9月25日に、安倍総理大臣がニューヨーク証券取引所で、取引所の初の女性会員ミュリエル・シーバートさんの言葉を引用してこのようなスピーチをされた。
“「人口の半分の男だけに頼ったせいで」閉塞感に直面している日本を、私は、大きく転換してまいります。”
それまで私は最近総理がよく持ち出す「女性の活用」を大変嫌がっていた。テレビから聞こえてくればチャンネルを変えるくらい、新聞であればそのページを飛ばすくらいに。なぜならばどんなに声高に「女性の活用」と叫んでみたところで、今の日本でそんなことは不可能だからである。そんなことは我々女性は十分すぎるほどに知っている。
しかし今回は違う。国内の政治的アピールならばともかく、総理は国際的な場であのように発言された。ということは、自民党は次の選挙で大量に女性の候補者を擁立しなければ、総理の国際舞台での発言を「ウソ」にしてしまう。まさか一般社会では女性の活用を進めるが永田町は別だ、などという理屈は通らない。
総理は国外に向けてあのように発信したことで、もう後には引けない状態にしてくれたのかもしれない。少し希望が湧いてきた。
―男たちは、「睡眠時間が少ないことを自慢」し、「超多忙なこと が、超生産的だ」と誤解している。そのような男たちは、行く先で待ち構える「氷山」を見過ごしがちだ ―アリアナ・ハフィントン
