このところ


また  じわりと涙腺がゆるむような

しあわせな時間を過ごしておりました



ありがとうございます









何よりも


大切にしたいことが





わたしには



あります







それは






感覚。








わたしが感じていること



わたしが感じたこと












それは





もしかしたら





数分前に感じたこととは





違う感覚を


いま、感じている




ということもあるかもしれません









それでも





数分前に感じたことを



わたしは



すぐに捨てたりはせず












あの時は



わたしはそう感じていたんだなぁ…






そんな波の中にいることが






わたしには



ほんのりやさしいのです








2018年


義父との10年の介護生活が終わりを迎え


病院で息をひきとり



葬儀となったとき





祭壇を選んで決める


という流れになりました






カタログをみせてもらって



「こちらで、じいちゃんをおくってあげたい」





そう、ちからの入らない声で発したのを


まだ何となくおぼえています







葬儀当日も


「じいちゃんらしい祭壇だなぁ」



そんな安寧な心持ちでいたように


記憶しています









そして



葬儀も終わり


いろんなあれこれが片づいていく中




請求書が届きました





通夜、告別式 ともに

とても多くの方々に

おみおくりいただいて

香典返しを・・・




そこで、どうしたものか…と


なったのでした




相場でいけば、足らなくなるとか


ないのかもしれませんが…




貯金がほぼなかった


わが家のお金をかき集めても


支払いにあてられる金額は


足らなくて…





すぐに、あっ、祭壇…って





請求書を確認したら




笑えちゃって











旦那さんに相談してみるも


持ち合わせがなくて…




2人で

笑っちゃって











「最終兵器だ!」ってことになって







息子ふたりを呼んで


テーブル挟んで向き合い




「じいちゃんを無事送ることができました」


「たくさんの方々が来てくださって」

「御香典もたくさんいただきました」


「香典返しというのがあって、するのですが」


「100万円 足りません」





「お年玉を貯金してきたと思うんだけど」



「それを、どうか貸してください!」






夫婦揃って


目の前に並んだ息子たちに



頭をさげたのです







すると


「いいよ」


社会人になって3ヶ月の

長男につられるようにして



学生の次男も「いいよ」






夫婦揃って

「ありがとうございます」


頭を下げて御礼を伝えたあと






4人で また大笑いしたのでした











あの時


「この祭壇でじいちゃんをおくりたい」


と感じた自分の気持ちや感覚を



大切にして






本当に良かったと


いまも懐かしく思い出すのです





長男が結婚するタイミングで



結婚祝いとは別に


あの時に借りたお金も



長男 次男に


それぞれ渡して











こうした支え合いを



きっと (気づかないままに)



何度も 何度も してきた家族なんだなぁ







あらためて


気づく度に



しあわせだなぁと感じるのです











問題と思えば 問題になる


助けてといえなかっただけなのに

助けてもらえなかった…ことにしてしまう





まずは


身近な家族から


こころの内を見せていくことが




楽に生きられることに


繋がっていくのかな





なんて、感じている


いまのわたしがいます







何を思ってもいいんだよ


何を感じてもいいんだよ




じぶんに


そっと寄り添う





おひとりさまな


お昼でした












ありがとうございます


トリニティ数秘術認定カウンセラー
山本登志子