入院生活2日目。

まだ母乳はでない。
直に吸ってもらえず、
まだ保護器をつけて、空の保護器を子供は吸い続けていた。
一日何度も授乳はある。
何度も何度も子供は空の保護器を吸い続けた。


母乳の量を計るために、
他のお母さんは
赤ちゃんの体重を計り、母乳を与える。
そしてまた計り、
その誤差が大体の母乳量だ。


私は母乳を与えられていないので体重を量らなくていいと言われた。


そうかそうかー!そりゃそうだよなー!

元気に答える。
明るく答えた。
自分は傷つく必要はない。
努力しても出ないのだから。
そう自分に言い聞かせる。



昨日とは違う助産師さんだった。優しい。
それだけで気持ちが楽だった。どうやらローテーションらしい。
いつあの助産師に当たるかビクビクしていた。


本題の義父だが、
私は自分の旦那と高校生から10年付き合い、
三年後に授かった。

義父とも私は学生服を着ている頃から仲良くして頂いていた。

そんな気心知れた義父が面会に。

第一声が「おっぱいでてるんだべ?」

傷ついた。
こんなにも傷つくものかと驚きもあった。
怒りはなかった。
出ていない自分が全て悪いと思った。

嘘をついた。「出てるよ」と。笑顔で言った。

一滴も出ていないなんて言えなかった。

側にいた旦那は母乳が出ていないのに嘘をついた私を察して、
そんなすぐ出ないんだって!と言ってくれた。

母乳が出ることがそんなに重要なのか?

答えはきっとyesなのだろう。

だけど私は出ない。仕方がない。

義父がいる間、
口角をあげ、声を高くし、目を細めて、
ニコニコした仮面を着けてるようだった。



義父と旦那が帰ったあと、
初めて病室で泣いた。

声を出さずに泣いた。





これを読んで下さったマタニティの奥様を持つ旦那様、親族の方々、


どうか子供が生まれたら、
母乳のことには触れず、
お疲れ様だったねと。言ってあげて下さい。



言ってはいけないワードは
「母乳出てるの?」
「顔が似てないなー」ですよ。


ただおめでとうと言ってください。

嫌がられる行動は
いきなり子供に頬擦りしたりベタベタ触ったりしないで下さいね。
きちんと手洗いして、マスクして面会に来て下さいね。


10か月お腹の中で守っていた子供が
生まれた途端に
風邪や病気を移された日には、
退院しても子供の顔見せて貰えませんよ!



そして私は後から知るが、
母乳が最初から出ない人は結構一定数いるということ。

しかしそれを私は知らなかった。
産科の先生も、看護師も助産師も、産む前に保健師さんにもあったが、
誰も教えてくれなかった。


私はビラを作って産科の入口に貼っておきたい。
「生んでも母乳は最初から出ないよ!」
「親御さんや親族の方は母乳のことはタブーだよ!」
「出なくて当たり前!母乳がでて安定するのは100日かかるよ!」
と。

いつかやりたい野望である。



おっと私の毒親については次回にー

子供はまだ寝ていますねー❗

読んで頂いてありがとうございました!