ちょっぴり泣いた。
【flex life】
幕があがると優しいアコースティックギターの音色。
ふんわりしたサマードレスで現れたボーカルさんがゆったりとウッドチェアーにもたれかかる。
うーん、ここはどこだ。歌舞伎町はロフトとは思えない静かな幕開け。
getting betterから始まってあの歌声が広がればふわっと体が軽くなって胸がきゅんとなった。寝ても醒めてもって曲良かったな。
【オオヤユウスケ(polaris/ohana)】
ギターも持たずにのーんびりおしゃべりから始まって、おもむろにギターを持つと傍らのデッキをパチリ。打ち込み音が響くが、
「あ、巻き戻すの忘れてた。ちょっとまってね。」
きゅるるるるる…かちっ。
今時カセットテープ!?
しかも曲終わりぶちって停止ボタン押すもんだから拍手の前に笑い起こっちゃうし。
2曲めはその場で音重ねながら今の気分で作ったという即興曲で、次がフィッシュマンズのカバーかな?素敵でした。
【カットマンブーチェ】
ボーカルたすく君復帰後、東京では初のライブだったのかな。
おかえりー!なんて声が飛んだり歓声も凄いあったかくて良い雰囲気だった。
そりゃあれだけ嬉しそうにやられちゃあね。ウッドベースごと踊ってたし。笑
新曲2曲もかっこ良かったしどの曲もすっごい良かったけど、私の心を掴んで離さなかったのはやっぱり「変わらない風景」だった。
いつもの調子でふわふわ喋ってたたすくくんが、「じゃあ次の曲を」ってハーモニカホルダーをカチッと横に払った瞬間。
それでスイッチが切り替わったようにガラリと変わった。
『あなたに大丈夫と聞かれる方が悲しくて
悲しくて嬉しくて
弱さなんか隠さず生きていこう』
シンプルなメッセージの中に籠もっているものを叩きつけるようにあのしゃがれた声だけが響き渡る。ものすごい力を持って。
「病気になって、しばらく歌いたくても歌えない時期があって、ほんと悔しくて。何やってんだろうとか思って。自分にとって、音楽が全てだと思ってますほんとうに。うた歌えなかったら自分が自分じゃなくなっちゃったみたいで。だから俺らはずっと、俺らがかっこいいと思う音楽をやっていきます。みんなも、みんなにとってのそういうものを大事にして生きていってください。今日は来てくれてありがとう。また来てな!」
以上関西弁に変換お願いします。笑
短くなった髪をぐしゃぐしゃかきまわしながら訥々と語った言葉と最後にニカッと笑った顔はなんだか子どもじみてて、メガネなんかずれちゃってんのにやけにかっこいいんだもんな。おじいちゃんになってもずっと音楽を奏で続けていてほしい人たちだ。
チケットくれたくじょーちゃんありがとう。
一緒にいてくれたくまちんありがとう。
くみちゃん久々に会いたかったな。
終わってからはなんだか帰りたくなくて、閉店までタワレコでぶらぶらしてた。
CD買うつもりが何故か「俺と悪魔のブルーズ」2、3巻買ってしまったわよ。
続きがきになるー