『離婚毒――片親疎外という児童虐待』(R.A.ウォーシャック、2012)という本があります。


これは他の方から教えていただいたのですが、離婚、とくに「片親疎外」のことについて書かれた本で、
とても参考になりました。


本でも指摘されているように、片親疎外は子供にとっては「虐待」そのものです。


日本における単独親権は、まさに諸外国から指摘されている片親疎外を認め、児童虐待を推進する制度になってしまっています。「無法地帯」と言っても過言ではありません。


子と同居する親はもう片方の親を批判しますが、本書にもある通り、批判する前に「子供の幸せ」を第一に考えるべきだと、強く想い願っています。


少なくとも片親を疎外された子供は、精神的にも健全な教育を受けられず、心に大きな大きな傷を追います。中には自己肯定感が乏しく「自傷行為」を繰り返してしまう子供たちも・・。

だれがそのような子供達の将来に責任を負えるのでしょうか・・。正直、現在の裁判所は見て見ぬ振りの運用に思えて仕方がありません。

昨年末、突然、最高裁から発表された謎の「養育費・婚姻費用」改定。それらの費用を全く払わない人は論外として、更に「子の連れ去り」を助長する事に繋がっていませんか?
調停前置であれば「子の福祉」を最優先して話し合いをしませんか?  
お金さえ調達できれば、子供達は幸せになるのでしょうか?
調停員や調査官の人達さえ戸惑っていている様子で、公平且つ建設的な話し合いなどできるわけありません。
他に改定するき事は、明白です。



自分を正当化したり、感情のはけ口にするために子供を傷つけ、成長を阻害することが、果たしていいことかどうか、誰でもわかることだと思います。
特に現在のような世情において、諸外国から日本は疎外されつつあります。

そして日本は子供を虐待するような制度(単独親権)によって、それが当たり前のように行われているのです。


法の不備はもちろんですが、残念ながら、その陰には悪質な離婚弁護士という存在がいて、その弁護士が精神的に弱った親を教唆して子を連れ去り、別れさせようとする現実があります。

意思の弱い人、不合理な不安を抱き易い人ほど、唆されて弁護士のメシの種にされてしまうのです。

そして別れさせた親子をもう片方の子供と合わせない…「片親疎外」が起こるのです。こんなことをしているのは先進国のなかでは日本だけなのです。


諸外国からみてもあり得ない現在の日本の裁判所の実務を皆さんに知って欲しいです。