会社を退職してから収入がなくなった俺は、今までに味わった
ことのないような不安を感じてこの数カ月間を過ごしてきた。
そう、不安とは今現在の経済的な不安のことだ。
昨今の不況で会社勤めをしていても「安泰」という二文字など、どこにも
ないわけだが、少なくとも仕事をしていれば、普通はリアルに明日の生活に困る
ことはないと思う。
じゃあ、使い切れない程あり余る金があったらこの不安はなかっただろうか。
たぶんないと思う。
(ただし、生きがいの話しはまた別だ。)
ちまたの「成功ノウハウ本」や「金持ちになるには・・・」的な本はお金のことについて
大きく相反する二つのタイプがある。
ひとつは、”金は後からついてくる”タイプのもの。
もうひとつは、”自分の欲に素直に生きて、欲しいものを具体的にイメージする”タイプのもの。
ビジネス書や起業に関する本、それからこういったお金にまつわる本も、俺は今まで
ある程度読んできたが、どちらが本当なのか今でもわからない。
この問題はある意味、「ニワトリと卵」 の話しと同じだ。
きっとどっちも本当なのだろう。
(それに「成功法則」なんてものは恐らく存在しない。)
しかしながら、現実問題として 「生活するためのお金が足りない」 と思っている人にとって
お金を稼ぐことの重要性と緊急性がどれだけ真実味を帯びてリアルかというのは
それを味わった人にしかわからないと思う。
だから 「金は後からついてくる」 なんて不用意に言う輩は本当の意味でお金に
困ったことがないのだろう。
明日、生きるためのお金が必要なのだ。
そうこう言う俺も、本当の意味でお金に困ったことはないのかもしれない。
この数カ月間、住むところもあり、食べるものにも困らず、当然贅沢な生活ではないが、
生きてくることはできた。
しかし、海外からの退去費用、引越し費用、生活費などで少ないながらも貯金しておいた
金もほぼ出し尽くしてしまった。だから就職の道を選んだのだ。
(もちろん、こうなったのは自分の責任だ。)
ただ、今の俺には生活するために、せめて世間並みの生活をするために・・・
つまり金のために働く必要があるのだ。
長々と綴ったが、一方で自分でも
「本当に金のために働いていいのか?」 わからないのだ。
もちろん、この収入額のままでずっといるつもりはない。
3年後にはもう一度起業して必ず成功する!と考えているからこそ今この一歩に悩んでいる。
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