靴修理のお話 -29ページ目

靴を軽く

『重いし、クッションがなく、長時間履いていると足が疲れる…』と、年配の女性の方からのご相談。



この相談は、よくあることなので、対応方法は、革ソールを、軽く安定性のあるスポンジの船底へオールソール!



となるのですが、
『靴の雰囲気はあまり変わらない方が…』
との、ご希望。



そこで、
① ソール全体をスポンジに変えてスポンジヒールを付ける
② ハーフソールをゴムからスポンジに変えて、積み革ヒールを外してスポンジヒールにする
見た目的・機能的仕上がりを相談して、②に決定!


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修理後靴修理のお話-090703_1807~01.jpg

ヒールを出来るだけ低く、とのご希望

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修理後靴修理のお話-090703_1806~01.jpg

ハーフソールは、厚みが1.8ミリから6ミリになるので、コバを斜めに加工して、見た目のボリュームを抑えて、ヒールはバランスを考えて、少し低く。



画像では伝わらないのですが、軽くなりました。



お渡し時に、実際に履いて頂いて満足して頂き、そのまま履いて帰られました。



少し時間を置いて、ご来店。『あれ?何か不具合があったのかな…』と、思ったら、
『これも同じように!』
と、その日履いて来た靴をお預かりする事に。



お客様に喜んで頂ける靴修理が出来た時、ホッとすると共にお役にたてた充実感でとても嬉しく感じます。



thick trunk
大阪市中央区谷町6丁目5-26 1階
TEL 06-6761-2887
定休日:毎週水曜日
谷町6丁目駅より徒歩5分
http://thick-trunk.com

一手間かけて

修理前靴修理のお話-090711_1357~010001.jpg

ライニング踵部分の縫い割の糸が切れて、裂けてしまったようになってます。



補修方法は、履き口上部のステッチを解いて、元と同じように縫い割ることに
途 中靴修理のお話-090711_1407~01.jpg

バラさずにそのまま、針穴に合わして手縫いする事も考えましたが、それだと縫い割るより、どれだけ詰めて縫っても糸が出てしまうので、よく擦れる箇所という事もあり、一手間かけることにしました。



実際、バラしてみると、大抵縫い割りの上に貼られている補給テープがなく、この靴は摩擦により糸が切れてしまったのだと考えられます。



そこで、反対足も気になりバラしてみると、やはり補給テープがなかったので、同じように貼っときました。



修理後靴修理のお話-090711_1748~01.jpg

外見では分からない所を、靴修理していると見る事ができます。そのたびに、何か得した気分になります



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お客様のお気持ち

昨日のお話。



『靴出来てる~?』
と、店の外から大きな声。店内に入って来たのは、前日に靴修理2足、バッグ修理1個をお持ち頂いた年配の女性のお客様。



あれ?納期まだ先のはず…
『スイマセン!まだ出来てないんですけど…』と伝えると、
『ええねん。ええねん。奥さん居てる?』と奥さんご指名。



なにやら、楽しそうに話をして、頂きものを…
靴修理のお話-090717_1541~01.jpg
ぞうきんです!使わないタオルを針でチクチクして、模様や飾りが付いたかわいいものでした。



どうやら、前日受付時に妻と手作りバッグ収納袋で、話が盛り上がり気が合ったようで、ぞうきん手土産に、お話に来てくれたようです。



その手作りバッグ収納袋とは…
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着なくなったトレーナーに手を加えて作ったアイデア袋です。



使わなくなったものを捨ててしまうのではなく、形を変えて再利用。それも楽しんで!とても勉強になります。



ひとしきり奥さんと話をして、帰り際に私が、
『ありがとうございます。こんなかわいいぞうきんは店ではなく、家で使います』
と言うと、
『何でやねんな~』
と、ツッコミを入れ明るい高笑いで去っていきました。…素敵!



天気の悪い1日でしたが、明るい笑顔とストレートな関西弁で店内を晴れやかにしてくれたお客様のお気持ちに感謝です!



今日は、どんな出会いがあるかな~?



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