負けないように!



オールソールの材料も色々あるので、色々紹介していきますね(^^)





※オールソールの年内納期は、明日15日受け付けまでになっています。





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