日常というのはわりとわりと容易く、あっけなく壊れることもあるんだと知った。

8/26、癌の告知を受けて母と妹達へと伝えた。
8/27、普通に仕事に行った。退院後の初出勤。
この時点では癌の話は出来なかった。正直、胃に痛みがあるわけでもなく、特に吐き気等もなく、熱も微熱で37°ない位。むしろ、体内に入ってるステントが痛い。
普通に仕事に行きつつ、ネットなどで情報収集の日々。
普段、ほとんど小説コーナーを見ている私が、実用書のコーナーをのぞいてみたり。
たんたんと日々を過ごしていた。

9/1、仕事から帰る時にふと電車の窓から外を見て、
不意に涙が溢れた。
ふと、間違いなく、1ヶ月後にこの景色は見られない。
もしかしたら、来年に自分が生きているかわからない。
医師にはごく初期だと言われたけれど、そもそも手術に絶対はない。
去年の今頃もコロナ禍で、誰もがどうなるかわからない世の中ではあったけれど。生存率の数値も言われて、やっと感情が追いついてきたようだった。

告知されて一週間経って初めて泣いた。

朝起きて、会社に行って、時々どこか寄り道したり。ごくごく普通の日常だけど大切だったんだなあと。

9/4、9/7と改めて胃癌の為の検査で通院。


職場に告知された話もした。仕事は9月末で辞めざるを得なかった。

それでも何気ない日常を装って日々を過ごしていた。

9/24、入院の事前指導、妹が一緒に聞いてくれた。
胆のうの全摘と胃の2/3切除の為、5時間程度かかると言われた。

9/26、入院。コロナ対応で基本面会禁止。身内は入退院時、各階ナースステーシまでは可と色々イレギュラーななかでの入院だった。




今日の一冊:「ルナゲートの行方」
今日のBGM:「皇帝円舞曲」J.シュトラウスⅡ世