長年に渡ってギターと付き合ってきた経験から、ついにギターレッスンを始めました。
https://thenontarou.stores.jp/items/5f51f2848b9c6224e226a65f
mikke版はこちらから。
というわけで、ギターの上達法…というか、楽しみ方を人生にからめて書いていきたいと思う。
めっちゃ久しぶり!
随分間が空いてしまって、このシリーズはフェイド・アウトしそうだったけど復活だ。
さて。
最近、楽曲制作の傍らコピーに勤しんでいる。
おれが現在挑戦している曲はコレ。
↓
まだ「クリーム」を結成する前の若かりしエリック・クラプトンが、ジョン・メイオール率いるブルース・ブレイカーズと演奏した曲。
「HIDEAWAY」は原曲はフレディ・キングというブルースマンの曲。
クラプトンはメインリフや曲中の特徴ある箇所は割としっかり再現している。
でもやはり随所に見られるフレージングセンスとかニュアンスは、当時新進気鋭のギタリストであったクラプトンならではのキラリと光るものがある。
この演奏は1966年発表のアルバムに収録されているんだけど、この当時クラプトンはまだわずか21歳!だということが驚きだ!
今聴いてみてもギターのフレージングだけに限らず、テクニック、ギター音色など、まったく色褪せず普遍的に響いてくる。
まさに今に通じる普遍的なロックギターの教科書と言える。
ギタリストなら絶対聴いておかなきゃならない!と鼻息荒くおれは思う。
で、話は戻ってその「HIDEAWAY」をコピーしている。
何年ぶりかに「真面目」にコピーしている。笑
「HIDEAWAY」はアドリブだったらなんとなく一曲通して弾けるんだけど、ずっとそうやって弾いてきた結果‥
なんか飽きた。
自分の手グセとか引き出しとかに飽きた。笑
クラプトンの「HIDEAWAY」をちゃんと聴いてみると、いかに自分の「HIDEAWAY」が「なんちゃってHIDEAWAY」か分かった。笑
て言うか、もうね、全然「HIDEAWAY」じゃない。笑
おれってすぐに「なんちゃって」に走る傾向があるから、いつも原曲とかけ離れていっちゃう。笑
だからこれを機に、ちゃんとコピーして弾いてみようって思ったのね。
んで弾き始めてみると分かったんだけど、
コピーがめっちゃ面白い!
本当に久しぶりにコピーっていうのをやってみたけど、本当面白い!
弾けなかった箇所が弾けるようになったり、原曲と同じフレーズを弾いてみるってことが、本当に楽しいのよ。
んで、やっぱりコピーしてみて分かったけど。
おれの手グセには無い指運の箇所が結構ある。(これは多分クラプトンの手グセだと思うけど)
コピーすればするほど、そういうフレーズとかニュアンスが自分の指に染み付いていくようですごく勉強になる。
あ、ここでこのフレットを弾くんだ?みたいな感じ。
本当、ギターの勉強になる。
これを当時21歳のクラプトンが弾いたと考えると、ホント脱帽もの。
ロンドンの地下鉄の駅の壁に「CLAPTON IS GOD」って落書きされたのは有名な話だけど、この落書きの意味がすげー分かるって言うか。
んで。
おれはクラプトンと同じ21歳くらいの頃にはもうオリジナル曲をやるバンドを組んでいたから、当時次第にコピーに興味を失っていたんだよね。
コピーよりオリジナル曲の方が楽しすぎたから。
それにおれは当時からもう結構ギター上手かったから、周りに
「おれはもうコピーから学ぶもの無い」
みたいなことを言ってた。笑
マジ傲慢。笑
んで、そのくらいの頃から真面目にコピーってしなくなって今に至るんだけどさ。
ここにきてコピーの重要さを再認識&痛感しています。
やっぱりね、偉大な先人のギタリストが残してくれた足跡を真似るってのは、とっても大切なこと。
ギター教本の指づかいの練習なんかしてる暇があったら、せっせとコピーした方がいい。
コピーすることは、偉大なギタリスト達の素晴らしいギターフィーリングを自分の中にインストールすること。
そのフィーリングは、最初はコピーという形で自分の指に染み付いているだけかもしれないけど、いつか絶対に自分のものになる!
自分の手グセに落とし込む日が絶対くる。
だからコピーをしっかりやるのって、本当に大切なことです。
毎晩毎晩、家事が終わった後、おれは作業部屋にて「HIDEAWAY」を死ぬほど繰り返し弾く。
洗い物で魚臭くなった手で弾いたものだから、ネックが魚臭い‥。
そして毎日通勤中、「HIDEAWAY」を一曲リピートして聴く。
このブログシリーズでも書いている通り、ギターフレーズを口で言えるくらいにならなければ、コピーはできないから。
https://ameblo.jp/thenontarou/entry-12651595999.html
とにかく聴きまくる!
口ずさめるまで!
そしてそれもまた楽しかったりするんだけど。
というわけで、「なんちゃって」ギターはやめて真面目に曲をコピーしよう!
って話。
このアルバムで「HIDEAWAY」は名演奏だけど、他にも素晴らしい名演奏が沢山聴ける。
まだ聴いたことがない方は是非聴いてみて!
あ、ちなみにチェット・アトキンスの「ミスター・サンドマン」への挑戦はただ今挫折中です‥。笑
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