アンゴラヤギの靴下「サーモヘアソックス」通販 -4ページ目

お洗濯してもフェルト化しにくい モヘア 繊維

ウール繊維はキューティクルのうろこに引っ掛かりがあります。この引っ掛かりを利用して作られているのが、コート用のウール生地。

 

ウール毛糸で織ったり、編んだりした生地を石鹸、お湯で押し洗いすることにより、摩擦で繊維同士が絡み合って、フェルト化されます。表面の毛羽立ちを短く刈り取って整えることによって、滑らかなコート生地に仕上がります。

 

価格も高価すぎず、丈夫で軽くて暖かいですよね!

 

モヘア繊維は、ウール繊維の反対で、キューティクルのうろこに引っ掛かりがないために、お洗濯してもなかなかフェルト化しにくいです。

 

新品のサーモヘアソックスと、毎週一回のペースで、1シーズン(秋、冬、春)使用したサーモヘアソックス


仮に、10月から5月までとして、8か月間なら、34回履いて、洗濯したことになります。

左側:サーモヘアソックス新品
右側:1シーズン(30回以上使用)使用したサーモヘアソックス足裏

 

私は、一日の運動量は、家事約3時間。外への用事、数時間。畑の手入れ1時間ほど。畑仕事は、スポーツと言えるほどの激しさはありませんが、立ったりしゃがんだり、歩いたり、シャベルで穴を掘ったり、鍬で耕したり、、、です。

 

それと、スニーカーを履いて夜軽くウォーキングしています。歩数計測できる腕時計の記録では、私は一日平均10,000歩以上は歩いているようです。

 

ですので、つま先、足指の付け根の一番力がかかるところ、踵にはそれなりの負荷がかかっています。足指の付け根の一番力がかかるところは真上からの撮影だと大分ぺったんこに見えます。

左側:1シーズン使用したサーモヘアソックス。30回以上使用
右側:同じパイルタイプのメリノウール製登山用靴下。10回使用

 

↑の画像のメリノウール性登山用靴下は、サーモヘアソックスよりパイルの長さが短めのものですが、多めに見積もって10日使用・洗濯。

 

メリノウールの靴下は、足指の付け根の一番力がかかるところは、すっかりフェルト化して、伸縮性がある、コート生地みたいになっています。

サーモヘアソックス 足裏 30回以上使用洗濯後、まだパイルしっかりあります。

 

メリノウール登山用靴下 足裏 10回使用洗濯で、大分フェルト化します。

 

私たちが日常で繰り返している「履く→洗う」というごく普通のプロセス。

 

モヘヤ繊維・ウール繊維の特長で、こんな風に違いを作っていきます。製品を快適に使える製品寿命にも影響を及ぼしていきます。

フェルト化しにくいって良いことなの?

はい、靴下に関してですが、パイルがフェルト化しないと、パイルの一つ一つが暖かい空気をキープしてくれます。フェルト化が進むと、編地そのものがつぶれて、暖かい空気層をキープしにくくなります。

 

また、一番汗を掻く足指の間にもパイルおよびモヘア繊維が届いてくれるので、吸汗が良くなります。

 

例えば、パイルがへたってしまったコットンのタオルとパイルがほこほこと立っているコットンのタオルでは、タオルが水を吸い上げるスピード・水分量が違うのと同じです。

 

汗冷えが防げるため、足が快適な温度に保たれ、快適さが持続します。

でも、新品じゃなくて、少しこなれているほうが気持ち良いんですよね?!

モヘヤという繊維。キューティクルが滑らかな分、新品は少しつるつるとした感じがあります。
もともと、高級アパレル用の繊維です。

 

繊維につやと張りがあり、ウールに混紡することで、ぐっと高級感があがるスーツ生地に仕立てられます。キッドモヘア、特に最近出てきているスーパーキッドモヘアとかは極上の肌触りと暖かさ。基本的に、丁寧に、大事に、デリケートにメンテナンスを勧められる繊維ですが。。。

 

しかし、足は、肌触りは重要ですが、機能性からいったら、発色とか張りとか関係ない!!!
それよりも、履いた時に一体感が求められるモノ。

 

何回か使用洗濯して、モヘヤ毛糸のパイルから、少し繊維がけば立っているくらいのほうが、モヘヤ繊維は足裏皮膚に吸い付いて、いい仕事をしてくれます。^^