いつの日か
目指すようになった
山奥や海底は
案の定
遠い場所に逃げ込んでいるだけで。
目をつぶってでさえ
風景が見えてるその場所は
君と訪れた、今は覚えていない旅先で
いや、思い出せれば思い出せるさ。
ただ、
もうあなたに会えることはない。
ただそれだけで
いろんな場所をわざとらしくでいいから
自分をごまかすためだけでいいから
道を間違えていたい。
それを
あなたが見ているようで
遠くからみて
ばかみたいと言ってくれそうで
その何秒か向こうには
手を繋いで次の場所へ向かっていて
それが毎日だったから。
なにかそういう癖がついているのさ。
だから、
まだ精一杯
あてずっぽをする。
その見て見ぬふりをし続けている
あなたといたその風景は
いつも本当に涼しくて
空を見上げれば木漏れ日になっていて
緑があり
外に出ればいいのに
部屋の中から二人ずっと窓から覗いで
人が前を通るのを感じ
自分たちがずっとそこにいるのを
確信していた。
そこは
真夏でも
涼しげで
じっとしているのに
揺動的で
きっとそこの時間は
まだそのままの形で残っているから
安心して
あれから瞬きを何万回した今も
わざとらしく
それと違う場所に行ったり来たりする
だから
今は精一杯、幸せになる
だから
今年も山を登り
自転車で果てまで行って
海の底に潜るのだ。
あなたがそれを忘れて
ぼくもあたまが壊れても
いつか
そ
こには
ふたりで
あえる
とても懐かしくて
心地いいから
ずっとそういうことにしておきたいんです

