肩こりという言葉は、英語には存在しないとててます。
あえて言葉を当てはめるとするとショルダースティフネスとなるらしい。
ただ肩関節のが固く動きにくさを表す言葉であの肩こりのドヨーンとした「だるさ」とはちょっとニュアンスが違うような気がします。
肩こりは樋口一葉の時代,江戸期から明治に入った時代には「肩こり」という言葉はなく「強張り」と表現されていました。
初めて書物に出てきたのは夏目漱石の「門」という小説の中に出てくる一節に「凝り」という単語が出てきます。
あとは日本人の体型にあるという説もあります。
以前ケント・デリカットさんというタレントの方がテレビで話されていましたが日本に来たときは「肩こり」の意味は分からなかったが数ヶ月日本にいて肩こりが出てきてやっと分かったと話されていました。
ここで日本の特殊な環境(人間関係など)が原因ではと思いました。
肩こりに関係のある筋肉でよく言われているのが
僧帽筋
肩甲挙筋
菱形筋
胸鎖乳突筋
大胸筋
大まかにいえば等ですが,例えば僧帽筋がスペて凝りが出るわけではなく部分的にコリが出てきます。
私の恩師が凝りを4つのタイプに分けていきました。4型分類と呼びました。
これはかなり画期的なことで今までほとんど言語化されていませんでした。
これの何が凄いのかというと時間軸を取り入れたことです。
1型は急性や打撲,捻挫したばかりの場の状況です。
数日していくと(時間)コリ(皮膚や筋肉の状態)が変化していきます。
3型は慢性化してドヨーンと感じるコリ(皮膚や筋肉の状態)の状態です。
4型は無症状の状態です。
施術する優先順位は,急性の場合は1型ですがそれ以外は4→3→2です。
ビギナーの頃は2→3になると思います。理由は簡単で症状の出ているところを攻めやすいのと,触ってコリの状態が分からないからです。
肩こりも原因はあります。
- ストレス(ストレスもいろいろあり)
- 顎関節の問題
- 鬱状態
- 目の酷使
- 高血圧,低血圧
- 冷え
- 内臓疲労や疾患
- 同じ姿勢での作業