おとといから通勤の時にDolphin のアルバムを聴いている。




Dolphin は僕が音楽を発表する際に用いている名前だ。




これまでにDolphin 名義でシングルを3枚、アルバムを1枚発表してきた。




来年の3月でDolphin 名義の活動は終わりにする。




僕にはもう必要ないからだ。








ゼロに戻るために必要な行動をしなければならない時がある。




僕にとってDolphin としての活動はまさにそれだった。







過去にやり尽くせなかった自分のやりたかった音楽をとことんやって消化すること。




過去に認められなかった自分の音楽をとことんやることで世界に復讐しようとしたこと。




それによって過去の自分の音楽を証明すること。








それまでの人生でこれらのことを消化できずに抱えてきたものだから、その反動で僕の中には過剰な自信と膨れ上がった万能感みたいなものが形成されてしまっていた、




それが現実の僕の時間軸やサイズとだいぶズレてしまっていた。




だから僕はそれをゼロの地点に戻す必要があったのだ。







Dolphin として音楽を発表してきた期間、それに対して自覚的だったわけではない。




今振り返ってみると分かることだ。




だけどアルバムのタイトルに「未来に戻る」とつけているあたり、多分無意識にそのことが分かっていたのだろう。








これはよく妻と話すことなんだけど、まっさらな純粋な表現ができる人というのはゼロ地点にいる人だ。




それは実はすごく運がいいことだと思う。




少なくとも僕は自分のそういった「過去から持ち越してきた負債」みたいなものを精算しなくてはならなかった。




そうすることでようやく純粋な音楽の表現の舞台に立つことができた。




いや、「負債」というと言葉が悪いな。




これは言い換えるなら「夢」だ。




叶えられなかった自分の夢。




とことん付き合ってあげられなかった自分の夢。







夢というのは本当に素敵で素晴らしいものだけど、その逆に本当にやっかいで恐ろしいものであるって僕は知っている。




叶えられなかった夢・とことん付き合ってやらなかった夢は、その後の人生の色々な場面で生きる邪魔をする。




中途半端に付き合った夢は、いつまでもいつまでもストーカーのように付きまとう。




なんか生きづらい‥と考えてふと後ろを振り返ると、不完全燃焼の夢が必ずそこにいる。




それを知っている。




だから夢を描くならとことん付き合わないととんでもないことになる。




僕のように自分の人生の立ち位置が現在と乖離してしまって苦しむことになる。




僕はそうなってしまったからゼロに戻る行為をしなければならなかった。




言わば夢を中途半端にしたままの代償を払ったのだ。




そしてそれは今も続いている。








僕にとってDolphinを始めて音楽をすることは再び自分の夢に向き合うために必要な行動だった。




だから純粋に音楽をしたくて始めたわけではないんだ。




夢を中途半端にしたままあの時まできたことのツケを払うために始めたということができるかも。




それでも。




僕が作ったDolphinのアルバム「未来に戻る」は、とても純粋な音楽アルバムでとても良いアルバムに仕上がっていると思う。




楽曲はどこを取ってもポップだし、僕が昔やり尽くせなかったUKロックへの情景が再現されていると思うし、ギターはいい音だし、歌詞も結構しみる。




だから僕がDolphin を通して表現した音楽は間違っていなかっと思うし、Dolphin をしたことも無駄じゃなくて必要なことだったと思うんだ。




今の僕にもうDolphin という名前は似合わない。




なぜなら少なくてもDolphin を始めた時に比べて音楽に対して純粋だし前向きだし、現実の場所に立っているからだ。







今、自分のアルバムを聴いていて思うこと。




僕はようやく今この場所に立っているということ。




そして。




あの頃の僕のように、中途半端に付き合ってしまった夢に生きる邪魔をされている人がいるとしたら。




Dolphin の曲が響くのではないかということ。




Dolphin の音楽はそんなゼロ地点に戻ろうとしている人にとって意味のある音楽なんじゃないかなと思う。




アルバム「未来に戻る」を、すべてのそんな人に捧ぐ。












10月の終わりに横浜でライブをしました。




YOKOHAMA CITY MUSICのTwitterにNozomi Watanabe が!



 

 

 

 

現在サラリーマン&ギタリストとして音楽活動をしているNozomi Watanabe 。

 

 

 

2021年10月29日開催のYOKOHAMA CITY MUSIC開催のライブに出演しました。

 

 

 

それを記念して

 

 

 

Nozomi Watanabe Music Activity Support Fund

 

 

 

を立ち上げました。

 

 

 

ギタリストとして・音楽家としてのNozomi Watanabe の活動支援金を広く募集いたします。

 

 

 

いただいたご支援金は音楽活動に使用させていただきます。

 

 

 

Nozomi Watanabe Music Activity Support Fund 

 

 

 

は以下の3プランよりお選びいただけます。 

 

 

 

Nozomi Watanabe Music Activity Support Fund【500円から】

 

 

 

 

 

Nozomi Watanabe Music Activity Support Fund【3000円】

 

 

 

 

 

 

 

Nozomi Watanabe Music Activity Support Fund【神】

 

 

 

 

 

 

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音楽レーベル

 

 

 

the nontarou records 

 

 

 

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