身体の教化書

身体の教化書

セラピスト山口光國が伝える、身体のコンディショニングのコツとポイント。

みなさん、学術的でもないお話にお付き合いいただき

ありがとうございました

 

私のセラピストとしての対応は、治すことではなく、本来あるべき状態へ導くこと。

これが基本です。

靭帯とか、筋とかが切れている。剥がれている。

そんな状態で、私が手を触れてそれが治ったら、

その方が怖いと思います。

 

心も、体も、そして社会、つまり周りとの関係も、本来あるべき状態へ導いて、その人らしく大切な時間を過ごしていただきたい。

ただそれだけのこと。

なので、山口と言うセラピストは、

大したことはありません

ごくごく普通のセラピストです。

 

普通なので、とても気になることがあります。

「ちゃんとした、科学的根拠を持って対応しなければ、、、」

「学術的に、、、」

確かに大切なんですが

人って、ひとりひとり違うのに、集団の平均値を良しとして扱うことってどうなんだろう?

これ、大切なことなんです。

 

簡単な例では、血圧

ウェイトリフティングをしている方は、競技の時には、血圧が300mmHgまで上がるそうです。

でも競技中に倒れた方はいません。

また、高齢者は血圧が正常な方ほど、短命なのだそうです。

そうなると、正常値ってなんでしょうね?

 

また、運動器、つまり関節を扱うときは左右の比較がよく使われます。

でも、

左右対称って良いんでしょうか?

人で左右対称な方などいません。

左右対称を押し付けていいのか?

なんです。

 

でも、それを言ってしまうと、何を基準とするのかがなくなり、なんでも良い

になりかねません。

それも、良くないですよね。

 

正常値は大切です。基準も大切です。

でも、それを元にした、個々の評価と対応も大切なんです。

全体の平均を押し付けることは良くありません。

でも平均を踏まえ、対応することは大切なんです。

 

そうなんです。

 

良し悪しだけで片付けず、何に注意して、何を大切にして、人と比べすぎず、その方らしい状態を保ち過ごす。

 

ここがポイントだと思います。

 

変な話ですが、

山口の頭、特に上は、あまり髪の毛がありません。(笑)

 

増毛、カツラ、植毛、今の世の中、いろいろ対応はあります。

でも、この頭、好きではありませんが、嫌いでもないんです。

 

とっても良いネタになってくれます。


この前も、薬の副作用で髪の毛が抜け落ちてしまった、大切な後輩と一緒に写真を撮ろうとした時

(でも、薬が終了すれば、彼は元に戻ります。私は戻りません。笑)

 

本人が気にしていたのでしょうね。

写真を撮るときはいつも帽子をかぶっていたようです。

で、今回、彼の奥さんが写真を撮ろうとした時、

奥さんが、それを思い出し、

「帽子をかぶろうか?」と言ったその直後

 

「先生も一緒だから良いか〜」の一言

 

その場にいた他のメンバー

「あ〜〜〜〜、それ、言った〜〜〜」って

大笑い。

最高ですよ。

 

諦めでもなく

でも気にし過ぎるでもなく

 

何か問題があるわけでもなく、これでも、いや

これが、良いじゃない。

 

そんなこともあるわけです。

 

これから先、

皆さんのことを思い、

あれが良い、これが良い

これはダメだ、あれはダメ

そんな話が、いっぱいあるかと思います。

 

その時、焦らず、怖がらず、落ち着いて

自分にとっては??

 

それをベースに信頼できるセラピストに相談してください。

そのときに

情報に右往左往するようなセラピストはあてにしないでくださいね。

その情報が自分にとってどうなのか、ちゃんと考えてくれるセラピスト

そんなセラピストを探してください。

見分け方は簡単です。

手技を受けるだけでなく、いろいろと話をしてみると良いですよ。

とてもよく分かります。

 

会話の中で、押し付け気味のセラピストか?

ちゃんと個別性を考えてくれるセラピストか?

 

多分皆さんにとって本当に大切なことは、

自分にとって、一番のセラピスト選び

これが最も大切です。

そんなセラピストが見つけられることを願っています。

 

皆さんが、今この瞬間、本来あるべき状態で、自分らしく大切な時間が過ごせることを願い、

 

諸事情があり、今回これでこのブログを終わらせていただきたいと思います。

 

長きにわたり、もしかしたら混乱させることになっていたかも、、、

そんな不安もありますが、それでもお付き合いいただき

皆さんには感謝しかありません。

 

本当に、ありがとうございました。

 

深謝