今月末に真弓先生と船瀬さんと
一緒にやらせていただく講演が
あります(*^_^*)
三巨頭揃踏み!...
とか言われると
恐れ多すぎるのですが
またとない講演だとは
思いますので、お時間
ある方は是非!!
今月末に真弓先生と船瀬さんと
一緒にやらせていただく講演が
あります(*^_^*)
三巨頭揃踏み!...
とか言われると
恐れ多すぎるのですが
またとない講演だとは
思いますので、お時間
ある方は是非!!
長崎の島で最初に赴任した病院は
出生体重が2500gに満たないと
赤ちゃんがどれほど元気であろうと
入院になり、母と離れた保育器内で
点滴して3日間は経過を見る、という
方針でした。
子供を診ずに数字を見る典型例
だったなぁと改めて思うのですが
似たような例を聞きました…![]()
38週の満期産だったものの出生体重が
2500gに少々足りなかったお子さんが
1ヵ月健診に行ったら鉄剤のシロップを
飲むように、と処方されたそうです。
「現時点で貧血はありませんが
低体重や早産で生まれた子は
貧血になりやすいので」と。
そんなに極端に小さかったわけでもなく
本人元気で貧血の傾向も無い!のに
出生体重や出産時の妊娠週数だけを
見てルーチンで鉄の甘い薬を飲ませる。
鉄剤のシロップなんて
とりあえず飲ませとけば
いいようなシロモノでも
ないですよ…![]()
例によって添加物たっぷりですし
赤枠内には
鉄欠乏状態にない患者には禁忌
って書いてありますよ…![]()
あくまで治療薬であって
予防薬ではないのですから…![]()
体重の増え方を見て太りすぎだのやせ過ぎだの
呪いの言葉をかけるだけ、ならまだマシなレベル。
母がいくら鉄分豊富なものを
食べても母乳から必要な鉄は
補給されない、とも言われた
そうです…![]()
どれだけ薬信仰だと
そんな発想になるのか?
皆様は、数字だけ見て
体の負担になる薬剤に
手を出すようなことなきよう
くれぐれも御注意ください。
先日9ヵ月健診に行って来られた女の子。
「カウプ指数が18を超えているから太りすぎ」
「頭が小さいから精密検査の紹介状かきます」
と言われたそうです。
太っているようには見えませんし
すこぶる元気で診察にも問題ありません。
その子の成長曲線を描いてみると以下の通り。
かなり標準的な増え方で
バランスもばっちりなんですけど!
このグラフは
うちのクリニックで
描いたものなので
健診受けたところでは
グラフにプロットすらせず
カウプ指数=体重÷身長÷身長
の計算だけして
数字が基準値を超えている
というだけで太りすぎとか
言っているのです。
成長曲線では身長に比べて
体重の増え方がやや優勢
というくらいなのに。
そして頭の大きさも
体重に比べると少々小さめ
ですけどバランス的には
全く問題ないのに。
『おまえ、こども診てるのか』
保育所に行っておりミルク
も飲んでいるのですが
母乳がメインで
まだ離乳食それほど
食べていない子をつかまえて
「太りすぎ」って、あんた。
少なければ少ないで
ちょっと基準値を下回っているだけで
ミルク足ないだの、もっと食えだの
精密検査しろだの言うわけです。
医者の仕事は
親の不安をアオルことではなく
大丈夫って太鼓判を押すこと
でありたいと思うのですが。