長年に渡ってギターと付き合ってきた経験から、ついにギターレッスンを始めました。
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というわけで、ギターの上達法…というか、楽しみ方を人生にからめて書いていきたいと思う。
今日は、エフェクターについて書こうかな。
エフェクターというのは、ギターとアンプの間にコードでつないでギターの音色を変化させるアイテムだ。(これを「エフェクターをかける」と言う。)
演奏しながらエフェクターのスイッチを足で踏むことで、ギターにエフェクターをかけることができる。
ギターとアンプの組み合わせによる「生」の音にエフェクターをかけると、とても沢山の豊かな音が得られる。
代表的なものだと、オーバードライブとかワウペダル、ディレイ等がある。
オーバードライブ
↓
俺はエフェクターが結構好き。
俺が影響を受けたギタリスト、ストーン・ローゼズのジョン・スクワイアもローゼズ初期の頃は沢山のエフェクターを使用していた。
でもね、エフェクターの話になると、頭のカタいギタリストは
エフェクターを使用する以前に、基本のギタースキルを磨かなきゃダメだ
と言ったりする。
だが俺はそんなことは無いと思う。
そういう「順番」みたいなものは本当にくだらない発想であって、ギターを楽しんで上達する機会を奪う。
そもそも
基本のギタースキルを上達させてからエフェクターを使えなんて誰が決めたんだ?
ある程度ギターが弾けるようになる
↓
エフェクターを使う
この「順番」って誰が決めたんだ?
そうなのよ。
当然、そんな「順番」など無い。
極端な話、ギターを始めた時からエフェクターを使用していたって何の問題も無い。
ギターに決まりは無いのだ。
なぜなら、ギターは遊びだから。
遊びに「順番」のような決まりをつくると、どんどんつまらなくなる。
それにエフェクターを使用することは、実は自分のギタースキルを上達させることにもつながる。
自分の経験として分かる。
エフェクターを使用して弾くと、コピーしたいギターの雰囲気が出たりして弾いていて楽しい。
そうすると、気分がのってきてどんどんギターが弾けるようになる。
不思議なもので、ギターというのは自分のテンションに比例してどんどん上達するものなのだ。
それからそれから。
ギタースキル=「本当」のギタースキルと思うのは間違いだ。
例えばさ、女性って化粧するでしょ?
女性の顔って、化粧もひっくるめてその人の顔のわけじゃん?
必ずしもスッピンってわけじゃないじゃん?
だって日常的な顔は、スッピンより化粧している顔の方が多いわけだからさ。
そういう時に、
「いやいや、スッピンこそがあなたの本当の顔ですよ」
とか言わないじゃん?
そういうの、くだらないじゃん?
同じように、メガネを日常的にかけている人の顔は、メガネをひっくるめての顔だ。
メガネを外している顔じゃないでしょ。
ギターもそれと同じなんだよね。
エフェクターを使用するギタリストのギターっていうのは、そのエフェクターもひっくるめてのものなんだよね。
だって、そのエフェクター無くしてはそのギターはあり得ないんだから。
そういう人に
いやいや、まずは基本のギターを上達させようよ
エフェクターがかかったギターは、「本当」のギターじゃないから
とか言うのはナンセンス。
つまり
エフェクターの音色もひっくるめて、本当のギタースキルだと思え!
ということ。
確かにエフェクターは時にギタースキルの「足りない」部分を補ってくれたりする。
ギターの弾けない部分を誤魔化したりしてくれる。
そういう部分はある。
だけど、
それの何か悪いのだろう?
そもそも、ギターをきちんと弾けなきゃ駄目って誰が決めたんだろう?
ギターをきちんと弾けないと楽しんじゃ駄目なんて誰が決めたんだろう?
ギターはテストじゃないし、競争でもない。
心から楽しんで弾ければそれでOKなのだ!
エフェクターを使用することで、弾けない部分が弾けたように感じて楽しめるなら、なーんにも問題無いのだ!
だから、エフェクターひっくるめて、そのギターが本当の自分のギターだと思って楽しもう!
それこそが自分の本当のギタースキルだと思って楽しんじゃえ!
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